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大判三国志⑤呂布最終章  [本]

「大判三国志⑤呂布最終章」を読みました。

大判 三国志 5

大判 三国志 5

  • 作者: 横山 光輝
  • 出版社/メーカー: 潮出版社
  • 発売日: 2017/05/25
  • メディア: 大型本

横山光輝のマンガ。

曹操のところに元は陶謙の家臣で今は呂布に仕えている陳登がやってきた。袁術の使者が曹操に切られたばかりだった。陳登の父の陳珪は袁術の家臣のところに行き袁術のところを離れるように忠告しに行く。呂布は袁術を討ちに行き関羽たちも駆け付け助ける。孫策のところに呂布を共に討とうと袁術から手紙が来る。帝からも袁術を討てとの手紙がくる。そして孫策は袁術を討つと決心する。孫策は曹操に手紙を書き、袁術を正面から攻撃してもらうよう依頼。曹操は出陣し劉備にも応援を頼む。

曹操は水害が酷い中戦い、兵糧が尽き始めると食糧担当長の王垢の首を刎ね彼が食料を盗んだ悪人に仕立てることで兵士たちの食糧への不平不満をそらす。その後曹操軍は3日以内に勝利を勝ち取る。その後張繍と劉表がたくらんでいるとの情報を得て南陽へ、張繍のいる宛城に向かう。曹操は喉の乾いている兵士に山を越えれば梅の林があり好きなだけ梅が食べられると兵士たちを鼓舞した。偽撃転殺の計(西門に防戦の力を注がせそのすきに古い東門を破ろうとする曹軍)に対抗して虚誘掩殺の計で張繍側は対抗。張繍のブレーンの賈詡が計を図り、曹操側はまんまと策を見破られたため曹軍は敗れた。曹操は袁紹が都を攻撃してるとの情報を得て急いで都に戻る。

袁紹は公孫瓚と争う中、曹操に兵糧と兵を無心してくる。曹操は軍需品を贈る。呂布は曹操と劉備が呂布を討つという密書を手に入れ呂布は劉備を討つことにする。一方劉備は曹操に援軍を頼むと、曹操は兵を出してくれ曹操軍と呂布軍が戦い、劉備軍と呂布軍が戦い、小沛は呂布の手に入ってしまった。劉備は一時行方不明となるが曹操に見つけられる。泰山の戦いでは呂布が曹操と戦う。曹操は劉備のために小沛を取り戻そうとしていた。曹操側では許褚を送り出し泰山を突破。陳珪陳登親子は曹操軍の不意打ちにあった徐州に戻る呂布を入れず締め出す。呂布は関羽や張飛と戦うも逃げる。呂布のブレーンの陳宮が「掎角の計」(鹿を捕えるごとき作戦で角を取り足を取る作戦で城外の曹操の後ろを叩く作戦)を呂布に言うが、呂布の妻に頼まれ呂布は外に出ることはなかった。劉備たちが城を取り囲み、呂布の娘と袁術の息子の縁談を劉備や曹操が阻止する。城の中では侯成が兵の士気を高めようと酒を振舞おうとしたが禁酒令を出してた呂布に罰せられると、侯成は赤兎馬に乗って曹操に投降する。場内では部下が呂布を捕え呂布の首を刎ね白旗を挙げたが、疑り深い曹操は動かない。呂布の槍を見せてやっと動き始めた。

曹操と劉備は陛下に会い、漢室の末裔である劉備に会い陛下は感激する。陛下主催の狩り大会で曹操が陛下の前で取った態度に関羽は怒りを表す。董承に陛下が玉帯を与えるが、その中には陛下の血書が入っていた。

曹操のいくつかの逸話で忘れられないのが、伯父を頼って行ってその家族に殺されると勘違いすると皆殺しにし、酒を買いに行っていたその叔父もあとから殺すと言うエピソード。そしてここに出てくる兵糧が無くなりつつあるときに、兵糧係の長は全く不正をしていないにも関わらず彼が食糧を横流ししているとでっち上げ彼の首を刎ねてしまうこと。この残忍さが彼を上にまでのし上げたけど、どうしても怖すぎて曹操にはついて行けないなと思ってしまうエピソードでした。呂布は劉備を裏切り、自分の部下だと思ってた親子に裏切られ最後は悲しい結末が…。呂布は劉備にもっと信頼を置いて振舞えば若くして亡くなることもなかったのにと思いました。

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2023-12-19 09:36) 

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