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チャーミングガールの試写とキムジスの挨拶 [韓国映画]

韓国映画の「チャーミングガール」を観てきました。

この映画にはおまけがついていて、監督・脚本のイ・ユンギと主演女優のキム・ジスが来日し、舞台挨拶がありました。

監督・脚本のイ・ユンギはジョークを入れて話し、とてもおもしろかったし、女優のキム・ジスは遠くから見ましたけど、やっぱりきれいでしたね。今までドラマにしか出ていず、この映画は彼女にとっての初の映画出演だそうです。

肝心の映画は私的にはいまひとつでした。というより秀作ですが、私好みの映画ではなかったです。

坦々としたOLの日常生活を描き、セリフがあまりなく、静かな世界が強く残る印象の映画でした。過去のできごとが日常にフラッシュバックして思い出され、それによって主人公の彼女が結構つらい過去を持っていたことが、わかります。これは辛かった過去を手放し、再生する物語なので、明るい未来を最後には予兆させますけど、結構シリアスで日常そのものが描かれてるので、現実の重みみたいなものがそのまま存在して、かなり地味な出来の作品で、大きく感動したり笑ったり泣いたりという映画ではなかったです。

とはいえ、繊細に、みずみずしく描かれてるので、見る価値は十分あるでしょう。それに、ベルリン国際映画祭NETPAC賞、釜山国際映画祭最優秀新人作家賞、シンガポール国際映画祭主演女優賞、青龍賞新人女優賞、サンダンス映画祭コンペティション招待作品となってます。


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