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大判三国志⑫龐統の誤算  [本]

「大判三国志⑫龐統の誤算」を読みました。

大判 三国志 12 (希望コミックス)

大判 三国志 12 (希望コミックス)

  • 作者: 横山 光輝
  • 出版社/メーカー: 潮出版社
  • 発売日: 2017/12/25
  • メディア: 大型本

横山光輝のマンガ。

曹操に邪けんな扱いをされ少し侮るとむち打ちまでされてしまう張松は、曹操を見限り荊州にいる劉備に会いに行く。すると劉備は丁重にもてなしてくれる。劉備は蜀を奪う気がなく劉璋とは同じ漢室の流れを汲んでるから余計だと話す。張松、法正、孟達の話し合いで蜀を任せるなら劉備がますますいいと決め、劉璋に報告する。そして法生が劉備に出兵を頼みに行く。荊州に諸葛亮が残り、襄陽に関羽、江陵に趙雲、江辺四郡は張飛が守った。遠征軍は龐統を軍師に5万の精鋭。

劉璋が宴を開くと張松と龐統に劉備は劉璋の首を捕ったらいいと進言されるも劉備は却下。そのため部下たちが剣舞を舞い劉璋の首を狙うも劉備の鶴の一声でこれも止めさせた。張魯が葭萌関を攻めてきたため劉備も出陣をする。

孫権は劉備がいない間に荊州を狙おうとするも、劉備に嫁いだ妹のことを母に言われ母に反対される。そこで母が重体との嘘の手紙を妹に出し、呉に戻ってくるよう促す。孫権の妹は子供の阿斗を連れて出ようとするが趙雲に見つかりまた張飛もちょうどやって来て二人に説得されるが身投げしようとしたため阿斗だけが取り上げられ、彼女だけが呉に逃げた形となった。曹操が呉を襲ってくるも孫権は逆に夜襲をかけ曹操は逃げる羽目に。その上大雨が降って撤退する。呉は劉璋に手紙を出す一方、漢中の張魯にも手紙を出す。劉備は兵と兵糧を劉璋に求めるが劉璋は渋ってほんの少ししか出さないため、龐統が3つの策を劉備に授ける。成都を落とすこと、蜀の将軍2人を殺し涪水関を占領すること、兵を率い荊州を固めることだった。

張松の兄の張粛が張松のところに訪ねてくると劉備に書いた密書を盗まれていた。その後張松は殺される。高沛と楊懐の2人の将軍が劉備を暗殺しようとするが逆に首を捕られる。そして涪水関を占領した。紫虚上人が蜀の将軍のところに立ち寄るとその運命を観てもらう。「定まれる業は逃れられぬ」と言われていた。劉備の部下の黄忠と魏延が仲たがいしていたが、黄忠の矢で魏延は命拾いする。捕まえた捕虜たちも帰りたいものは帰していて冷苞を捕えたが無血で城を渡せば重用すると約束した劉備は一度冷苞を帰したが、彼は後にまた背いたのでその時には首を刎ねた。

低地に陣を張った黄忠と魏延の陣は、堤防決壊で湖の底になることを気づかずにいたが、それを劉璋の部下であった永年が指摘してくれ助かる。龐統が北の秘密路を進み、劉備が南の間道を進み雒城に出る計画を立てる。龐統は出発前に落馬すると劉備から白馬を借りて乗った。龐統の道号が鳳雛で、落鳳坡というところに差し掛かったときに嫌な予感に襲われる。敵の矢が当たり龐統は36歳で亡くなってしまう。劉備は気落ちし関平に諸葛亮が来るよう伝言する。その頃諸葛亮は七夕に流れ星である破軍星を観て凶報があると予想してたところだった。

劉備は諸葛亮の援軍を待っていたが、夜襲を掛ければ援軍が来た時たやすく成都を取れると言われ夜襲を掛けたが、それは誘引の計であった。劉備は逃げるとちょうど厳顔を捕えた張飛が来て張飛に助けられる。厳顔は捕まえられた呉蘭と雷同2人の将軍を天下万民の平和のために働いている劉備に協力するよう口どく。呉懿も捕まり劉備の部下になる。張飛は張任におびき寄せられ趙雲が援護する。張任を生け捕り口どいても劉備に下らないためやむなく首を捕る。劉備は金雁橋の傍らに碑を立て弔った。その後劉備は法生に劉璋宛に手紙を書いてもらうが交渉は決裂。錦竹関に駒を進める。李厳を捕えて部下にし錦竹城も取る。蜀は漢中に助けを求めると漢中でお世話になっていた馬超が立ち上がり、葭萌関で張飛と馬超が戦う。

龐統も亡くなる。わざと劉備の代わりを買って出たような形での死だった。残念。せっかく慣れ親しんだと思うとすぐに人が亡くなってしまうこの三国志。諸行無常の世界。

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2024-01-25 10:25) 

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