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名もなき野良犬の輪舞 [韓国ドラマ]

韓国映画「名もなき野良犬の輪舞」(The Mericeless)を観ました。

名もなき野良犬の輪舞 [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: 株式会社ツイン
  • 発売日: 2018/10/03
  • メディア: Blu-ray

2017年の作品。IMDb評価は6.7。ハードボイルド、ノワール映画。韓国国内でたくさんの賞を受賞。イム・シワンくんが出てるので観ました。ストーリー展開が面白かった。イム・シワンくん、やはり演技うまいと思いました。

服役中のジェホ(ソル・ギョング)は新しく入って来た囚人ヒョンス(イム・シワン)に助けられ、二人は急速に仲良くなる。人を信じないジェホはヒョンスを信じ、出所後自分の所属していた密売組織にヒョンスを誘うと、ヒョンスはジェホの組織に入るのだった…。 ヒョンスは警察官で実は潜入捜査官として刑務所に入ったのでした。

徐々にヒョンスとジェホの間に友情が芽生え信頼をお互いが置くようになった時、ヒョンスはジェホに自分が警察官であることを告白します。告白した後、ジェホもヒョンスもお互いがお互いを信じるのか裏切るのか、そのギリギリのところで動きます。それが結構面白かった。またヒョンスの母が交通事故で亡くなるのですが、そのひき逃げ犯が信頼を置いていたジェホであり、裏切られた気分になるヒョンス。最後ヒョンスは護衛してくれた警察官の仲間をジェホに殺させるままにし、自ら警察の上司を殺し、ジェホも殺す衝撃的なラストでした。ジェホは既に自分の親分的存在も殺し、その甥も殺し、ヒョンスに呼び出されヒョンスと共に歩もうとしていたのに。

潜入捜査官というと香港映画「インファナル・アフェア」、ディカプリオの映画「ディパーテッド」、日本ドラマ「ダブルフェイス」を思い出します。「ディパーテッド」より「インファナル・アフェア」のほうが断然良かったし、映画より尺が長い分ドラマ「ダブルフェイス」のほうが良かった記憶があります。この3つはやくざの中に入ってという設定、「インファナル・アフェア」をベースに作られた話でだいたい同じ話なのでこの3本と安易には比べられないけれど、この映画「名もなき野良犬の輪舞」は良くできてるけどハラハラドキドキ度がこれらに比べると劣っているような気がする。 それでも怖かったのは潜入捜査官としてヒョンスと一緒に活動した警察官が亡くなると、警察官の経歴でさえ抹消されたこと。ヒョンスの経歴も一時そうなりかけて「ただの犯罪者として記録が残るだけだ」と、上司が話しているのが怖かった。たぶん「ダブルフェイス」でも「ディパーテッド」でも「インファナル・アフェア」でもそこが一番怖かった点は変わらなかった気がする。

出演者がイム・シワンくんが出てた「ミセン」の悪い上司役の人たちや、「恋はチーズ・イン・トラップ」の悪い先輩役の人で固められていて、顔馴染みがたくさん出てました。ヒール役はどこに行ってもヒール役なのかと思いました。naonaoお勧め度★★★★

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2023-02-25 11:19) 

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