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100000年後の安全 [ドキュメンタリー]

映画配給会社アップリンクが、ドキュメンタリー映画『100,000年後の安全』(本編吹き替え版全編)の無料配信をスタートしています。
マイケル・マドセン監督(2009年/79分/デンマーク, フィンランド, スウェーデン, イタリア)
日本語吹き替え版ナレーション:田口トモロヲ

映画配信ページ:http://www.uplink.co.jp/100000/2014/
配信:2月10日(月)正午12時まで

公式映画サイト:http://www.uplink.co.jp/100000/

「100,000年後の安全」の画像2 

この映画は、2011年4月に公開し全国で大きな話題となったドキュメンタリー映画です。フィンランドの核のゴミの最終処理場であるオンカロ(フィンランド語で隠された場所を意味する)の取材であり、地中深く掘って10万年後までそのままにしておこうとするフィンランドの試みがわかります。放射性廃棄物が生物に無害になるまで最低10万年かかります。しかし10万年後の人類たちに果たしてこの場所が危険であるとわかるのか。この地球は人類が戦争をし、自然界でも地震があり洪水があり・・・でこのオンカロをオンカロのまま残すことがはたして可能なのか、と疑問を投げかけます。今存在するありとあらゆる言語に訳し、またその言葉でさえ通じないことを想定し、ある種の標識やムンクの叫びのような誰が観ても不安になってその場所に近づけないような工夫をする。しかしそれでさえ一体10万年後の人たちに通じるのか疑問が湧いてきます。私たちの10万年前の人たちとはネアンデルタール人であり、石器を使っていたネアンデルタール人に核の恐ろしさを説いてもわかるだろうか?というのです。それならばオンカロの存在自体を隠してしまってもいいのでは?という意見も出てきます。考古学者が昔の遺跡を発掘するようにきっと興味を持ってオンカロを発掘する日がくるのでは?オンカロは昔話や神話のようなものになるのでは?とも言っています。

まだ2週間以上配信しているので、是非この機会に観てください。


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コメント 2

りゅう

これはとても興味深いですね。
近いうちに見ようと思います♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ
by りゅう (2014-01-25 21:56) 

naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。

>りゅうさん、ありがとうございます。
これは都知事選の時期に合わせ、原発を考えよう!との趣旨でアップルリンクさんの粋な計らいです。10万も核のゴミを処理するのにかかることを皆、忘れてはいけませんね。
by naonao (2014-02-02 17:40) 

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