魔女の恋愛

韓国ドラマ「魔女の恋愛」(A Witch's Love)を観ました。

魔女の恋愛 コンパクトDVD-BOX[期間限定スペシャルプライス版]

• 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
• 発売日: 2017/09/20
• メディア: DVD

2014年作品。IMDb評価は7・2。パク・ソジュンくんがこのラブコメ作品でブレイクしたとのことで、トライしてみました。楽しかったです。

魔女と呼ばれているやり手の編集記者のパン・ジヨン（オム・ジョンファ）。結婚式当日に姿を突如消したフィアンセ（ハン・ジュソク）との恋愛を断ち切れずに猛烈にバリバリ働き、母親には見合いを勧められています。そこへ医大を休みアルバイトで繋いでいるドンハ（パク・ソジュン）がやってきてあちこちで偶然にも顔を合わせ、何度も関わるうち、ドンハは14歳も年上のジヨンが好きになっていきます。

最初はあまりにも二人の見た目も離れすぎて恋愛にはちょっと無理があるのではないか？とキャスティング自体も疑って観ていましたが、ドンハの一途な思いがとっても素敵で、最後のほうは二人がとってもお似合いに見えてくるのが不思議でした。途中フィアンセが現れ、フィアンセと縒りを戻し結婚するところまで話は進みますが、ドンハを忘れられなくなっているジヨンの揺れる気持ちをフィアンセがあちこちで目にし身を引きます。そしてまたジヨンとドンハは付き合いラストはハッピーエンド。

何も考えずに軽く観れて良かったです。あまりドロドロもなかったし。ジヨンの友人のナレの言動が可愛らしく、ドンハの友人スルチョルが可笑しく、ジヨンの母とジヨンの会社の社長の熟年恋愛も楽しかったです。パク・ソジュンくん、すごくハンサムというわけではないけど（上から目線で失礼）、すらっとして小顔で自然体で笑った顔がとってもキュートでやはり惹きつけられます。フィアンセ役のハン・ジュソクさんが国広富之さんに似ていて、またヒロインのジヨン役のオム・ジョンファさんが髪の毛をおろすとはるな愛さんに似ていました。naonaoお勧め度★★★

キム秘書はいったい、なぜ？

韓国ドラマ「キム秘書はいったい、なぜ？」(What's Wrong with Secretary Kim?)を観ました。

キム秘書はいったい、なぜ? Blu-ray SET1(特典DVD付)

• 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
• 発売日: 2019/09/03
• メディア: Blu-ray

キム秘書はいったい、なぜ? Blu-ray SET2(特典DVD付)

• 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
• 発売日: 2019/10/02
• メディア: Blu-ray

2018年の作品。IMDb評価は8・1。パク・ソジュンくん主演のラブコメ。評判も良いラブコメなので期待して観ました。可笑しくてニヤリとさせちょっと切なく、幸せ気分に浸れる素敵なラブコメでした。そして胸キュンでロマンチック。ただただ明るいだけのラブコメだと思っていましたが、幼い時の暗い事件での二人の繋がりなんかも出てきて、それがドラマに深みを与えていました。

自分大好きでナルシストの御曹司ヨンジュン（パク・ソジュン）と彼に9年仕える秘書ミソ（パク・ミニョン）の恋愛、そして最後は華やかな結婚式でハッピーエンドのラブコメ。ミソが仕事を辞めると言ったことで、必死になってそれを食い止めようとするヨンジュン。どうやらミソが仕事を辞めて結婚したいらしいことを知り、いきなり花束でプロポーズ。その後も大きな遊園地を借り切って花火を挙げて…。それでもうんと言わないミソに何度も何度もプロポーズし、最後はピアノを弾きながら歌ってプロポーズ。初めは相手にしていなかったミソもどんどん変わっていくヨンジュンに心を開きプロポーズを受け入れます…。

ヨンジュンの幼い時の誘拐監禁事件が彼の長い間のトラウマとなって、夢でもうなされていることがわかり、その上ミソもその現場に一緒にいて、彼女の入社のときからそれをヨンジュンが応援していたというエピソード。そのことがわかった辺りからヨンジュンがただ単にナルシストで傲慢な俺さま人間だけでないことがわかり、それがミソにも伝わり彼女もヨンジュンを受け入れ、二人の雰囲気も良くなります。そこら辺からヨンジュン演じるパク・ソジュンくんの柔らかい崩れた笑顔が頻繁になり、それが観ているこちらまでにやけさせていました。彼が「ラブコメの神」と言われるのは、ラブコメにたくさん出ていてその役になり切っているから。すごいハンサムというわけではないと思うのですが（失礼）、彼の演技力とその雰囲気、佇まいがとっても素敵で、観れば観るほど彼が本当に魅力的に見えてきます。「キス職人」と言われるのもこのドラマを観ればわかります。すごくうまいです。観ているこちらまでとろけさすほどに。またミソ役のパク・ミニョンさん。チ・チャンウクくんと共演した「ヒーラー」とは全然違うキャラで全く別人のよう。断然こちらの役のほうがはまってる。可愛いというより美人、別嬪さんでやはり魅力的だと思いました。演技力がすごくあり、パク・ソジュンくんに負けないくらい良かったです。彼女が着ているブラウスとイヤリングがとっても素敵でいつも見とれてました。

また周りの人たちが面白かったです。ヨンジュンの友人で社長のヨシク（カン・ギヨン）。それとヨシクにいつも粗相をする秘書（キム・イェオン）。笑えた。ポン課長（ファン・ボラ）。この人喜劇役者か!?ゲラゲラ笑っていました。そしてポン課長とヤン秘書（イ・ユジュン）のカップル、秘書のジア（ピョ・イェジン）とコ・ギィナム企画室代理（ファン・チャンソン）のカップルも幸せ感満載でした。

ちらりとしか出てきませんでしたが「ドリームハイ」の社長役だったイ・ビョンジュンさんがデザイナー役で「よくおごってくれる綺麗なおねいさん」のジナの母役キル・へヨンさんが駐車を注意するおばさん役、「この恋は初めてだから」の主役のお二人イ・ミンギさんとチョン・ソミンさんが若いころのミソの両親役、「The K2」の警察庁長官役のキム・ギョンリンさんが役員役で出てました。

ラブコメの王道で、何度でも観たいドラマだと思いました。幸せな気分になれるのが本当にいいです。お勧め。naonaoお勧め度★★★★★

パラサイト 半地下の家族

韓国映画「パラサイト　半地下の家族」を観ました。

パラサイト 半地下の家族 [DVD]

• 出版社/メーカー: バップ
• 発売日: 2020/07/22
• メディア: DVD

2020年アカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞、カンヌ映画祭パルム・ドール賞など多くの賞を獲った作品。IMDb評価は8・6。アカデミー賞を獲ったとき観たいと思っていましたがすっかり忘れていて、今回パク・ソジュンくんの作品を探しているとこの映画に彼がカメオ出演してるのでヒットしました。この機に見つけて観れて良かったです。素晴らしい作品でした。

まず観たことのある俳優さんたちがたくさん出演しているので嬉しくなりました。父親役だったソン・ガンホさん。2006年に「南極物語」の試写会で来日なさって六本木の会場で生のソン・ガンホさんを観たことがあります。背が高くて映画で観るよりすらっとした印象でした。「シュリ」「JSA]「グエムル　漢江の怪物」も観ていたので馴染ある顔でした。また長男役のチェ・ウシクくん。「屋根部屋のプリンス」でお馴染。気が弱そうな印象があって今回この映画の主役でした。またお金持ちのお父さん役のイ・ソンギョンさん。「コーヒープリンス1号店」でコン・ユさんの友人役だった人。このドラマから13年も経っているのにあまり変わっていないなあと思いました。そして何といってもパク・ソジュンくん。今私が一番観たい俳優さん。作品で観るのもいいけどやはり俳優さんで観るほうがいいのかも。長男に家庭教師を紹介する役で少しの出番でしたが良かったです。

物語は、貧しくて内職で繋ぐ半地下に住む家族の長男が、友人の誘いでお金持ちの家庭教師を引き受けると、長男は長女をまた家庭教師として紹介し、続いて父親を運転手に、母親を家政婦にと家族皆でうまく紹介し続け、家族そろってそのお金持ちの家で働き始める。そこへ前の家政婦が、金持ち一家が出かけて半地下一家が金持ち一家の居ないつかぬ間の間豪邸で楽しんでいるとき訪ねてきて、事件が起こる…。

結構衝撃的で、怖い映画でもありました。大雨によって半地下の家が水に簡単に浸かってしまうこと。豪邸の下に家主も知らない地下があり、そこに元家政婦の夫が住み続けているということ。元家政婦とその夫に半地下家族の本当の姿を見透かされ、その様子を撮られ金持ち一家に送ると脅され、そうはさせぬと争そった末、元家政婦と夫の二人を地下に縛り付けておくこと。その夫はモールス信号で外へ「助けて」と送り、それを金持ち家族のちっちゃな子供が理解しているということ。金持ち一家がパーティを開いていきなりその夫が出てきて、血の海となること。金持ち父さんが元家政婦の夫の臭いを毛嫌いしたのを見て、臭いが気になるという言葉を常に気にしていた半地下家族の父親が、発作的に金持ち父さんを殺して逃げたこと。その逃げ場がこの屋敷の地下であり、やはりモールス信号で外へメッセージを送り続けそれを長男が読み取ったこと…。全然長さを感じさせず次から次へと展開するストーリーがこの映画を夢中にさせました。でも二回観たいとは思わない作品でした。半地下の家に住んだらきっと心も病みそうです。まして地下の部屋から出られずにずっと住むなんて、考えたくもない。貧しい人たちから漂う臭いは消すことができない決定的なものなのかなあと思いました。貧富の差が生んだ悲劇の映画でした。

花郎（ファラン）

韓国ドラマ「花郎（ファラン）」(Hwarang:The Poet Warrior Youth) を観ました。

花郎<ファラン> コンパクトBlu-ray BOX1[スペシャルプライス版]

• 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
• 発売日: 2019/12/18
• メディア: Blu-ray

花郎<ファラン> コンパクトBlu-ray BOX2[スペシャルプライス版]

• 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
• 発売日: 2019/12/18
• メディア: Blu-ray

2016年の作品。IMDb評価は８.0。パク・ソジュンくん出演しているのでトライしました。新羅時代に国王の親衛隊である花郎（ファラン）のメンバーたちの成長物語そして時代劇です。「相続者たち」に出てたZE：Aのパク・ヒョンシクくんも王さまの役で出てました。今を時めくBTSのV（テテ）も出てます。それぞれがOSTも歌っており歌も現代風にアレンジしているためか、時代劇だけど結構爽やかでノリのいいドラマでした。時代劇にありがちなとことん重い感じがかなり緩和され（もちろん重い部分もありますがそれでも）かなり観やすかったです。また衣装がパステルカラーが多用されてこれまた軽やかで観た感じも素敵。現代劇風に感じられるドラマが最後まで爽やかさを残してくれました。

友人の妹アロ（アラ）を探しに友人と共に都に来たところ、友人が王の顔を見たということで殺される。その友人の代わりに息子ソヌとして生きてほしいと友人の父（キム・チャンワン）に頼まれソヌ（パク・ソジュン）を名乗るムニョン。王宮では王の護衛隊の花郎（ファラン）を作る計画があり、ソヌも一員となることに。メンバーにはスホ（チェ・ミンホ）、パンリュ（ト・ジハン）、ハンソン（キム・テヒョン＝BTSのV)、ヨウル（チョ・ユヌ）など若者たちが集められ、その中には秘密裏に王（パク・ヒョンシク）も加わっていた…。友人の妹アロを巡って表向きは兄となったソヌ、そして王の二人の恋のバトル。母（皇太后）とうまくいかない王の苦悩。また王になろうとしての王の苦悩。皇太后に政治利用され翻弄されるようになるアロとソヌ。毒殺されることを知っていてもそのまま知らぬふりをする皇太后。いつも対立するスホとパンリュの二人。そしてスホの妹とパンリュの恋。皇太后に恋心を抱くスホ。養父と実父に王になれとプレッシャーをかけられるパンリュ。ソヌが好きで好きでたまらないハンソン。ソヌに恋心を抱いている王女…。と人間関係も面白かったです。パク・ソジュンくんが主役なので一番格好いい役ですが、個人的には王役のパク・ヒョンシクくんが気になって観ていました。またソヌを慕うハンソン役のBTSのV（テテ）が可愛らしくてちょっとした癒しでしたが、最後亡くなってしまう役でした。

ソヌが友人の敵を討つため王を殺そうと躍起になっていたり、隣国と和睦するために花郎と王女が出かけたのに、途中襲われ相手の国の王への貢物がなくなり、また相手の国の王との戦いやら、牢獄に入れられた同国の民の解放、アロが王宮で働くことになり、その後花郎の長に王女と共に就任し用が無くなったら殺されるという話や、ソヌが王になるか元々の王が王になるかなど、色んなことが次から次へと起こってハラハラドキドキでした。でも最後はうまくまとまっていました。パ・ソジュンくん演じるスホの役が文句なしに格好良かった。そしてスホと王との友情物語が何とも青春という感じでした。

出演者の多くの役者さんがまたお馴染の役者さんたちで楽しめました。「サイコだけど大丈夫」の病院長役「星から来たあなた」の弁護士役のキム・チャンワンさんは今回は金にものを言わせ薬を買い占めたり、王を蹴落とそうと権力に執着する役でパンリュの養父役でした。「ドリームハイ」の社長役のイ・ビョンジュンさん（パンリュの実父役）をいつも尻に敷いてました。「相続者たち」の秘書長役のキム・チャンワンさんが医者役でアロの父。「君の声が聞こえる」の判事役キム・グァンギュさんがお茶屋の店主役。「青い海の伝説」の悪代官役だったソン・ドンイルさんが花郎（ファラン）の長役で生徒のような子供たちにいろいろ教えて今回は何だか素敵な役回りでした。「あなたが眠っている間に」で捜査官役のキム・ウォネさんがソヌの養父で楽器の名人役。「The K2」のユジンの腹心役コ・インボムさんがスホの父役。そして何といってもびっくりしたのが「サイコだけど大丈夫」でキム・スヒョンくんの相手役だったソ・イェジさんが王女役で出演。王女役で結構きつい役でしたが、凛として役に合ってました。彼女の演技をもっと観たいと思っていたので期せずして叶い、嬉しかったです。二人の男性から好かれるもてもてのアロを演じたアラが角川映画の「蒼き狼～地果て海尽きるまで」に4万人のオーディションから選ばれて出演していたことを知り、この映画は確か反町隆史主演で観たことあったなあと思い出しました。何だか繋がっていて楽しくなりました。

パク・ソジュンくん観たさに観たドラマからいろんな発見もあって、このドラマも観れて良かったです。naonaoお勧め度★★★★

悪のクロニカル

韓国映画「悪のクロニカル」を観ました。

悪のクロニクル [DVD]

• 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
• 発売日: 2015/11/04
• メディア: DVD

2015年の作品。IMDb評価は6・8。パク・ソジュンくん出演なので観ました。刑事もの。クライムサスペンス。最後の思いもしないストーリー展開が良かった。そしてこの映画を観た後は何とも切なくやり切れない気分。IMDb評価はもっとあっても良いと思えた映画でした。

チェ刑事（ソン・ヒョンジュ）は乗ったタクシーの運転手に人気のないところへ連れて行かれ、争いとなりその運転手を殺してしまうが、昇進させるとの上司の電話がそこにかかってきたため自首することををためらい、証拠隠滅をしその場を立ち去った。翌日彼の警察署の前のクレーンにはこの男の死体がぶら下がっていた。早速全警察を挙げて犯人を探すことになるが、チェ刑事を慕いチェ刑事も可愛がっている後輩のドンジェ（パク・ソジュン）がチェ刑事の不審な動きなどを目撃し疑いの目を向けることに…。

前半チェ刑事が殺人を犯したことでどんどん追い詰められていく、そういう映画なのかと観ていたら、それだけでなく昔たくさんの警官の殺人事件が関連しており、その犯人がまた予想だにしない人で（二転三転します）、最後はウルっと切なく泣けるような映画でした。最後の20分くらいのストーリー展開にやられます。最後に見せるパク・ソジュンくんの表情が何とも良くて、この俳優さんはやはり素晴らしいなあと思いました。そしてこの人もいい作品に出ていると思いました。観れて良かったです。