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君の名前で僕を呼んで [アメリカ映画 賞受賞]

イタリア・フランス・ブラジル・アメリカ合作映画「君の名前で僕を呼んで」(Call Me by Your Name)を観ました。

君の名前で僕を呼んで [Blu-ray]

君の名前で僕を呼んで [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: Happinet
  • 発売日: 2018/09/21
  • メディア: Blu-ray

2017年の作品。IMDb評価は7・9。「日の名残り」「眺めのいい部屋」「モーリス」のジェームズ・アイボリー監督が脚本を書き、アカデミー賞脚本賞を受賞した映画。先日「モーリス」を観たときにこの「君の名前で僕を呼んで」のタイトルを目にして観ていなかったなあと思っていたところに、韓国ドラマ「社内お見合い」を観終わり、にわかファンになってるアン・ヒョソプくんがインタビューでこの映画のことを口にしていたので、これは観なければ、今が観どきと観ました。主役を演じたティモシー・シャラメくんの透明感ある演技がとっても光っている映画でした。

1980年代のイタリア北部の避暑地で大学教授の父の助手としてアメリカからやってきた24歳のオリヴァー(アーミー・ハマー)と出会った17歳のエリオ(ティモシー・シャラメ)。夏を一緒に過ごした二人は恋に落ちます…。

男の子同士の恋愛でしたが、普通のピュアでまっすぐな恋愛を観たような感じでした。透明感あり爽やかで美しかったです。イタリアが舞台ということがとっても良かった。雰囲気、そのゆったりのんびりした避暑地での生活の心地よさも伝わり、ピアノを弾いたり、本を読んだり、川に泳ぎに行ったり、田園風景を抜けて自転車で街に繰り出したり、食事は庭のテーブルで、時にはパーティーがあったりと、それら全てが素敵でした。二人は夏を共にして別れオリヴァーから女性と結婚する連絡が入り、その知らせを受けたエリオの泣き顔がクローズアップされるラストでした。切なさ一杯でした。救いだったのは父親が理解ある人であったこと。夏の青春のキラリとした恋愛を切り取った秀逸な映画でした。naonaoお勧め度★★★★★

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ロスト・イン・トランスレーション [アメリカ映画 賞受賞]

アメリカ映画「ロスト・イン・トランスレーション」を観ました。


ロスト・イン・トランスレーション [DVD]

ロスト・イン・トランスレーション [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東北新社
  • 発売日: 2004/12/03
  • メディア: DVD

2003年の作品。IMDb評価は7・7。ソフィア・コッポラ監督作品。アカデミー賞脚本賞をはじめゴールデングローブ賞作品賞、主演男優賞、脚本賞などたくさんの賞を獲っています。新宿のパークハイアットホテルを舞台に、年配のハリウッドスターと、夫の仕事についてきて放って置かれる若い女性の淡い出会いと別れを描いています。

この映画が公開されたとき友人がこの映画を観てきて、舞台となったパークハイアットでランチをしたいと言ってきました。そして一緒にランチを食べに行ってホテル内をうろうろした思い出があります。

東京に住んでいるので東京の景色は見慣れているけれど、世界の人が見たら珍しいんだろうなあと思います。ネオン街、ゲームセンター、パチンコ、カラオケ、渋谷の交差点…。ヌードショーや性のデリバリーサービスには嫌悪し違和感を覚えたけれど、この映画、日本語が障害となってかなり空回りしている感じがあり、でも外人から見たらこんな感じなのかもなあと思いました。この映画のタイトルは翻訳できないってことだけど、もっと言って意思疎通できない、分かり合えないってことは、言葉がわかっていても意思疎通できないこともたくさんあるわけで、意思疎通できない日本という異文化の中で、主役の二人もそれぞれの伴侶と意思疎通できていず、分かり合えているのはこの二人だけという映画でした。

この映画の良さは、ハリウッドスターのボブ(ビル・マーレイ)と若い女性のシャーロット(スカーレット・ヨハンソン)の二人が一刻も早く日本を離れたいと願っているけれども、ホテルで会って徐々に距離を縮め、人生に疲れてしまっているボブと孤独なシャーロットがつかの間でも心を通わせることができたこと、そして爽やかに別れ、旅先でいい思い出ができたこと。旅先でのこういう出会いと別れは人生の財産になるなあと思いました。

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エターナル・サンシャイン [アメリカ映画 賞受賞]

アメリカ映画「エターナル・サンシャイン」を観ました。


エターナル・サンシャイン [Blu-ray]

エターナル・サンシャイン [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • 発売日: 2019/11/20
  • メディア: Blu-ray


2004年の作品。IMDb評価は8・3。アカデミー賞脚本賞をはじめ主に脚本賞を獲ってます。ジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット、キリスティン・ダンスト、イライジャ・ウッドが出演。

昔、既にこの映画を観ていました。今回また観直したのは、ソ・ガンジュンくんが好きな映画にこの映画を挙げていたから(他にエディ・レッドメイン主演の「リリーのすべて」「博士と彼女のセオリー」)一度観ていてもどんな内容だったかすっかり忘れていて、でも観ているうちにああそうかと思い出しました。評価はかなり高くストーリーは面白いと思いましたが、ケイト・ウィンスレットのプリプリした演技がうざく感じられ、またジム・キャリーには面白い演技を要求してしまう私がいてアウトでした。「イエスマン」とか「ブルース、オールマイティ」「マスク」のイメージが強すぎて。それと時系列があっちこっちに飛び何度か観ないと理解できない感じでせわしく、感情移入までいかない映画となりました。もっと幸せ気分の残る映画になっていればよかったのかもと思いました。

ストーリーは恋人との記憶を失くしてくれる会社があり、クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)はその会社に申し込み恋人との記憶を一切無くします。それを知ったジョエル(ジム・キャリー)は自分もクレメンタインとの思い出を一切なくすよう会社に依頼。しかし、施術中楽しく幸せな思い出も消えてしまうことが嫌だと思い、必死になって脳内であがきます。

その会社で働いていたメアリー(キリスティン・ダンティスト)も同じようにかつて会社の上司との不倫の記憶を失くしていて2回目の不倫をしそうになったときにそのことに気づかされ、自分のデータを見つけ会社を辞め、施術した人たちすべてにデータを配ります。クレメンタインもジョエルもそのデータを見て音声を聴いたとき、既に2回目の恋をしている最中でした。同じことの繰り返しでまたけんかをして別れるかもしれないと思ったとき、それでもいいじゃない(なるようになる)といった感じで恋を楽しむのでした。別れた彼との記憶を失くしてもまた同じ彼と恋に落ち同じ轍を踏むのかもしれません。そのサガが悲しい、切ないと思えました。でもそれが人間なのですね。映画の中でメアリーが使った引用文を最後に。「忘却はよりよき前進を生む」~ニーチェ、「幸せは無垢な心に宿る」「忘却は許すこと」「太陽の光に導かれ、陰りなき祈りは運命を動かす」~アレキサンダー・ポープ

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フォレスト・ガンプ [アメリカ映画 賞受賞]

アメリカ映画「フォレスト・ガンプ」を観ました。


フォレスト・ガンプ 一期一会 デジタル・リマスター版 [Blu-ray]

フォレスト・ガンプ 一期一会 デジタル・リマスター版 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: パラマウント
  • 発売日: 2019/07/24
  • メディア: Blu-ray

1994年の作品。IMDb評価は8・8。アカデミー賞作品賞など6部門を独占した映画。ヒューマンファンタジー。トム・ハンクス主演。

実は当時インド旅行中に途中まで観た映画。何か忘れてしまったけれど事情があって途中で席を立ってしまった映画でした。古い映画だと自分でも知っていて、でも今になってもう一度ちゃんと観るのもいいかなあと観ました。観れて良かったです。たくさんの賞を獲っているだけの映画でした。

フォレスト(トム・ハンクス)はIQが少しばかり足りない。しかし母親(サリー・フィールド)はいつも優しく普通に彼を育てていた。足が速いことと真面目なのが長所のフォレスト。フットボールの選手になり有名になり、軍隊に入りベトナム戦争に参戦、出世し、その後友人ババの話を元に海老獲り船を買って会社を設立し、リンゴのマークに投資して大金持ちに。そして走りたくなり何度も何度も大陸横断をしてまたしても有名に。

プレスリーやケネディ、ジョン・レノンやニクソン、レーガンなども一緒に出てきて、バックには懐かしいその時代の聞きなれている音楽が流れます。幼なじみのジェニーとは彼の人生の色んな場面で再会し、最後は子供ができ、そして結婚もし、彼女は亡き人となってしまったので彼が一人で子育てすることに。波乱万丈のフォレストの人生を時代にのせて見せる映画でした。

フォレストの真っ正直な生き方がトントン拍子に人生を進め、お金も名声もすべてついてきます。音楽も素晴らしかったし、誰もが知る有名人と一緒にフォレストが出てくるのが面白かったです。そう言えばフォレストはドクターペッパーを飲んでたけど、懐かしいなあ。すごくまずくて残してたけど、今でも売っているのだろうか?と思いました。それにしてもトム・ハンクスの出る映画はやはりいい映画が多いと思いました。

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6歳のボクが、大人になるまで [アメリカ映画 賞受賞]

「6歳のボクが、大人になるまで」を観ました。


6才のボクが、大人になるまで。 [Blu-ray]

6才のボクが、大人になるまで。 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • 発売日: 2016/02/03
  • メディア: Blu-ray

2014年の作品。IMDb評価は7・9。アカデミー賞助演女優賞(パトリシア・アークエット)、ゴールデングローブ賞映画部門作品賞、英国アカデミー賞作品賞などたくさんの賞を獲っています。男の子メイソン(エラー・コルトレーン)を使っての6歳から18歳までの12年にも及ぶ撮影。シングルマザーに育てられ、引越し、義理の父の暴力を経験、その後初恋など経験して大人になっていく過程を描きます。男の子本人のほか、母(パトリシア・アークエット)、父(イーサン・ホーク)、姉(ローレライ・リンクレイター)も同じように12年出演。



12年の間にメイソンは母と姉と共に引越し、母が再婚すると新しい姉や兄ができます。義理の父の暴力により母は離婚し大学に入り直し教授になります。そして母は再婚。夢を追いかけていた母と離婚した父も再婚し新しい家庭を築きます。週末にはいつも父が迎えに来てメイソンと姉を連れて遊びに行きます。メイソンは小学校、中学校、高校を卒業し、大学生になり親の元を離れます…。


この映画を観て同じ長きにわたって撮影し、しかもイーサン・ホークが出演した「ビフォア・サンライズ」「ビフォア・サンセット」「ビフォア・ミッドナイト」を思い出していましたが(それぞれ1995年、2004年、2013年の作品)後から調べてみたらこの映画は「6歳のボクが、大人になるまで」と同じ監督のリチャード・リンクレイターの作品でした。道理で手法が同じだと思いました。監督はもう長きにわたっての撮影はやらないと言っているようですが、長い年月をかけて同じ俳優さんで撮る映画は本当に素晴らしいなあと思いました。オバマ大統領がこの年の映画のナンバーワンだと言った映画らしいのですが、映画の中にメイソンがオバマ支持の旗をボランティアで飾っていくシーンがあり、なるほどね!と思いました。


考えてみたら私が大好きなドラマ「大草原の小さな家」にしても「北の国から」にしてもやはり10年20年という長い月日を要し作られていたのだと思いました。その点ではこれらの映画同様何ら変わらないのだと思いました。長年にわたって作られた映画もドラマもいいなあと思いました。

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