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大判三国志④孫策の野望  [本]

「大判三国志④孫策の野望」を読みました。

大判 三国志 4

大判 三国志 4

  • 作者: 横山 光輝
  • 出版社/メーカー: 潮出版社
  • 発売日: 2017/04/25
  • メディア: 大型本

横山光輝のマンガ三国志。

曹操は帝を李傕や郭汜から守る。そのとき許褚は大活躍。そして曹操は都を許昌へ移そうと考える。曹操は「二虎競食の計」をブレーンの荀彧から提案される。腹を空かせた2匹の虎の中に餌を投げ込むと本性を現し1匹は倒れもう1匹は傷だらけ。劉備に国が正式に徐州の太守を認める代わりに呂布を殺せと密命を出せば、もし劉備が失敗しても呂布が劉備を討ってくれると考え、曹操はそれを実行。しかし劉備はそれが帝の命でなく曹操の命令であると見抜き、義に厚い劉備は頼って来た呂布を切ることなどできなかったため、この計は失敗に終わる。次に荀彧は「駆虎呑狼の計」を提案。豹(袁術)に向かい虎(劉備)をけしかけ虎穴を留守とし、この留守を狼(呂布)が狙う作戦。南陽の袁術の元に「劉備が南陽を攻めとりたいと帝に許可を求めてる」、劉備の元に「南陽の袁術は朝廷の命に従わないところあり、早々に兵を向け南陽を討つべし」との遣いがそれぞれ遣わされる。謀であることがわかっている劉備は勅命である以上断れず、張飛を留守番にして南陽に向かう。しかし留守番役の張飛は劉備との約束を破り酒を飲み、曹豹がそれを指摘すると曹豹を殴り、殴られた曹豹は呂布のところへと走る。呂布は袁術から劉備を討つよう頼まれていたのでこれ幸いと張飛を討とうとするが、張飛は劉備の元へ走って逃げた。結局劉備たちはまたも領土を持たない流軍になってしまう。呂布は袁術から約束の金品を貰えず劉備の首を捕ってくれば約束の品を渡すと言われ怒り心頭。ブレーンに劉備を仲間にした方がいいという案まで出る。劉備はそのまま呂布が治めてくれたらいいと引き下がる。

孫堅が手にした玉璽を孫策が引き継ぎ、孫策は袁術に玉璽を渡しその代わりに兵3千と馬5千を貸してもらう。江東の二賢人である張昭と張紘に会いに行き味方につけ、湖族も味方につけ揚州の長官、劉繇を討つ。空になった零陵城をのっとり、孫策が死んで葬儀をすると嘘の噂を流して奇襲をかけ劉繇を追いやる。劉繇に仕えていた太史慈を孫策が気に入り部下にする。3日の間に3千の兵を作って戻るという太史慈を信頼しその通りにさせると約束通りに3千の兵を引き連れて戻って来た。

あるとき東呉の徳王の弟、厳与が使者としていくと孫策は首を刎ねて送り返す。徳王は城を出て孫策に襲われると王朗のところへ行った。王朗は孫策と戦うことを考えるが、部下の仲翔は孫策側につけという。しかし王朗は籠城し長期戦の構えだった。結局江南江東81州は孫策が治めることになる。孫策は当時借りた兵馬を返す代わりに玉璽を返してほしいと袁術に言う。袁術は孫策を攻めるより徐州の呂布と小沛の劉備を攻めるべきと考え始める。呂布は劉備に招待状を送り劉備はその招待を受けるが、張飛は呂布に不信感で一杯。張飛は馬を買い漁るときに馬を盗んだりもしていたがそれはもともとは劉備の馬であると思ってのことだった。張飛と呂布が一戦を交えるが決着つかず。劉備は許昌へ行き曹操のもてなしを受け、曹操のとりなしで帝から豫洲の長官に任命される。曹操はまた呂布にも平東将軍の称号を与える。曹操は董卓亡き後、政府を牛耳っていた李傕将軍や郭汜将軍たちの残敗兵を討ちに宛城に行く。

二虎競食の計とか、駆虎呑狼の計とか、初めて聞く計。こういう計は一体いくつ位あるのだろうか?と思った。孫策の活躍はそれほどドラマではなかったのでこのマンガでは新鮮でした。

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2023-12-14 19:20) 

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