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ただ君だけ [韓国映画]

韓国映画「ただ君だけ」を観ました。


ただ君だけ Blu-ray

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2016/02/17
  • メディア: Blu-ray


2011年の作品。純愛映画。IMDb評価は7・8。泣ける映画との評が目立っていたのでトライしました。最後の20分間くらい。泣けます。号泣。淡々と物語が進んで、本当に自然な仕上がりの映画でとてもよかったです。


チョルミン(ソ・ジソブ)はボクサーを辞め、配達業務と駐車場の集金業務のアルバイトをしています。そこに目の不自由な昔から会社帰りにテレビを観に寄るジョンファ(ハン・ヒョジュ)が寄っていきます。集金業務のアルバイトを最近辞めたおじさんだと思って話しかけ、食べ物など渡すジョンファ…。二人は距離を縮め、同居します。目の手術を受けて目が見えるようにすることをジョンファに勧めるチョルミン。そのために、危ない試合をタイで行うことを引き受けます。ジョンファが目の手術を進めて視力を回復する中、チョルミンは試合に勝つものの大金を奪われ、命まで奪われたかと思われました。2年もの月日が流れ彼が亡くなってしまったのかと思いきや、彼は生きていて二人は再会します。しかしながらチョルミンにはジョンファがわかってもジョンファにはチョルミンがわかりません。チョルミンは顔にあざができ、体もボロボロで入院していました。病院にボランティアで来ていたジョンファはチョルミンのマッサージをします。そして街中でまた出くわします。今度は二人がかつて飼っていた犬がチョルミンに向かって吠え出します。ジョンファが開いた店に彼が既に訪れていて、店に戻っても犬は鳴きやまず、思い出の夜来香を買い、カメを持って行ったとわかり、それが彼だとやっとピンと来たジョンファは駆け出し彼を探します。そしてやはり思い出の川に行ったとき、そこに佇んでいるチョルミンを見出すのです…。


2年間の彼の行方不明のあと、二人の再会の場面から涙が止まりませんでした。チョルミンは声を出さず、自分から名乗りを挙げません。カラダがボロボロで足まで引きずり、2年も彼女を放っておいたのでそのまま身を引くつもりだったのでしょう。この映画はチャップリンの「街の灯り」をモチーフに作られた映画だといいます。とっても良くできている映画でした。二人の暗い過去なんかも繋がってもいて。また「THE K2」に出てたチャン議員(チョ・ソンハ)や「ヒーラー」に出てたアジュマ(キム・ミギョン)やヒーラーの師匠(オ・グアンロク)もこの映画に出てきてなんか嬉しくなりました。


恋人のどちらかが目にハンディがあるという映画だと日本映画の「解夏」を思い出します(さだまさし原作、大沢たかお主演でした)また日本ドラマの「愛し君へ」を思い出し(菅野美穂主演、藤木直人出演)、特にドラマは号泣したなあと思い出しました。この韓国映画「ただ君だけ」が女性の視力は戻り二人が再会してハッピーエンドなのに比べ、日本ドラマ「愛し君へ」は男性の目の視力がどんどん失われていくという決してハッピーエンドではないので余計に泣けた記憶があります。


週末ちょっと観て泣くのにお勧めです。またこの映画、日本で三木孝浩監督によってリメイクされ「君の瞳が問いかけている」が近々公開のようです。三木孝浩監督映画は結構好きで「僕等がいた」「陽だまりの彼女」「ホットロード」「アオハライド」「くちびるに歌を」など観てきましたが、最近は全然観ていないなあと思いました。これを機会にまた観たいなあと思いました。


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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2020-10-23 21:09) 

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