舞いと踊りの宴(西田舞踊団公演) [観劇・踊り・イベント・ライブ]
セリオン杉並で、西田舞踊団の公演による「舞いと踊りの宴」~ウズメ踊りからエイサーまで~を見てきました。
アマテラスが天岩戸に隠れて世界に光が無くなったとき、アマテラスを除く八百万(やおろず)の神、つまり7,999,999の神々が相談し、アメノウズメがその岩戸の前で踊り、ちらりとアマテラスが岩戸から覗いたとき、アマノタジカラオが力ずくでアマテラスを岩戸から引き出し再び世界に光が戻った、という日本書紀の神話を元に、踊りが始まりました。
その後、神に捧げる踊りの神楽(おかめひょっとこ、しし舞い)から青森のえんぶり踊り、落語のじゅげむや般若心経による踊り、出雲の阿国の歌舞伎踊り、秋田音頭などの盆踊り、沖縄のエイサーと踊りが続き、その間、落語家の古今亭菊輔さんが司会進行で踊りの簡単な流れをおもしろく解説し、幕となりました。
その中で印象的だったのは、神様に捧げる歌・踊り「神楽」の神の字は、示す辺を取ると「申」になり、これが暦で使う「サル」であるため、神楽から「申楽」=「猿楽」になったということ。また「申」は上下の出っ張った縦棒を取ると「田」になり、つまりは「申楽」=「猿楽」は「田楽」になったとのこと。神楽も申楽(=猿楽)も田楽も、もともとは同じもの、というのが印象的でした。
創作ダンスであったものの、よく出来たユニークな舞と踊りの宴でした。
いろいろと勉強になります。神話の世界って面白いんですよね。日本人のルーツがそこにあるんですものね。
田楽猿楽から世阿弥、観阿弥の能へと発展していったと聞いております。その辺りから思想が入っていくようです。
by はるかぜ (2006-11-19 11:32)
神話にゆかりのある場所を訪ね歩くのも楽しいだろうなあと思ってます。
神話をちゃんと読んだことないので、これを機会に読みたいです。
by naonao (2006-11-19 22:25)
kenjiiさん、訪問、nice!ありがとうございます!!
by naonao (2006-12-10 21:33)