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花束みたいな恋をした [日本映画 恋愛]

日本映画「花束みたいな恋をした」を観ました。

花束みたいな恋をした 通常版 [DVD]

花束みたいな恋をした 通常版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2021/07/14
  • メディア: DVD

2021年の作品。IMDb評価は7・1。脚本家坂本裕二のオリジナル脚本。二人の男女の5年間を描く。映画公開時に評判高かったので気になっていました。たくさんのドラマや映画の脚本を手掛ける坂本裕二さんのセリフが冴える映画でした。そう言えば彼が脚本書いたドラマ「愛し君へ」や「最高の離婚」がとっても好きだったなあと思い出しました。

学生時代から付き合い始めた麦(菅田将暉)と絹(有村架純)。好きな本も映画も音楽もゲームも履いてる靴も布のバッグも趣味が同じで、知り合ったばかりの頃は終電になるまで夢中になって話して意気投合して。そのまま同棲生活に入り卒業してもアルバイト生活を続けるも、麦も絹も正社員として働くようになるとお互いがすれ違い、趣味も共有できなくなっていきます…。

一緒にいられたらそれだけでも幸せという時から、時が経つにつれ倦怠期が訪れそして別れる…。友人の結婚式の後に寄ったファミレスで、麦と絹の二人は別れ話をしようとお互いに既に心では決めている。それなのに麦はこのまま結婚するのもいいじゃないかと真逆のことを提案し始め、絹はそれに応じず首を縦に振らない。その近くには可愛いカップルがいて(女の子は清原果耶ちゃんが演じてました)自分の好みの本が相手も好きで読んでいて再会できたことをまるで運命の様に思っていて、喜々として恥じらいながら話している。そのカップルを観て麦と絹は自分たちの出会った頃を思い出し涙して…。こちらもつられて泣けました。男女の出会いと別れがこのシーンにギュッと詰まっていると思いました。二人は結局別れを選択し、違うパートナーを見つけます。

仲がいい時はポンポンとキャッチボールのように会話が弾み、それがいつしか一つの事柄に対して二人がそれぞれに思うことが違くなり、その心情を吐露するセリフがこの映画では絶秒で素晴らしかったです。辻仁成と江國香織が男性側からと女性側からのそれぞれを書いた小説「冷静と情熱のあいだ」(Blu) 「冷静と情熱のあいだ」(Rosso)や「右岸」「左岸」を思い出しました。男女の見方はそれぞれ違くて映画では端的にスパッと表現されてましたが。また5年間にあった出来事、例えば渋谷パルコが閉店したり、スマスマが終わったりとその時々の出来事が盛り込まれてるのも面白かったです。

菅田将暉くんと有村架純ちゃんの演技が自然過ぎて全然演技してるように見えないのがあっぱれでした。

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2021-08-28 00:16) 

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