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ロマンスは別冊付録 [イ・ジョンソクLeeJongSuk李鍾碩]

韓国ドラマ「ロマンスは別冊付録」(Romance Is a Bonus Book)を観ました。


2019年の作品。IMDb評価は8・1。イ・ジョンソク主演。ロマンチックコメディ。長い間観たいと思っていましたがやっと観れて嬉しいです。イ・ジョンソクくんが可愛い年下男子を彼が大ファンであるウォンビンさんの奥さんイ・ナヨンさん相手に演じていて実にキュートでした。どこまでが演技でどこまでが素のイ・ジョンソクくん!?って感じで。

ウノ(イ・ジョンソク)が小学生の頃、交通事故から自分の代わりに身を投げて救ってくれたダニ(イ・ナヨン)。その頃からの20年以上の付き合いで、ダニが結婚して離婚してもその間ずっとウノはダニが好きでした。でも年上のダニは年下のウノを弟としか観ていません。離婚し仕事を見つけるときに全く雇ってもらえないため大卒の学歴を偽って高卒で応募し、やっと合格できたのがウノが勤める出版社でした。ウノは若き頃から作家として華々しくデビューしている売れっ子作家で、住まいのないダニはウノと一緒に暮らし始めます…。

イ・ジョンソクくんのドラマらしく、このドラマもラブロマンスだけでなく社会性のあるドラマでした。今回は女性の社会進出に関わることがテーマでした。ダニはやる気も実力も社会性もあるのに、7年の主婦歴がブランクと見なされる社会で50社以上の会社から断られます。そこで高卒として雑用係のようなポジションで応募するのです。それでも編集者として興味があるダニは事あるごとに自分のコピーを上司に見せたり、上司が子供の病気で休むときピンチヒッターとして読書会の司会役をうまくこなしたり、コンテストがあれば応募したりしながら実力を発揮。少しずつ認められていきます。ただ途中で学歴詐称がバレて離職。最後は彼女の実力を認めてくれた会社が彼女を引き戻してくれ、それ以来学歴、年齢、性別など実力さえあれば不問という会社の規定見直しがあり、ウノとダニの二人の仲も公にするというハッピーエンドでした。

本の大好き感が溢れるドラマなので、たくさんの本からの引用や人生を本に例えたり、物事を本を用いて説明したりするセリフがあちこちにありました。夏目漱石が「好き」という代わりに「月が美しい」を用いていて実際にウノがダニに「月が美しい」と語る場面があったり、シェークスピアやセルバンテスが4月23日に亡くなったのでドラマの中の有名作家が4月23日と本の題名にしたのはもうこれ以上書かない、筆を折るということだと推理したり、作家と共に読書会が開かれたりと面白かったです。また本屋や図書館、出版社の仕事場で本がたくさんある場面も加わり、最後の止めは毎回ドラマのラストに語られるウノやダニの日記みたいな文章。これがまた素敵な言葉が綴られ良かったです。考えてみれば、先日観たソ・ガンジュンくん主演の「天気が良ければ訪ねて行きます」も田舎の本屋の話で読書会が開かれ、たくさんのお話が紹介され、ドラマの中でまた別の話が引用され、ドラマの最後に毎回ヨンソプのブログの文章が語られていたので、ちょっとこのドラマと読書愛溢れることでは似ていました。ドラマの雰囲気は全く違うけれど何だか本が読みたくなる、いい本に出会いたくなる、そんなドラマでした。

トリビア的にトッケビカップル演じる「真心が届く」の宣伝が出てきていたのが、楽しかったです。また「サイコだけど大丈夫」のカン・ギドゥンさんとパク・ギョヨンさんのお二人がカップルでキュートなお笑いを届けてくれてました。「W~君と僕の世界」でイ・ジョンソクくんに片思い役だったチョン・ユジンさんがここでもまたイ・ジョンソクくんに片思い役だったのが何とも切ない感じですが、彼女は「30だけど17です」や「おごってくれる綺麗なお姉さん」でも仕事がバリバリできるキャリアウーマン役でそういう役がとっても似合っているなあと思います。

イ・ジョンソクくんは観てるだけで癒しなので、これからも観ていきたいです。naonaoお勧め度★★★★★

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2021-08-26 00:05) 

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