今夜、ロマンス劇場で [日本映画 恋愛]
『今夜、ロマンス劇場で』映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)
- 出版社/メーカー: ムビチケ
- メディア: Video Game
脳内ポイズンベリー [日本映画 恋愛]
「脳内ポイズンベリー」を観ました。
脳内ポイズンベリー スペシャル・エディション(Blu-ray2枚組)
- 出版社/メーカー: 東宝
- メディア: Blu-ray
ドラマ「失恋ショコラティエ」の原作者と同じ原作者の水城せとなの原作と知って、観てみたいと思っていました。しかも神木隆之介くんが出ていて、他にも役者さんが揃っていたので結構期待してみました。あれこれと脳内が暴走しながら恋愛が進んでいくのがとっても面白かったです。そして主人公いちこ(真木ようこ)が最後は好きな彼氏、早乙女(古川雄輝)を振って自分の道を進んでいく結末がとっても清々しかったです。
脳内会議が笑えました。ポジティブな石橋(神木隆之介)はどこまでもポジティヴで弾けていたし、ネガティブな池田(吉田羊)は嫌味な思考回路が冴え、瞬間にときめいたり嬉しかったりするハトコ(桜田ひより)は単純さが可愛く、書記係の岸(浅野和之)は銀行員みたいで、それらを取りまとめる議長吉田(西島秀俊)は眼鏡をかけた風見鶏で、そのキャラが強烈でした。
ラブコメなので肩の力を抜いて観ていられます。どの役者さんたちも芸達者。最後は結構シリアスに「誰が好きかでなく、自分が誰と一緒にいるのが好きなのか?(それが大切)」というフレーズが心に響きました。
神木隆之介くんの演技を久々に観ましたが、やっぱりいいなあと思いました。
MIRACLE デビクロくんの恋と魔法 [日本映画 恋愛]
「MIRACLE デビクロくんの恋と魔法」を観ました。
MIRACLE デビクロくんの恋と魔法 Blu-ray 通常版
- 出版社/メーカー: 東宝
- メディア: Blu-ray
山下達郎の「クリスマス・イブ」の詞をモチーフにし、中村航の小説を映画化。クリスマス映画です。大好きなクリスマスのスタンダードナンバー”Christmas song”や”Have yourself a merry little Christmas”も使われていて観終わったあとはほんわかとした暖かい気持ちになりました。
光(相葉雅紀)と杏奈(榮倉奈々)とソヨン(ハン・ヒョジュ)と北山(生田斗真)の4人の恋物語。光は漫画家志望の書店の店員。サンタクロースの裏の顔を持つデビクロくんというキャラクターを使って定期的に本音を書いている。光の幼馴染の杏奈は光のそばに住んでいて、オブジェを作るアーティストの卵。杏奈は光に長年淡い恋心を抱いているのですが、ある日、光が思い描いていた運命の女性と出会ったというので、彼の恋の応援をすることに。しかも運命の女性とは杏奈の仕事仲間の照明アーティストのソヨンだった…。
時々デビクロくんの漫画が飛び出して、いろいろ光に忠告のような含蓄ある言葉を発するのが良かったし、デビクロくん自体がキュートで癒されました。また相葉くん演じる光が何とも心優しくお人よしでまっすぐなので、それが元々の相葉くんのイメージにダブっていてとっても好感が持てました。このキャラは相葉くんをおいて他に演じることができないでしょうと思えるくらいに彼にピッタリ。はまり役でした。杏奈の気持ちに鈍感すぎて光のセリフに笑えるシーンもあったし、小さな女の子に教わって運命の人が見つかるおまじないを光が真剣にやるシーンが何かとってもほのぼのしたし、ミスタードーナッツのロゴがクローズアップされて光がドーナッツを食べるシーンが笑えたし、いろいろ突っ込みどころも満載だったけど、この映画は光=相葉くんの性格の良さそれだけで、半分以上成功している映画だと思いました。相葉くん、結構やるじゃん、と思いました。彼のこういう心優しい役の映画ならまた観てみたいです。ほのぼのしていて癒される。ちょっとにわか相葉ファンになってます。
また相手役の奈々ちゃん演じる杏奈の片思いに、ずっとこちら側は感情移入してしまい、結構切なく胸がキュンキュンしてました。奈々ちゃんの自然な演技もなかなか良かったです。また好きな人が幸せになるために、自分が身を引いてその人を応援するという構図が杏奈と光の間に、そして光とソヨン(光と北山)の間に垣間見れ、そういうストーリーも二重丸でした。私はこの構図に弱いのです。
「泣いてもいいよ。僕が笑う。笑ってもいいよ。僕も笑う」
「転んでも飛び込んだらいい。でも僕は今転んでしまって飛び込めない」
「すべてがゼロになったら、大切なものだけが残る」
「僕はいる。昔も、今も、未来も」
他にもデビクロくんのいろんな名言がありました。原作には名言がいろいろ出てくるのでしょうか?名言知りたさに、原作も読んでみたくなりました。
すべては君に逢えたから [日本映画 恋愛]
FS汐留で「すべては君に逢えたから」を観てきました。
映画公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/kiminiaeta/
来年開業100周年を迎える東京駅が舞台のクリスマス時期のハートフルなラブストーリーで、6つのエピソードが交錯するオムニバス。スタッフがイギリス映画の「ラヴ・アクチュアリー」の日本版をイメージして作ったというだけあって確かに「ラヴ・アクチュアリー」の日本版。出演は玉木宏、高梨臨、木村文乃、東出昌大、本田翼、時任三郎、大塚寧々、小林稔侍、倍賞千恵子など。
エピソード1:ウェブデザインの社長(玉木宏)の趣味は家でのDVD鑑賞。レストランで見かけバーで近づいてきた女性(高梨臨)を金目当てだと勘違いするところから二人は出会う。しかしその女性は劇団に入っているものの全く売れず、諦めて高知に戻ろうとしていた。この女性はDVDレンタル店でアルバイトもしていて、実は自分の好みのDVDを選んでいたのは頼んだ秘書ではなくこの女性だったと後でわかる。・・・・・「最初のデートで観るのにお勧めの映画は?」の答えで二人が観ていた映画は「カサブランカ」。ハンフリー・ボガードがイングリッド・バーグマンに「きみの瞳に乾杯(Here's looking at you,kid)」と言っているところが映っていました。何だかとってもナイスな選択!と楽しくなるシーンでした。
エピソード2:小さなケーキ屋を営むパティシエ(倍賞千恵子)は「49年前のクリスマスイヴに東京駅での駆け落ちを約束したが、結局彼は現れず大失恋をした」とアルバイトの学生(本田翼)に話をする。そして突然現れたのがその駆け落ちで来なかった彼の兄。「先月弟(その彼)は亡くなったが遺品の中に東京駅発の切符が大切にしまってあった」ことを明かし、その切符を置いていく。彼女もまた大切に取っておいてあり二つの同じ切符を並べて涙を流すのだった。・・・・・このエピソードにはジーンときた。事実は小説より奇なり。きっと映画で描かれてるようなことは実際あるだろうしそれよりももっと感動的なエピソードが事実にはあるかもなあと思いました。
他にも、遠距離恋愛の末クリスマスイヴにプロポーズをするカップルのエピソード、病に侵され余命3か月と告げられ息子に何を残そうか戸惑う父親とそれを見守る妻のエピソード、サンタクロースは北欧にいるから本当はサンタのプレゼントは実の母からのプレゼントだと考えた施設の女の子のエピソード、ケーキ店でのパティシエのオーナーのエピソードに一緒になって感動しその後自分も勇気を奮って好きな先輩に告白しようとする学生のエピソードとそれぞれにほろりとしたり、心が温まったり、クリスマスにぴったりの素敵な映画になっていました。
東京駅にはクリスマス時期に行くことはあまりないのですが、昔、神戸のルミナリエを観て東京でもミレナリオがやっていると知って一度だけ観に行ったことがありますが、映画に出てきたような駅前の大きなクリスマスツリーには全く気が付きませんでした。それと東京駅のロビーの天井の鷲の模様もまったく知らなかった。今度東京駅行こうかな。
映画に使われてたJUJUとゆずそれぞれの「守ってあげたい」の曲が結構映画では効果的に使われていて良かったし、オムニバスは内容が薄くなりがちで微妙だと思うときもあるけれど、この映画は結構よくできていました。これからクリスマスにお勧めです。「ラヴ・アクチュアリー」みたいにクリスマスの定番映画になるかもしれませんね。
のだめカンタービレ 最終楽章 前編~舞台挨拶つき [日本映画 恋愛]
「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」を観に、有楽町マリオンのTOHOシネマズ日劇に行って来ました。大ヒット舞台挨拶つきの映画で、主演の玉木宏、上野樹里、武内英樹監督が映画の終わりに舞台に登場しました。
公式映画サイト:http://www.nodame-movie.jp/index.html
本当はもっと早く観に出かけたかったのですが、とにかく引越しの影響で遅れに遅れ、先週やっと一段落して行こうと思っていたところにこの舞台挨拶つきがあることを知り、公開後3週間して観るも4週間して観るももう大差がなかったので、抽選にかけここまで待っていたのでした。でも結果として舞台挨拶つきが当選して映画を観れたことは、まるで神さまの贈りもののような気分。なぜなら年末にいきなりにわか玉木宏ファンになり、年明け早々彼を生で観れてしまうなんて最高に幸せ。玉木くん、すごく素敵でした。ファンとのやりとりで突っ込む感じも面白かったし。相手役の樹里ちゃんも彼女は彼女で天然入っていて面白かったし・・・。監督さんを含んでみんな仲が良さそうで、「かもめ食堂」の舞台挨拶に負けないくらいみんな仲良しの、実に雰囲気のいい舞台挨拶でたくさんの笑いがあって実にほのぼのしました。
(eiga.comから拝借↑)
だるまに目を入れるのでなく、このマングース君に目を入れてました↑。それから大きなマングース君も来てました。また入場時に頂いたのはこちらの大入り袋に入ってたマングース君のかわいいストラップ↓。
何せ興行収入33億円突破、270万人動員したらしく、それを記念して特別作ったとのこと。「どこにも売ってません」と司会をしたフジテレビの軽部アナが言ってました。またびっくりしたのは多くのお客さんが5回も6回もこの「のだめ~」を観ていること。これで24回目の「のだめ~」と言う人もいてもうびっくり。質問コーナーもあり、「撮影した4つの国のどこの国にまたプライベートで行ってみたいか?」「映画に出てきたカレーは何でできているのか?」「この映画から学んだことは?」などの質問も出て、3人が答えてました。玉木ファンの女の子が「のだめ~」以外の質問をしてまるで千秋のような口調の玉木くんにたしなめられてるシーンもあり笑いを誘ってました。
さて、肝心の映画ですが・・・。
まずは玉木演じる千秋の指揮者としてのシーンがメーンと感じられる前編で、千秋大活躍の前編でした。いい音で大きなスクリーンで観るオーケストラの演奏は素晴らしく、まるでクラッシックコンサートに行ってる気分になれるのはスクリーンで観る醍醐味と言っていいでしょう。すごく良かったです。映画全編に流れる数々のクラッシックもまたいいし、その合間に時々笑えるコミックタッチのアドリブやらCGを駆使した変態の森の様子など、楽しかったです。ただ、演技のひとつひとつがドラマの時よりもかなりオーバーリアクションになって笑えるというよりちょっと引く感じもあり、微妙に笑えなかったところもあったのは残念でした。
ドラマの流れをそのまま劇場に移しただけの感もあり、千秋とのだめの恋の発展も全くなく、むしろ、最後には千秋が離れて住むと言い出し、早くも後編が気になって気になって仕方がなかったです。ストーリー展開としてはこの前編、本当に必要だったのかなあ?という素朴な疑問が残ります。ストーリー展開が遅すぎ、ストーリー的には微妙につまらない感じがあり、パンチがなかった。今までのテレビドラマの一話一話、またヨーロッパの特別編のほうが数段ストーリー性があり、テンポもあり、パンチも効いていた気がするのですが・・・。
後編につなげるために前編が出し惜しみ気味なのでしょうか?
日本にいる仲間たちももっと出て欲しかったかな~。買い物のシーン↑とか千秋がバイオリニストとしてマルレ・オケに行くシーンとか、省いても良かった感じ。
ちょっと辛口になってしまいましたが、映画に期待してただけにちょっと残念。まあそれでも後編観に行きますけど・・・(うまく商業ベースに乗せられてるのを自覚してます)
今日は生の玉木くんを観られただけで大満足の1日でした。
- アーティスト: のだめオーケストラ,エデルマン(セルゲイ),ロンドン・フィルハーモニック・オーケストラ,ラン・ラン,東京フィルハーモニー交響楽団,池田昭子,太田雅音,金子鈴太郎,小山清,ペク・ジュヤン
- 出版社/メーカー: ERJ
- 発売日: 2009/12/09
- メディア: CD
追記:
かなり辛らつなレビューになってしまいましたが、良く考えればこの作品は素晴らしかったです。私の期待が大きすぎたことが原因で観てきた勢いでその時感じたままを書いてしまいましたが、何日か日が経つとこの「のだめ~」の良さが実感されます。ヨーロッパロケは華やかだし、CGも使ってさらに可愛らしさやカラフルさもアップ。ラブコメで楽しさ満点だし、私の好きな部類の映画だったのだと思いました。特に演奏部分は掛け値なしに素晴らしく、それだけでも十分でした。ドラマがあまりにも良かったのでそれ以上のものを考えてしまってました。「のだめ~」のドラマを観てない人でも十分楽しめる内容になってると思います。あしからず・・・。