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ミラベルと魔法だらけの家 [ミュージカル・音楽映画]

アメリカ映画「ミラベルと魔法だらけの家」(Encanto)を観ました。

ミラベルと魔法だらけの家 MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2022/02/18
  • メディア: Blu-ray

2021年の作品。IMDb評価は7.2。ファンタジー、アニメ、ミュージカル。画像を観ていて中南米を思い出していましたが、コロンビアの奥地が設定場所とのこと。カラフルで色彩鮮やかで美しい。ラテンのノリの感じも楽しかった。

魔法が使えるミラベルの家族たち。山や教会を動かしロバを運べるルイーサ、花を咲かせるイザベラ、雲を発生させ雨を降らすことのできるぺパおばさん…。ミラベルだけが何の魔法も使えず悩んでいたとき、家に亀裂が入ってあることを発見する…。

メキシコの死者の日を扱ったディズニー映画「リメンバー・ミー」では思いっきりメキシコを思い出しましたが(しかもこの映画は格段良かった)、「ミラベルと魔法だらけの家」はミラベルが着ている刺繍のブラウスやスカートが何となくメキシコのメリダを思い出させました。メリダでは毎日のように街中で民族衣装を着て一般のメキシコ人が踊って観光客に踊りを披露していたからです。その衣装にとっても良く似ていました。また街並みも瓦屋根なので中南米のどこの都市とも言えるし、街の中心にソカロ(広場)があったりするのも、家が中庭を囲って作られてるのもその作りが懐かしかったです。とくにミラベルの家の中庭に面するベランダなんかもグアテマラのグアテマラシティで実際泊まった宿を思い出させました。ミラベルが持っていた刺繍のバッグはグアテマラのアンティグアのマーケットにでも売っていそうなバッグだったし、曜日ごとに市が立つエクアドルの北部の小さな村のマーケットにもありそうでした。森の中に立つ家はもしやグアテマラのティカル遺跡辺り?と勝手に想像しながら観ていましたが、結局この物語はコロンビアが舞台のお話だとわかり、中南米全域がとても雰囲気が似ているのでそれを区別するのは難しいなあと思いました。コロンビアは2~3週間で旅行しましたが、バスが発達してバス移動がとっても楽だったことや、3C(コロンビア、チリ、コスタリカ)のひとつで美人が多いと噂の国でしたが、基本白人社会(原住民があまりいない)だからじゃないかと言われてたり、あとは個人的にはボゴタの旧市街地が怖すぎて危険すぎて、ペルーのリマの旧市街地やニューヨークのハーレム地域と同じくらい歩いていて怖かった印象が残っています。今は果たして治安はどうなっているのでしょうか。街中ならどこでも老若男女みんな音楽に乗せて踊りだしたりするのも、中南米どこでもそうだったことも思い出しました。ラテンは楽しくていいなあと思います。色もカラフルで楽しすぎ。中南米を思い出させてくれたので観れて良かったです。naonaoお勧め度★★★★

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ムーラン・ルージュ [ミュージカル・音楽映画]

オーストラリア、アメリカ合作映画「ムーラン・ルージュ」(Moulin Rouge!)を観ました。

ムーラン・ルージュ [AmazonDVDコレクション]

ムーラン・ルージュ [AmazonDVDコレクション]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2019/06/19
  • メディア: DVD

2001年の作品。IMDb評価は7・6。ミュージカル。イギリスの作家とパリのキャバレー、ムーラン・ルージュの踊り子のラブストーリー。知っている曲がたくさん歌われて楽しかったです。パリのムーラン・ルージュでの華やかなショウビズの世界がキラキラでした。アカデミー賞2部門美術賞、衣装デザイン賞受賞、ゴールデングローブ賞3部門最優秀作品賞、主演女優賞、作曲賞受賞。

イギリスからパリのモンマルトルにやってきた小説家のクリスチャン(ユアン・マグレガー)はムーラン・ルージュの踊り子サティーン(ニコール・キッドマン)と恋に落ちる。しかしムーラン・ルージュの経営は傾いているため公爵からお金を多額に出資してもらっていて、トップダンサーであるサティーンをショーで使い、公爵は自分の女にしたいと願っていた。クリスチャンが脚本を書くインドのマハラジャとシタール奏者の間で揺れる女性の恋物語のショーも、お金持ちのマハラジャを蹴って貧しいシタール奏者に走るという結末が気に食わなく、マハラジャと結ばれる結末を要求するが、本番ではクリスチャンも飛び入り参加してシタール奏者と結ばれる結末に。そしてカーテンコールが鳴りやまない中、サティーンは息を引き取る…。

パリのムーラン・ルージュに在ってインドの物語やアルゼンチンタンゴを踊ったりで国際色豊か。ムーラン・ルージュに実際に出入りしていた画家のロートレックも出てきたり、妖精役にカイリー・ミノーグが出てきたのもお楽しみでした。その上数々のお馴染みの曲がこれまたとても良かったです。サウンド・オヴ・ミュージック、マリリン・モンローのDiamonds Are a Best Girl's Freind、マドンナのMaterial Girl、エルトン・ジョンのYour Song、天国と地獄、ビートルズのAll You Need Is Love、ウィングスのSilly Love Song、ホイットニー・ヒューストンのI Wll Always Love You、マドンナのLike A Virgin、ポリスのRoxanne、クイーンのThe Show Must Go Onなどなど。ショウビズの世界がとても煌びやかでまぶしかった。そこに若き日のニコール・キッドマンとユアン・マグレガーの悲恋の物語。良かったです。naonaoお勧め度★★★★★


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ピノキオ [ミュージカル・音楽映画]

アメリカ映画「ピノキオ」(Pinocchio)を観ました。

ピノキオ

(ディズニープラスで配信中)

2022年の作品。IMDb評価は5・2。映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」や「フォレストガンプ」のロバート・ゼメキス監督作品。童話ピノキオの実写版でファンタジー映画。トム・ハンクスがゼベットおじいさん役で出演してます。夢のある世界で映像も綺麗。ピノキオもメチャクチャ可愛くて、さすがディズニー作品だと思いました。

良く知っているピノキオの話ですが、おじいさんに作られて人間になりたいピノキオ。嘘をついたら鼻が伸び、最後は鯨の頭のてっぺんの水を吐くところからピノキオが飛び出してきたのは覚えていたけど、細部を全然覚えていず。オオカミの誘惑で見世物小屋に売り飛ばされたり、子供だけが集められて好きなだけご馳走を食べて好きなだけものを壊して憂さ晴らしできるキラキラ輝くプレジャーアイランドに行って、ロバの耳にもなってロバの尻尾もついて最後は鉱山に連れていかれるとか…こんな話だったかなあ?と記憶がかなり曖昧な中、不思議な気持ちで見入ってました。最後の鯨も鯨でなく海のモンスターみたいな生き物でちょっと違和感あったけど…。でも楽しかったです。

壁に掛けた仕掛け時計にたくさんのディズニーキャラクターが出てきて、演出がかなり憎かったです。子供がとっても喜びそう。おじいさんがトム・ハンクスだと全然わからずに観ていて、途中で調べてトム・ハンクスとわかりました。また「星に願いを」(When You Wish Upon a Star)が、このピノキオのテーマ曲だったことをこの映画を観て初めて気づきました。おじいさんがピノキオを人間の子供にしたいという願いを星に願って、ピノキオに魂が宿った場面があり、そこでこの曲が流れてはたと気づきました。そしてピノキオが松でできていて、松はイタリア語でpinoといい(英語もpine treeというし)そこからピノキオという名前であることも知りました。勇敢で正直で思いやりのある人間目指して奮闘するピノキオ。ピノキオがキュートで映像も美しくてファンタジー感いっぱいでした。naonaoお勧め度★★★★

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ウエスト・サイド・ストーリー [ミュージカル・音楽映画]

アメリカ映画「ウエスト・サイド・ストーリー」を観ました。

ウエスト・サイド・ストーリー ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

ウエスト・サイド・ストーリー ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2022/05/18
  • メディア: Blu-ray

2021年の作品。IMDb評価は7.2。スティーブン・スピルバーグ監督が1957年の同名ミュージカル、また1961年の同名ミュージカル映画をさらに映画化。Tonight,Maria,America,I Feel Prettyなど馴染みの曲が懐かしく、 50年代らしい雰囲気がプンプンで楽しかったです。衣装の色彩も華やかで、踊るその動きそのものが秀逸なカメラワークと共に目を楽しませてくれました。

ナタリー・ウッドとジョージ・チャキリスの映画「ウエスト・サイド物語」を実はちゃんとは観ていないのですが、初めてイギリスに行ったときロンドンで舞台を直に観ています。中学生のころから何故かウエスト・サイド・ストーリーの曲の入ったカセットテープを持っていて、このミュージカル曲は学校の音楽の時間にも習い、耳にとっても馴染みがあるので、こうして映画を観ると尚更親しみを持って観ることができました。

現代版ロメオとジュリエット。ニューヨークに住むプエルトリコ人のグループと、ポーランド系白人のグループの若者たちの縄張り争い。パーティーでプエルトリコ人のマリア(レイチェル・ゼグラー)と白人のトニー(アンセル・エルゴート)は一目惚れし愛し合うも、二つの仲たがいする敵同士の戦いは避けることができず、トニーはマリアの兄をはずみでナイフで刺し殺し、マリアの兄の親友によってトニーは銃で撃たれ亡くなるという悲劇が起こる…。

マリア役の高校生のレイチェル・ゼグラーはオーディションでその役を見事勝ち取り、ゴールデングローブ賞のミュージカル部門主演女優賞を受賞してます。またトニー役のアンセル・エルゴートはどこかで観た顔だと思っていたら、「きっと、星のせいじゃない」に出ていた俳優さんでした。日本のドラマに出演したために日本語を猛烈に勉強し、今や結構流暢な日本語をしゃべる親日家のようでした。ディズニープラスで配信中のドキュメント「サムシングズ・カミング:ウエスト・サイド・ストーリー」ではインタビューの中で、「写真家の父が撮ったバーンスタインの写真が飾ってあって誰だろうといつも思っていた」とか「ウエスト・サイド・ストーリーの舞台となった高校に通っていた」というのだからウエスト・サイド・ストーリーに本当に縁があり、選ばれべくして選ばれたのだなあと思いました。またマリアの兄の恋人アニタ役のアリアナ・デボーズ、先ごろ観た「ハミルトン」にも出ていて、この「ウエスト・サイド・ストーリー」では真っ黄色な素敵なドレスに身を包んで圧巻のダンスを披露していました。本当に素晴らしいの一言に尽きる。ナタリー・ウッドの「ウエスト・サイド物語」でアニタ役だったリタ・モレノがスピルバーグ監督に直々にお願いされてドグの未亡人役になり、新旧アニタ役のアリアナとリタがお互いプエルトリコ人としてアニタ役を演じられたことを喜んでいる対談の様子もドキュメンタリーで見られました。このスピルバーグ版ではたくさんのプエルトリコ人の俳優を使っており、現代により合わせてLGBTQ問題も扱っています。やはりミュージカル映画は楽しいなあと思いました。naonaoお勧め度★★★★★

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ハミルトン [ミュージカル・音楽映画]

アメリカ映画「ハミルトン」(Hamilton)を観ました。

ハミルトン

(ディズニープラスで配信中)

2020年の作品。IMDb評価は8・3。ブロードウェイ・ミュージカル「ハミルトン」の映像化。トニー賞11部門、グラミー賞、ピューリッツアー賞、ローレンス・オリビエ賞など数々の賞受賞。リン・マニュエル=ミランダが主演、制作、脚本、作曲、作詞を担当。臨場感あってとても素晴らしかったです。生に勝るものはないでしょうが、映像であっても久々の本格的なミュージカルはやはりいいなあと思いました。

アレクサンダー・ハミルトンの生涯にスポットを当てるミュージカル。アメリカ合衆国の憲法の草稿に携わり建国の父の一人ともいわれる彼。両親は幼い時に亡くして孤児となり、戦争に行き、弁護士となり、代議士となり、そして憲法を作り、財務長官になりますが、その間三姉妹の次女イライザと結婚して息子が生まれ、自分の浮気により夫婦仲が悪くなったときに息子が銃で撃たれ亡くなり、郊外に引っ込むことに。大統領の有力候補にまで上り詰めていたのに、この浮気スキャンダルですべてが水の泡となり、最後は銃での決闘で命を落とします。ワシントンやジェファーソン、ジョン・アダムズも出てきます。このミュージカルでは、「他の建国の父のことは話題にしても、一体誰がこのハミルトンのことを語るだろうか?」と高らかに歌い上げてます。このミュージカルによって、ハミルトンの名前は一気に全米でも有名になったようです。

音楽がいろんなジャンルのいろんなテンポの音楽で良かったです。また歌詞が韻を踏んでいてそれがまた素晴らしい。ネイティブならもっと楽しめるだろうなと思いました。一人一人の出演者の歌唱力も半端なく、実力者揃い。本当に素晴らしいの一言に尽きる。このミュージカルがブロードウェイで実際に行われていた時、NBCやCNNのニュースを観てるとよくこの「ハミルトン」のミュージカルがニュースになっていたことを思い出しました。またニューヨークに行ったときブロードウェイで「キャッツ」「オペラ座の怪人」「ミス・サイゴン」など観たことを思い出しました。naonaoお勧め度★★★★★[王冠]

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