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黒馬物語 [イギリス映画]

イギリス映画「黒馬物語」(Black Beauty)を観ました。

黒馬物語 [VHS]

黒馬物語 [VHS]

  • 出版社/メーカー: バンダイ・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1988/09/21
  • メディア: VHS

黒馬物語(DVDはなし、VHSのみ)

1970年の作品。IMDb評価は5・4。イギリス女流作家アンナ・シュウエルの同小説の映画化。この小説を基に「黒馬物語」は1921年、1946年、1970年、1994年と何度も映画化されている。飼い主を転々としながら最後は元の飼い主のところに戻って来る黒馬ブラックビューティの生涯を描く。最初の馬主のマーク・レスターがとにかく可愛い。「小さな恋のメロディ」が今一度観たくなりました。

子馬が生まれ喜ぶジョー(マーク・レスター)は、父親からはその子馬はジョーのものだと言われブラックビューティと名付け、子馬が成長すると毎日この馬に乗り大切にしていた。ジョーたちが住む農場主が亡くなりその子供の代になると馬の扱いが粗い2代目の農場主はジョーの馬を取り上げる。そして事故死。馬は乞食かジプシーのような人の手に。その後馬の取引をしている男の手に渡り、サーカス団のマリーが手に入れる。別のサーカス団の悪者たちとのいざこざで馬は悪者を一蹴りして殺したが、マリーの父はこの馬が危険すぎると手放す。ちょうど来ていたウィリアム卿に譲ることにすると娘のアンが馬をもらい、馬に乗って恋人ジルベーズ中尉のもとへ。その後まもなくジルベーズ中尉は戦争でインドに渡ることになり、アンは彼にこの馬を贈る。ジルベーズ中尉がそこで戦い亡くなると残った仲間たちが酒代の代わりに馬を売る。馬は飲み屋から炭鉱に売られ炭を街中に運んでいるときに炭鉱夫にいじめられている様子を、大きくなったジョーが見てその場でお金を払いその馬を引き取る。ジョーと父は農場主になっていた…。

人から人へとこの馬が手に渡る様が、スピルバーグ監督の映画「戦火の馬」を思い出させました。この「黒馬物語」を基に書き換えたのかと思ったくらいですが、「戦火の馬」には原作があり別物だと知りました。「戦火の馬」はかなり感動作だったように記憶してますが、こちらの「黒馬物語」は結構淡々としていて、大きくなったジョーが戻って来たブラックビューティを喜んでる様子がなかったです。でも農場の風景やら、サーカス団での様子、森の中を走ったり、戦場で活躍したり、重い炭を街まで運んだりと風景が色々変わって楽しく、特に最初のマーク・レスターが出ているシーンは「大草原の小さな家」の男の子版でイギリス版を思わせる感じでした。それがとっても良かった。4回も映画化され2回もアニメ化され、この物語は愛されているのだなあと思いました。naonaoお勧め度★★★★

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2023-03-23 15:41) 

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