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三木孝浩監督 ブログトップ
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青空エール [三木孝浩監督]

日本映画「青空エール」を観ました。


青空エール DVD 通常版

青空エール DVD 通常版

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2017/02/22
  • メディア: DVD

2016年の作品。IMDb評価は6.2。三木孝浩監督作品。青春、学園もの。


吹奏楽部でトランペットを吹きたいつばさ(土屋太鳳)と野球部で甲子園を目指す大介(竹内涼真)。お互いに約束を交わす。「甲子園へ一緒に行こう」と。それぞれが夢に向かって努力し、励まし合い、夢を叶える物語。


上野樹里さんのほか、山田裕貴くん、志田未来さん、松井愛莉さんなども出演してました。悪くはなかったけれど、大好きな三木監督作品の中では最下位でした。たぶん個人的に土屋太鳳ちゃんと竹内涼真くんが少し苦手で、演技力が今一つと思ってしまうことが大きいかもしれません。現役の高校生や大学生が観たら、もっと楽しく見られるのかもしれないけれど、大人になり過ぎた私にとってはもうひと押し。何かが足りなかった。三木監督の映画にはずれはないとずっと思っていたのですが、これははずれでした。ちょっと残念。

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ぼくは明日、昨日のきみとデートする [三木孝浩監督]

日本映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」を観ました。


ぼくは明日、昨日のきみとデートする

ぼくは明日、昨日のきみとデートする

  • 出版社/メーカー: 博報堂DYミュージック&ピクチャーズ
  • 発売日: 2021/02/12
  • メディア: DVD

2016年の作品。IMDb評価は7.5。久々に観た三木孝浩監督作品。時間軸を超えたラブストーリー。素敵な世界観でその余韻にいつまでも酔いしれました。


美大に通うタカトシ(福士蒼汰)は電車の中で観た女性エミ(小松菜奈)に一目ぼれをして声を掛ける。すると彼女は涙ぐみ、それから毎日デートの約束をして会う。事あるごとに涙する彼女。そして予知能力があるような彼女を不思議に思うタカトシ。そして彼女から秘密を打ち明けられる…。


時間軸の違う二人。現在から未来へ生きているタカトシと未来から現在へと生きているエミ。5歳の池で溺れたタカトシを30歳のエミが助け、5歳の迷子になったエミを30歳のタカトシが助けていた。2人とも20歳で会い、たった30日しか一緒にいることができない。「どうして一緒に家族になれないんだろう」とつぶやくタカトシ。そしてエミが未来のことを既に知っていてその通りになぞって生きることが楽しいのか疑問に思い始めるタカトシ。

映画の途中まで観ていてこの設定すごく無理があり過ぎるんではないかと思いましたが、終盤に向けてエミの未来から現在過去へと辿った思い出を振り返ると、涙が溢れて仕方ありませんでした。とっても不思議な世界。でもこの世界観が好きだと思いました。


京都が舞台なので三条大橋や鴨川、京都市動物園、伏見稲荷など出てきます。福士蒼汰くんと小松菜奈さんがお似合いで、この映画にピッタリのお二人でした。それにしても久々の三木孝浩監督の映画ですが、やはりこの監督作品はいつ観ても素晴らしいと思いました。お勧めです。


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僕等がいた 前編・後編 [三木孝浩監督]

「僕等がいた 前編・後編」を観ました。

映画公式サイト:http://bokura-movie.com/index.html

僕等がいた(前篇)スタンダード・エディション [Blu-ray]

僕等がいた(前篇)スタンダード・エディション [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: Blu-ray

 
僕等がいた(後篇)スタンダード・エディション [Blu-ray]

僕等がいた(後篇)スタンダード・エディション [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: Blu-ray

「陽だまりの彼女」「くちびるに歌を」「ホットロード」「アオハライド」と素敵な映画を作っている三木孝浩監督作品なので、「僕等がいた」も気になって観てみました。観れて良かったです。泣けました。切なかったです。二人はどうなるのか行く末が心配でした。すれ違ったまま、タイミングが合わないまま、結局別れ離れになるのかなあと、思いました。でも、高校時代の恋から、紆余曲折しつつ最終的にハッピーエンドでした。「愛している」という想いを貫いた最後にはこういうハッピーエンドが待ち構えているのだなあと思いました。良かったです。清々しく幸せ気分に包まれました。

累計発行部数1000万部を突破する小畑友紀の人気少女漫画が原作。クラスの3分の2の女子が好きだという非の打ちどころのない男子高校生・矢野(生田斗真)は、過去に恋人を交通事故で失い心を閉ざしていたが、明るく前向きで無邪気な七美(吉高由里子)の存在に次第に心を寄せていく…。二人の恋模様を、矢野と七美の友人の竹内(高岡蒼甫)、山本(本仮屋ユイカ)千見寺(比嘉愛未)が絡み、また矢野の母(麻生佑未)の存在も絡ませて、話が展開。前編は北海道での高校時代の二人の恋愛。そして後半は遠距離恋愛から音信不通になってしまった矢野と七美が描かれます。矢野のもとにはたくさんの試練、不幸が訪れ、二人が別々の道を歩まざるを得ないかのような展開に、悲しくなります…。

ストーリーも良かったし、映画自体の完成度が高かったです。次はどうなるのか、先が知りたくて仕方がない映画でした。吉高由里子ちゃんも可愛らしくて応援したくなったし、吉高由里子ちゃんの演じる七美にいつも片思いでプロポーズして振られてしまう竹内役の高岡蒼甫くんも素晴らしい演技力でした。矢野の亡くなってしまった恋人の妹役の山本を演じる本仮屋ユイカちゃんがちょっと怖く、矢野に執拗に迫ってくる影ある存在役がはまり役でした。矢野を演じた生田斗真くんは、新垣結衣ちゃんと一緒に出た「ハナミズキ」の時の演技と同じに見えてしまいましたが、それでもやはり実力ある役者さんなのだなあと思いました。たくさんの不幸を一人で背負ってしまう役を見事に演じてました。

人生はタイミングで好きな人と一緒になれたりなれなかったりするものだし、それはそれとして仕方がない、思い通りにならないからこそ人生なのですが、この映画では、好きな矢野と別れることになっても「今日もあなたを愛しています」「そこだけは変わりません」とはっきり断言して、「君の全てを背負うから」「君を幸せにするから」と言ってくれる竹内のプロポーズを振り切って、時を待ち、矢野を待った七美の決断がキラキラと輝いていた映画でした。誘惑に負けて竹内からのプロポーズを受けてしまっても、仕方ありません。そういう人生だってたぶんありでしょう。そしてそれも人生でしょう。でもそうなったらこの映画にあるような結末には導かれませんでした。そして映画では幸せな結末へと導かれてめでたしめでたしでしたが、七美の決断が必ずしも幸せへと導かないこともあり得ます。そう考えると、一つ一つの選択は重く、でも何かを選び取っていかなければならず、それこそが人生なんだなあとあらためて思いました。

三木孝浩監督の映画、やはりいいなあと思いました。他もチェックします。


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アオハライド [三木孝浩監督]

「アオハライド」を観ました。

映画公式サイト:http://www.aoha-movie.com/

アオハライド DVD 通常版

アオハライド DVD 通常版

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD


咲坂伊緒による人気コミックを実写映画化した青春ラブストーリー。「アオハライド」とは青春(アオハル)にride(ライド=乗る)という造語で、一生に一度の青春に一生懸命乗れ!という意味合い。「陽だまりの彼女」「くちびるに歌を」「ホットロード」の三木孝浩監督作品。本田翼と東出昌大の共演。

三木孝浩監督の映画がどれを観てもいいので、この「アオハライド」も観てみました。本田翼ちゃんは可愛くて天真爛漫で一生懸命さが伝わってとっても良かったし、東出昌大くんは少し高校生役としては無理がややあるかもと思いつつ、それでもそれをカバーする演技があり、そして時々松潤に見えることがありなかなか良かったです。青春は熱くて一生懸命で、でもとっても爽やかで突き抜けていて、切なくて楽しくて苦しくて…。この映画、とっても素敵でした。

中学1年で同級生だった双葉(本田翼、田爪愛里)と洸(東出昌大、板垣瑞生)はお互いに淡い恋心を抱きながらも、突然の洸の引っ越しで別れ離れになります。しかしそれから4年経って高校2年の時、洸が転校生として双葉の高校へやってきます。洸は苗字が田中から馬淵に変わり、中学の時のような優しい彼ではなく、クールで影のある感じになり、双葉は戸惑います。しかし徐々に双葉は昔の洸を彼に見出し彼に惹かれるようになります…。

4年間の双葉が知らなかった洸。中学一年の時、双葉と夏祭りの約束をしながら洸は夏祭りに姿を現さず、そのまま長崎へと引っ越していたのでした。それは洸の両親が離婚して母親と暮らすためでしたが、その間洸は母をガンで亡くし、一人になってしまった洸は、高校の教師をしている兄と暮らすためにまた戻ったのでした。母を守れなかったことを悔い、同じように両親が離婚し父を亡くした鳴海(髙畑充希)に同情しいろいろ相談に乗る洸。お互い好き同士なのに、「俺、吉岡(双葉)とは付き合えない」と双葉に言ってしまう洸。そして「僕なら放したりしないから」「双葉が好き」と双葉に言い放つ菊池(千葉雄大)。

自分の本心を見せずに取り繕って友人と付き合っていた双葉は、洸の出現でそういったものを払拭しようとします。積極的にリーダー会のリーダーに名乗りを上げ、そこで友情を育み、友人と洸の恋のライバルになり、美しい朝日を仲間と眺めて「みんなで観たことを決して忘れない」と言い、また文化祭のコンサート会場でのアクシデントで洸とキス。そして別の部屋でちゃんとしたキスをして、長崎の恋のライバルの鳴海と連絡を頻繁にとっている洸にそのキスの意味を問いただし、そして「洸、好き」と告白をし、自分の気持ちにケリをつけようとする双葉。

胸キュンだったし、青春っていいなあと思う映画でした。

また洸の母親が自分の病気のことを祈りに教会に通っていたのではなく、子供の洸の幸せのことだけを祈りに来ていたことを、長崎に戻ったときに洸は知るのですが、そのシーンが泣けました。

三木孝浩監督の映画、私の感性にすごく合っています。映像の取り方とか、色とか、音とか、編集の仕方とか、流れとか、そういうものすべてひっくるめていいんだよなあ~。まだ見ていない彼の作品がありますが、また観ていきたいです。


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ホットロード [三木孝浩監督]

「ホットロード」を観ました。

ホットロード [Blu-ray]

ホットロード [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: バップ
  • メディア: Blu-ray

映画公式サイト:http://hotroad-movie.jp/

紡木たくの人気少女コミックを実写映画化。母親に愛されていないと感じている少女、和希(能年玲奈)が、夜の湘南を走る暴走族の春山(三代目J Soul Brothersの登坂広臣)に出会い、自分の居場所を見つけ徐々に春山に惹かれていく恋愛映画。春山へボスの座を譲る玉美役に鈴木亮平。和希の母親役に木村佳乃、母親が付き合っている男役に小沢征悦。監督は「陽だまりの彼女」「くちびるに歌を」の三木孝浩。

実はこの映画を観てから既に何か月か時間が経っています。忙しい時にこの映画を観ていて、書く機会を失っていました。でも今思い出しても、この映画には透明感があって、本当に素敵な映画でした。能年ちゃんがとっても良かったし、三代目J Soul Brothersの登坂広臣くんも、この役にピッタリでした。登坂くんをこの映画で観たとき、三代目J Soul Brothersとは知らず、目のキリリとした印象から韓国の若手のスターか誰かかと思いましたが、日本人で歌手だったのですね。歌手が本業でもうまいんだなあとびっくりです。そして能年ちゃんも登坂くんもたくさんの賞をもらっています。2人とも賞に値する演技力でした。

映画を観始めたとき、どうやら暴走族の世界を描いているなあとわかって、自分の趣味ではないから一体どうかなあと思ってみましたが、本当に良くまとまっていたし、映像も海の青が印象的で、暴走族の闘争やら能年ちゃんの家庭の崩壊やら現実はとっても酷いのに、何故か静かで穏やかで音のない世界といった感じの印象が残る映画。尾崎豊はあまり知らないのですが、主題歌に尾崎豊の名曲Oh My Little Girlが使われているとのことで、この歌も良かったです。

「くちびるに歌を」も「陽だまりの彼女」も好きな映画だったし、この三木孝浩監督が作り出す映画は私好みだと思いました。機会があったらまた三木監督が作った映画を観たいと思います。


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