空飛ぶ広報室、コウノドリ [日本ドラマ]
コロナウィルスの影響で仕事が半減。ヒマヒマです。
そこで昔のドラマやら映画をチェック。以前「逃げ恥」を観て新垣結衣や星野源が気になっていたので、「空飛ぶ広報室」と「コウノドリ」を観てみました。
「空飛ぶ広報室」にはガッキーが、「コウノドリ」には星野源が出ていたので観たのですが、両方とも感動もので素晴らしく、時に泣けて申し分ないドラマでした。どちらにも偶然綾野剛が出演していました。
テレビ局の報道を熱望するも外されバラエティ班に回されるディレクターの稲葉(新垣結衣)と、事故でパイロットの夢が断たれ広報に回された航空自衛隊の空井(綾野剛)。大きく挫折した二人がそれぞれに新しい居場所で新しい夢を見つけそこに向かって舵を切り成長していく物語です。二人の恋の行方も気になるドラマ。上司役の柴田恭兵がとってもいい味出しています。他に水野美紀、要潤も。
爽やかで素敵なドラマで、最後は泣けました。今まで綾野剛を意識して見てなかったけれど、このドラマで何か素敵だなあと意識するようになりました。
コロナウィルスの影響で、「コウノドリ傑作選」も先週からテレビで放送(今日も放送)されていますが、このドラマは泣ける。
2015年、2017年のドラマ。星野源を観たくて観た「コウノドリ」ですが、結果的には鴻鳥サクラ役を演じた綾野剛にクラクラしてしまいました。患者に寄り添う心優しき産科医。穏やかな口調でその言葉掛けや返答がどこまでも優しくてメチャクチャ素敵で惚れてしまいました。彼が弾くピアノも素晴らしく、この楽曲がとっても気に入りました。(綾野剛は相当ピアノを練習し習得したらしいですがその成果がドラマにも現れています)。個性ある吉田羊、松岡茉優、大森南朋、坂口健太郎、宮沢氷魚なども出ていて、毎回毎回泣けて泣けて泣きながら次々観てしまいました。命の尊さ、その奇跡、生と死を考えさせられます。お産にまつわる様々な病気、リスク、その人個人の事情、またドクターたちの事情も絡んで、感動ものでした。
特にシーズン2の最終回、ダウン症の子供を扱った回では、エミリー・パール・キングスレーの「オランダにようこそ」というエッセイが紹介されます。そのエッセイはこちら→http://www.jdss.or.jp/tane2017/JDS2019-tane_page28_29_protected.pdf
<行きたいとワクワクしていたイタリアには行けず、ついた先はオランダ。ここにいなければならない。でも到着した場所がちょっと違っていた。イタリアに行けず失望が大きいのはわかるけど、嘆いていたらいつまでたっても本当のオランダを楽しむことはできない…>ダウン症の子供はこんな感じだというエッセイ。最終回ではこのエッセイも相まって泣きどころ満載。毎回涙だけど、シーズン2の最終回は特に素晴らしかったです。このエッセイは与えられた状況の中でいかにたくましく楽しく生きていくのか、人生のあらゆる場面でも力をもらえるエッセイだと思いました。
考えてみれば2014年にキネマ旬報の授賞式に呼ばれて観に行ったことがあり、その年の外国映画受賞作品「ジャージーボーイズ」(クリント・イーストウッド監督作品)だけを観て帰ってきたのですが、その後綾野剛主演で受賞作品「そこのみにて輝く」を上映し、彼本人が登壇して受賞式も予定されていましたが、長丁場だったので遠慮して帰ってきてしまいました。今思うと勿体ないことをしたなあと思います。生の綾野剛を観れるチャンスでもあったのに。でもその当時は全然ファンでも何でもなかったので、仕方ないのですが。
ガッキー見たさに、星野源見たさにたどり着いた2本のドラマ。たまたま綾野剛も出ていて、今はにわか綾野剛ファン。また綾野剛を追えば何かにたどり着けるはず。こんな風に見逃した秀逸なドラマを辿り観ていくのもまた良しです。
以下、コウノドリのテーマ曲(2015年) Baby,God Bless You とコウノドリのシーズン2のテーマ曲(2017年) For Tomorrow。Youtubeから拾って久々に貼ってみます。曲を作曲したピアニストの清塚信也さんの演奏にて。楽曲が素晴らしく聴いているだけで泣けてきます。