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クライマーズ・ハイ / LIVES「Dear My Hero」 [日本映画 賞受賞]

「クライマーズ・ハイ」を一ツ橋ホールにて観てきました。
映画公式サイト:http://climbershigh.gyao.jp/
キャストは堤真一、堺雅人、尾野真千子、高嶋政宏、山崎努。1985年8月12日にあった日航機墜落事件を通して、地元の新聞社の記者たちの人間模様を描く、横山秀夫の小説を映画化したものです。新聞記者の熱い思いやそれぞれの立場の相違から来るぶつかり合い、スクープ記事をものにしようと奮闘する記者たちが描かれていました。
残念だったのは録音がうまくいっていないせいか、俳優たちのセリフがうまく聞き取れずまるで外国映画を観てる気分だったこと。字幕でもつけてほしいくらいでした。また編集・カットも何となくお粗末でブツブツ切れる感じでした。それが狙いであったのかどうかはわかりませんが、そこがちょっと気になりました。
横山秀夫の作品は以前「半落ち」を観ましたが、「半落ち」では県警、地検、新聞社などを描き、今回の「クライマーズ・ハイ」では新聞社を描いて、それぞれの職場の抱える問題点やそこで働く人たちの熱い気持ちがそれぞれ伝わってきました。しかしながら仕事人間で新聞記者としてガンガン働いていた堤真一が演じた記者の私生活は寂しいもので、子供とは全く疎遠で仲が良くなく、でも人生ってそんなものだなあと思いました。
「クライマーズ・ハイ」のテーマ曲を元ちとせが熱唱しています。
クライマーズ・ハイ (文春文庫)

クライマーズ・ハイ (文春文庫)

  • 作者: 横山 秀夫
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 文庫
蛍星(初回生産限定盤)(DVD付)

蛍星(初回生産限定盤)(DVD付)

  • アーティスト: 元ちとせ
  • 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
  • 発売日: 2008/07/02
  • メディア: CD
半落ち (講談社文庫)

半落ち (講談社文庫)

  • 作者: 横山 秀夫
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: 文庫

また今週は中野・ザ・ポケットにてLIVES「Dear My Hero」を観てきました。
こちらは劇で、名もないボクサーたちの物語でした。最初はちょっと堅かったけれどだんだん笑いも入って最後のほうは笑わせて泣かせてくれるという私の好きなパターンになっていました。青春をボクシングにかけ、でも花開かないボクサーたちの人生をちょっぴり哀しく、切なく、面白く描いていました。ダブルブッキングあり、お茶の講座のおばさまたちがあり、引退試合あり、ガウンのリングネームのミススペルあり、失恋あり、親との和解あり、応援団あり・・・・とちょっとドタバタ。楽しかったです。
関連ホームページ:http://www.lives.cc/kouen.shtml

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コメント 8

nomame

扱っているテーマからして
ぜひ観に行きたいとおもっているんですけどね。
制作上に問題ありなのかな?

by nomame (2008-05-31 18:18) 

miffy

クライマーズハイ、前にN○Kでドラマ化したのは見た事があります。

by miffy (2008-05-31 20:21) 

duke

クライマーズ ハイ、文庫本を買ってずっと机の横になりますがまだ読んでないんです。読んでみようかな。
by duke (2008-05-31 23:33) 

たいちさん

クライマーズ・ハイは、堤真一さん他いいキャストであるという事と、テーマが好きな物ですので、機会あれば観たいと思っています。
by たいちさん (2008-06-01 22:52) 

Betty

小説を読みながら心拍数が上がるほど感情移入し、NHKドラマのDVDを見て熱くなった作品です。
主人公を堤さんが演じるというので観てみたい作品です。
燃えるような熱い男として演出されているのを心から願っています
その辺は、どうでしたか?@@
by Betty (2008-06-05 12:55) 

naonao

>nomameさん、いつもありがとうございます。
音声が実に悪かったです。セリフが聞き取りにくかったのは何とも残念でした。

>miffyさん、いつもありがとうございます。
テレビでもどうやらドラマ化されてたみたいですね。きっとそれとも全く違ったものになっていたかもしれませんね。

>dukuさん、ありがとうございます。
文庫本買ったのですね。是非この機会に読まれたらいいですよ!

>たいちさん、いつもありがとうございます。
堤真一はやはりALWAYS三丁目の夕日の鈴木オートの社長役が一番当たり役だった気がしますけどね。

>Bettyさん、ありがとうございます。
確かに記者に命を懸けてるような役どころでした。映画とDVDと比較してみるのも面白いかもしれませんね。

>Krauseさん、toshiさん、りゅうさん、xml_xslさん、くろたさん、いつもnice!ありがとうございます。


by naonao (2008-06-05 21:14) 

バラサ☆バラサ

音悪かったですよね。特に高嶋兄は、何を言っているのかまったくもって判りませんでした。丸の内TOEIなどという古い映画館だからなおさらでした。

作品としては、堤とエンケンの関係が素敵でした。最後に示したエンケンの信頼に応えられなかった堤ときたら・・・
by バラサ☆バラサ (2008-08-08 22:45) 

naonao

>バラサ☆バラサさん、いつもありがとうございます。
本当、この時代この音の悪い映画ってあるんですね。びっくりです。いい作品なのに残念でした。

by naonao (2008-08-11 20:26) 

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