色男ホ・セク

韓国映画「色男ホ・セク」を観ました。

色男ホ・セク [DVD]

• 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
• 発売日: 2020/11/04
• メディア: DVD

2019年の作品。IMDb評価は6・0。イ・ジュノ（2PM)主演。男性妓生と両班の娘の悲恋の物語。前半は軽いラブコメタッチですが、後半は一変してシリアスムードとなりちょっぴり泣けました。ジュノ観たさに観た映画です。

妓房に育ったホ・セク（イ・ジュノ）は経営危機にある妓房を立て直すため、自ら男妓生となることを決心。宣伝で一気に繁盛し始めたとき、美しい女性へウォン（チョン・ソミン）と出会い彼女にアプローチするのですが、彼女には彼女を気にかけている幼なじみの男性（コンミョン）がいました…。

ジュノの本領発揮という感じで、女性を集めその前で真っ青な衣で舞を舞って楽しませる様子がさすが2PMだものね、と感心しました。歯の浮いたようなきざなセリフをたくさん言って好きなへウォンを口説く様が面白かったです。妹のような存在の女の子が妓生になり、好きな男性と正式に結ばれないことを悟って自殺したのを観て、セクが荒れ狂うように烈女堂（夫亡きあとも貞節を守り抜くため後を追って表彰された女性たちを祀った場所）に火を放ち、その後捕まりへウォンの訪問を受けたとき「一度でもほんの少しでも私を愛したことがありますか」と聞かれて、顔を見せずに「女性に甘い言葉を掛ける男妓生だから、これまで誰も愛したことなどない」と噓をつき涙を隠してセクが答えます。許されない身分違いの恋でした。それから年月が経ち年老いたセクが若し日のへウォンを描いた絵を、お遣いの若い女性が籠に乗っている年取ったへウォンのところに持ってきます。タイ語でかつて「ポムラッククン」と彼女はセクにささやかれその意味を尋ねたとき「きれいだ」という意味だと言われたのを思い出しています。しかし実はその言葉が「愛してる」という言葉であることを、若い遣いの女性の説明で知ります。セクとへウォンは遠くから田舎ののどかな風景の中で、その姿をお互いに眺めているラストでした。

「プロデューサー」「30だけど17です」「またオ・へヨン!?」で強烈な演技をしてたイェ・ジウォンさんが妓房の女主人役でしたが、いつも彼女がコミカルで可笑しいのでどんな演技をしても何となく笑ってしまいました。またコンミョンくん、あちこちで活躍してて（「タンタラ」「ハベクの新婦」「華政（ファジョン）」「ピョンヒョクの恋」など）期せずして観てますが、たくさん目にするので結構親近感あります。お気軽に観る分には楽しい映画でした。ジュノが観たくて私は観てるので余計にこの映画が素敵に見えてますが、そうでない人にはこの映画はもうひと押しかもしれません。

コメント 2

韓国映画は見たことがありません。TVでも。
TVドラマの「冬ソナ」と「チャングク」には嵌まりましたけど。

ごめんなさい。以下わたくしごとです。
拙ブログを訪問頂きありがとうございます。
コメント欄の表示設定が知らぬ間に「受付/承認後表示」に変わっていました。(+｡+)ｱﾁｬｰ｡
普段は「ログインユーザーのみ」に設定しているのですが。。。
今はカキコできる状態になっています・・・。
by U3 (2021-09-19 13:03) 

>nice！をいただき、皆様ありがとうございます。

>U3さん、コメントありがとうございます。
韓ドラは観だすと中毒になります。私はこのコロナ禍で韓ドラを観始めました。「冬ソナ」ブームのころは何回か観ただけで映像が美しいからきっと観たら嵌るだろうなということだけはわかりましたが、それ以上は観ませんでした。まあ観だすと時間がほぼ韓ドラに割かれるので危険です(;^_^A
by naonao (2021-09-21 13:04)