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ウエスト・サイド・ストーリー [ミュージカル・音楽映画]

アメリカ映画「ウエスト・サイド・ストーリー」を観ました。

ウエスト・サイド・ストーリー ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

ウエスト・サイド・ストーリー ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2022/05/18
  • メディア: Blu-ray

2021年の作品。IMDb評価は7.2。スティーブン・スピルバーグ監督が1957年の同名ミュージカル、また1961年の同名ミュージカル映画をさらに映画化。Tonight,Maria,America,I Feel Prettyなど馴染みの曲が懐かしく、 50年代らしい雰囲気がプンプンで楽しかったです。衣装の色彩も華やかで、踊るその動きそのものが秀逸なカメラワークと共に目を楽しませてくれました。

ナタリー・ウッドとジョージ・チャキリスの映画「ウエスト・サイド物語」を実はちゃんとは観ていないのですが、初めてイギリスに行ったときロンドンで舞台を直に観ています。中学生のころから何故かウエスト・サイド・ストーリーの曲の入ったカセットテープを持っていて、このミュージカル曲は学校の音楽の時間にも習い、耳にとっても馴染みがあるので、こうして映画を観ると尚更親しみを持って観ることができました。

現代版ロメオとジュリエット。ニューヨークに住むプエルトリコ人のグループと、ポーランド系白人のグループの若者たちの縄張り争い。パーティーでプエルトリコ人のマリア(レイチェル・ゼグラー)と白人のトニー(アンセル・エルゴート)は一目惚れし愛し合うも、二つの仲たがいする敵同士の戦いは避けることができず、トニーはマリアの兄をはずみでナイフで刺し殺し、マリアの兄の親友によってトニーは銃で撃たれ亡くなるという悲劇が起こる…。

マリア役の高校生のレイチェル・ゼグラーはオーディションでその役を見事勝ち取り、ゴールデングローブ賞のミュージカル部門主演女優賞を受賞してます。またトニー役のアンセル・エルゴートはどこかで観た顔だと思っていたら、「きっと、星のせいじゃない」に出ていた俳優さんでした。日本のドラマに出演したために日本語を猛烈に勉強し、今や結構流暢な日本語をしゃべる親日家のようでした。ディズニープラスで配信中のドキュメント「サムシングズ・カミング:ウエスト・サイド・ストーリー」ではインタビューの中で、「写真家の父が撮ったバーンスタインの写真が飾ってあって誰だろうといつも思っていた」とか「ウエスト・サイド・ストーリーの舞台となった高校に通っていた」というのだからウエスト・サイド・ストーリーに本当に縁があり、選ばれべくして選ばれたのだなあと思いました。またマリアの兄の恋人アニタ役のアリアナ・デボーズ、先ごろ観た「ハミルトン」にも出ていて、この「ウエスト・サイド・ストーリー」では真っ黄色な素敵なドレスに身を包んで圧巻のダンスを披露していました。本当に素晴らしいの一言に尽きる。ナタリー・ウッドの「ウエスト・サイド物語」でアニタ役だったリタ・モレノがスピルバーグ監督に直々にお願いされてドグの未亡人役になり、新旧アニタ役のアリアナとリタがお互いプエルトリコ人としてアニタ役を演じられたことを喜んでいる対談の様子もドキュメンタリーで見られました。このスピルバーグ版ではたくさんのプエルトリコ人の俳優を使っており、現代により合わせてLGBTQ問題も扱っています。やはりミュージカル映画は楽しいなあと思いました。naonaoお勧め度★★★★★

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