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シャッターアイランド [Leonardo DiCaprioレオ]

レオナルド・ディカプリオ主演、マーティン・スコセッシ監督の映画「シャッターアイランド」を中野サンプラザで観て来ました。

映画公式サイト:http://www.s-island.jp/

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ディカプリオの映画はケイト・ウィンスレットとの共演の「レボリューショナリー・ロード~燃え尽きるまで」以来で、その時にディカプリオとウィンスレット二人の迫真の演技にとても感服したのですが、この映画でもディカプリオの演技はとても光っていました。今回でディカプリオとスコセッシ監督のタッグは4回目だそうでいつもたくさんノミネートされオスカーを逃してきているので、今回この映画は一体どうなるのか興味津々です。来年のアカデミー賞に期待したいです。

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この映画はミステリー仕立てになっていてコピーは「全ての謎が解けるまでこの島を出ることはできない」。謎解き映画を楽しむためにということで、超日本語吹き替え版なるもので観て来ました。超日本語吹き替え版とは、字幕と吹き替えの違和感をなくし、プロの声優を使い大人の吹き替えを目指しての吹き替えということらしいです。確かに違和感なく字幕に煩わせられることなく、楽しめました。

映画は島での秘密を手にしてそのために島を脱出できなくなる恐怖やら、精神病を患う犯罪者に突然襲われたり、相棒が急にいなくなったりと何度か心臓がバクバクし、一体この先どうなってしまうんだろうという怖さがありました。しかし、最後の最後にいろんなことがわかり、視点が違っていたために全てがどんでん返しとなり、この結末だったのならこの結末を知った上でもう一度映画を観直したいと思う映画になってました(実際サイトでは二度見キャンペーンもやっていておかしいと思ったところを発見して応募するとプレゼントが当たります)

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ディカプリオが先月来日していたようですが、その時のインタビュー記事など読むと、「配給会社は謎解きサスペンスと宣伝しているが、実はトラウマと戦う彼の心の旅を描いている」と語っており、確かにディカプリオの言葉はこの映画の本質をついています。

主人公は精神を患った犯罪者を収容する孤島に相棒とともに乗り込み、事件を捜索する連邦保安官のテディ(ディカプリオ)。彼は第二次世界大戦に参加しているので時々その時のことがフラッシュバックのように、かかっていた音楽やドイツ訛りの英語を話す医者を通して思い出してしまい、また表向きは事件の捜査ですがテディの本当の目的は島に収監されてる自宅を放火し妻を死なせた犯人を捜すというもので、妻にも先立たれているため、時々妻の亡霊のようなものを見たりで、いろんなものが夢なのか、幻想なのか、現実なのか、映像の中でごちゃ混ぜになり、そしてその孤島では脳実験が行われているというような情報をつかみ・・・、と話が展開していきます。

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戦争でたくさんの人々がここかしこで死に、またナチスドイツ軍の指揮官を殺し、降伏したナチス軍兵士を皆殺しにし、そしてまた妻や子供まで亡くし、つらい過去をたくさん背負った難しい役柄をディカプリオは見事に演じてました。映像的には結構無残で血が流れるところや、修羅場のような場面があり、目を覆いたいシーンもあって決して気持ちの良いものばかりではありませんでしたが、次は一体どうなるのか、先が早く知りたく、スリルがありドキドキ感があり、久々に興奮して映画を見ていました。ストーリーも練られていて面白かったです。最後のどんでん返しのために結末を書けないのが残念ですが、映画「スティング」のような爽快さはないにしても、結末にはあっと驚かされそして悲しく思いました。

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それにしてもディカプリオ。今までそれほど好きじゃなかったけれど、最近の映画での演技がすごくいいので段々好きになってます。イタリア系とドイツ系の血が入っていて母方のドイツ語が結構しゃべれるらしく、離婚しているけれど両親はすごい美男美女の組み合わせと評判だったとか。14歳くらいからデビューしていていることも今回初めて知りました。今後も渡辺謙との共演のSF映画や、クリント・イーストウッド監督の元FBI長官役の映画、オリヴァー・ストーン監督のハードボイルドミステリー映画に出演がほぼ決まっているらしいのでまた次回作が楽しみです。

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シャッター アイランド オリジナル・サウンドトラック

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  • アーティスト: サントラ
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2010/03/24
  • メディア: CD
レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで スペシャル・エディション [DVD]

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ブラッド・ダイヤモンド [DVD]

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コメント 7

nomame

好き嫌いは激しいみたいですが、
やはりディカプリオは力ある俳優さんですよね。
私はブラッドダイヤモンド以来ですが、興味深いですね。
by nomame (2010-04-03 10:59) 

miffy

ご無沙汰してますm(__)m
帰国しました
この映画はゲームにもなっていて気になってます。
過去記事も拝見してきますねー
by miffy (2010-04-03 19:22) 

ぷーちゃん

'93年の映画「ギルバート・グレイプ」では、
知的障害の役を好演していました。
見る作品それぞれで、いい演技しているので
素晴らしい役者さんですよね。この映画も、近日公開の
作品って事で予告編を見て、少し興味持ってました。
参考にします。字幕よりも、超日本語吹き替え版を
選ぶのがいいみたいですね。(^ー^* )
by ぷーちゃん (2010-04-04 12:16) 

たいちさん

今話題になっている映画ですね。ストーリーがかなり複雑なようですね。アカデミー賞候補になる要素がありますね。ちょっと気になる映画ですので、機会あれば観たいですね。
by たいちさん (2010-04-05 14:08) 

naonao

>nice!をくださった皆様、ありがとうございます。

>nomameさん、ありがとうございます。
ディカプリオの映画で観ていないものはとりあえず観てみたいなあ~と思ってます。
レオ様と呼ばれていたので何だかアイドル的な感じで全然興味がなかったのですが、演技力あるなあと最近すごく気になる俳優さんになってます。

>miffyさん、ありがとうございます。
お帰りなさい。サイト内にあるゲームはあんまり映画と関係ない気もしますが、配給会社では知能度によってはこの映画を見破ることができるとでも言いたげです。
でもそう簡単に見破れる人がいるのかなあ~と思ってしまいます。

>ぷーちゃんさん、ありがとうございます。
彼が演じる役柄は結構難しいものが多く、それをうまく演じている感じがします。
超日本語吹き替え版というのはこれから結構主流になっていくのではないか?と言われているらしいです。字幕を追う煩わしさから解放されて確かにいいかもしれません。

>たいちさん、ありがとうございます。
本当ならこの映画は去年の内に公開予定だったらしいのですが、いろんな事情で延期になっていたとか。いろんな事情とはたぶんアカデミー賞がらみのことなのではないか、と思います。アバターがすごい人気だったので、アバターに賞を持っていかれることを恐れて・・・なのではないかなあ~?と思うのですが、今年は今年できっとまた強敵が現れるでしょうね。
by naonao (2010-04-06 22:45) 

duke

私も中野サンプラザで観ました。一緒でしたでしょうか?^^
良いレポですね。
私はこの映画でディカプリオが好きになりました。
by duke (2010-05-04 01:14) 

naonao

>dukuさん、ありがとうございます。
中野サンプラザ一緒でしたね!
私も最近ディカプリオが気になって仕方ありません。
私も好きになってます!
次回作のInception楽しみです。
by naonao (2010-05-09 00:29) 

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