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沈黙ーサイレンスー [アメリカ映画 ドラマ]

アメリカ映画「沈黙ーサイレンスー」を観ました。


沈黙-サイレンス- [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2017/08/02
  • メディア: Blu-ray

2016年の作品。IMDb評価は7・2。遠藤周作の「沈黙」をマーティン・スコセッシ監督が映画化。公開当時観たいと思っていたのに、今になってしまいました。まるで日本映画を観ているようで素晴らしかったです。かなり昔、原作を読んでいますが、神に何度も何度も問うてもその答えを返してくれない、その沈黙の場面で大泣きしたのを覚えていますが、映画では泣けはしませんでしたが原作を全体的にうまく生かして作られていると思いました。

17世紀のキリシタン弾圧下の長崎。日本で棄教した師フェレイラ(リーアム・ニーソン)の真相を確かめるため、キチジロー(窪塚洋介)の案内で日本にやって来た若き宣教師ロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)とガルペ(アダム・ドライバー)。日中は身を隠し、夜になると村のキリシタンの集会を行う二人。そのうち五島列島の村でもミサを執り行ってほしいと言われ出かけていくが、彼らの存在がお上に知られてしまい、村人は踏み絵でキリシタンかどうかを調べられ拷問を受けじわじわと殺されることに…。その度に踏み絵を踏んでは懺悔をしたいと言って何度も何度もロドリゴの元にやってくるキチジロー。

そしてやっとロドリゴは目的であったフェレイラに会うことに。試練をなぜ神は与えるのか、神に問うても答えてくれず沈黙したままで苦しむロドリゴ。自らの信仰に向き合うロドリゴ。そして目の前の人が殺されないためにすべきことをしろとフェレイラに促され、ロドリゴ自らも棄教することを決心。最後ロドリゴが亡くなったとき、かつて村人からもらったキリスト像が彼の手のひらの中にあるのでした。

窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、小松菜奈、加瀬亮、片桐はいり、青木崇高など日本人キャストもたくさん出ていて皆本当にうまかったです。スコセッシ監督が実に28年もかけて構想を練っての念願の映画だったとのこと。日本映画ではないのかと思えるほど日本人が見ても違和感なくて、今でもハリウッド映画を観たのでなく日本映画を観た気分が残っています。お勧めです。

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