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大判三国志⑥劉備の秘計  [本]

「大判三国志⑥劉備の秘計」を読みました。

大判 三国志 6

大判 三国志 6

  • 作者: 横山 光輝
  • 出版社/メーカー: 潮出版社
  • 発売日: 2017/06/24
  • メディア: 大型本

横山光輝のマンガ。

董承と友人の王子服は2人で血判書を作る。劉備は天子の密詔を見せられ劉備も血判書に名を連ねる。曹操が劉備を呼び一緒に酒を飲む中、自分と劉備だけが英雄だと語る。公孫瓚が袁紹に滅ぼされると公孫瓚に恩義のある劉備は、袁紹と袁術の合体を阻むため曹操に軍を借りて出兵することに。袁術は移動していたが、強盗に襲われ劉備たちの追撃もあり食料や水もなくなり、最後村人にも水を恵んでもらうことができず袁術は亡くなる。劉備は徐州に行くと、曹操の命令で車冑が劉備暗殺を命じられており、陳登が関羽や張飛にそのことを知らせてくれ、関羽たちは張遼を名乗り曹操軍の旗を掲げ、車冑のいる徐州城を開門させ車冑を殺す。劉備は曹操を敵に回してしまったと思うが、陳登が袁紹宛の手紙を鄭玄に書いてとりなしてもらうように提言する。袁紹と曹操のにらみ合いの戦いが始まる。張飛が劉岱と戦い劉岱をつれて戻り、王忠と共に劉備が酒を振舞い曹操の機嫌も取る。曹操は荊州の劉表と襄城の張繍を外交で従わせる。

董承の気分がすぐれず名医の吉平を呼ぶと、二人が話す曹操を毒殺する話を董承の下男に聞かれてしまう。その話は曹操の知るところとなり、血判書も見つかり曹操暗殺に関わろうとしたもの一族は捕まり殺される。曹操は徐州へ戦を始める。劉備は袁紹に手紙で援護を求めるが袁紹は子供のことで頭一杯で戦に行く気になれず。劉備たちの徐州城も小沛城も陥落。下邳にいる関羽も追い詰められ関羽は仕方なく曹操に投降。関羽を気に入っている曹操は関羽を厚くもてなし赤兎馬を贈る。財宝を受け取らない関羽に劉備夫人に使ってほしいと言い財宝も関羽に贈る。劉備は命からがら袁紹のいる冀州に行く。袁紹側も曹操を討ちに行くが曹操側にいた関羽は袁紹側の顔良を討つ。関羽が曹操側にいたことが袁紹側に知られると、劉備は曹操と通じていると疑われる。

関羽が仕方なく曹操に投降。3兄弟が離れ離れになってしまいますが、離れ離れになることで余計にその絆の固さが浮き彫りになった感じです。村人にとってはいいリーダーでなかった袁術は水一杯も村人に恵んでもらえず亡くなってしまうというのも結構衝撃的なエピソードだった。袁術も子供のことで頭がいっぱいで政治に頭が回らない。これが天下取りを遠ざけているのが良くわかる。それぞれのエピソードがそうあってしかるべきと思わせるものなのが面白い。

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2023-12-21 20:02) 

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