レオン [フランス映画]
フランス・アメリカ合作映画「レオン」を観ました。
1994年の作品。IMDb評価は8・5。NYを舞台に殺し屋と家族が殺された少女の交流を描くアクションドラマ。監督はリュック・ベッソン。
麻薬捜査班の刑事(ゲイリー・オールドマン)たちがNYのアパートに一斉に踏み込み、その家族を皆殺し。外出していたマチルダ(ナタリー・ポートマン)だけが生き残り、隣の部屋のレオン(ジャン・レノ)に助けを求め部屋に入れてもらう。殺し屋で銃の扱いになれているレオンに、家族を殺した刑事に復讐するためマチルダは銃の取り扱い方を習い、行動を共にするようになる。レオンとマチルダの共同生活が始まり、マチルダはレオンに恋心を抱くのでした…。
レオンが亡くならずもっと長生きしてマチルダと共に生活ができたなら良かったけれど、結局最後無残にもレオンは殺され、マチルダはせっかく安全な場所を確保できたのにまた一人になり、学校の宿舎のようなところに行っていました。レオンは自分が亡くなったときに全財産をマチルダに渡すよう店の主人に託していましたが、無口で孤独なレオンにもマチルダという存在ができて良かったです。この映画はドンパチをもっと抑えて二人の交流に更に重きを置いたら、好きになれるなあと思います。何せドンパチが多く血みどろなのが観ていられない。
ナタリー・ポートマンの演技力が絶賛されていることは知っていたし、この映画の評価も高いことは知っていましたが、長い間ドンパチと血みどろが観るのを敬遠させていました。それでも観れて良かったです。確かにナタリー・ポートマンの演技力が素晴らしかったです。幼いころからこんなに演技力があるとは。「ギルバート・グレイプ」でレオナルド・ディカプリオが見せた演技と同じくらいうまいと思いました。大人になっても演技のうまい役者さんは幼い時から演技力あるのだなあと感心しました。
それと哀愁漂う主役のジャン・レノ。どこまで演技何だかわからないくらいヘロヘロでイカレた刑事役のゲイリー・オールドマン。やはりお二人とも素晴らしかった。最後にStingのShape Of My Heartが流れ、この曲もこの映画にぴったりの曲でした。