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薔薇とチューリップ [イ・ジュノLee Junho李俊昊]

日本映画「薔薇とチューリップ」を観ました。

薔薇とチューリップ 通常版 [DVD]

薔薇とチューリップ 通常版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • 発売日: 2019/10/02
  • メディア: DVD

2019年の作品。IMDb評価は6・9。イ・ジュノ(2PM)が一人二役で日本映画初主演。漫画家の東村アキコがジュノのための映画化を前提に書き下ろした原作マンガをもとに製作された映画。主題歌はジュノ自ら作詞作曲したもの。前半はマンガのような軽いタッチで可笑しく後半はシリアス。結構テンポよく観れ、俺様系クールなジュノと子犬系可愛いジュノの両方が堪能でき楽しかったです。

ローマ皇帝ネロから名前を取り、薔薇をイメージした画家として活躍してきたネロ(イ・ジュノ)は、日本での個展のために来日しますが、仕事に嫌気がさし一人で温泉旅館にやってきます。すると自分と全く同じ顔をした留学生で温泉大好きなデウォン(イ・ジュノ)と出くわし、彼と入れ替わってもらえないかお願いします。お互いがつかの間、他人の人生を演じることで本当の人生を取り戻し、何が大切かを見出していきます。タイトルの「薔薇とチューリップ」はネロがもともとチューリップが好きだったのにチューリップの絵が下手だとけなされチューリップに嫌悪感を抱くようになり、薔薇好きの皇帝ネロのイメージでやっていくのですが、実はネロには秘密があり今まで描いてきた絵はすべて、温泉旅館の一人娘の父で画家が描いたものの盗作でした。それをすべて買い取り燃やすことで、新スタートを切りもともと好きだったチューリップも描くようになります。また何も持っていず全然自分に自信のないデウォンは、好きな温泉で働くことを決心します…。

旅館の仲居さん演じるふせえりさんがコミカルでおかしかったです。ジュノが一人二役を演じ、険しい苦悩の表情をする俺様ジュノと自分に自信が持てない子犬系の可愛いジュノが観られてそれだけで満足でした。さすがジュノのために作られた映画のことはあります。温泉旅館の一人娘(谷村美月)とのラブコメなのかと思っていたけど、展開が全く違っていてそれはそれでまた良かった。

1年以上前にたまたまNHKのあさイチを観てたとき、東村アキコさんがゲスト出演。彼女は2PMの誰かのファンで、その彼を日本映画に出すことはできないだろうかと模索してたら、意外とできそうだと思いやってみたという話をしてました。当時2PMはテギョン位しか知らなかったので2PMの誰かまでは認識してなかった。ただただ東村アキコさんのそのガッツ、熱量に感心して話を聞いていたのですが、ドラマ「ただ愛する仲」を観てジュノがわかると、彼の演技をもっと観たいと探していたらこの映画を見つけました。そして気づきました。東村アキコさんがあさイチで語っていたのは、ジュノのことだったのだと。そして映画とはまさにこの映画のことだったのだと。繋がっていた。何だか不思議。そしてとっても嬉しい。そういう意味ではこの映画、私にとっては大切な一本です。


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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2021-09-17 15:26) 

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