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ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 [アメリカ映画 賞受賞]

FS汐留で「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」を観てきました。

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅のポスター

映画公式サイト:http://nebraska-movie.jp/

この映画は本年度アカデミー賞主要6部門ノミネート[作品賞、監督賞、主演男優賞(ブルース・ダン)、助演女優賞(ジューン・スキップ)、脚本賞、撮影賞)]、ゴールデングローブ賞主要5部門ノミネート[作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞、脚本賞]、カンヌ国際映画祭最優秀主演男優賞受賞作品です。

ある日手紙が届きます。「100万ドルの賞金が当たりました!」誰が見てもインチキな手紙だとわかっていても、頑固な年老いたウッディ(ブルース・ダン)は違います。何をおいても賞金を取りに行く気満々でモンタナからネブラスカまで歩いて行こうとまでします。高速で歩いていたウッディが警察に補導され、息子は父親を迎えに行きます。そのあとも何度も賞金を取りに行くと言ってきかない父親。息子はそれを見かねて車に父を乗せ、ネブラスカまで旅に出かけます・・・。

途中立ち寄ったのはラシュモア山(アメリカ大統領の顔が刻まれてる観光地)や親戚の家、また父親の生家。あとから兄や母親も呼んで皆で久々の再会となります。また父親が若き日に仕事をしていた仕事仲間など懐かしい面々にも会いますが、100万ドルが当たったという父親とそれを打ち消す息子の様子を見ていて、周りの人はきっと本当に賞金が当たったに違いないと思い、「ここの飲み代はウッディにお願い」と言われたり、「昔実は相当な額のお金を立て替えていた」と言われ金を無心されます。最後は親戚のいとこに襲われ、当たりくじが奪われ嘘だとわかって酒場でいい笑いの種にされ・・・。途中で賞金を取り行くのを断念する場面もありますが、また思い直して最終地点までたどり着きます。そして最後にわかった父親の100万ドルのお金の使い道とは?そして実際には手に入らなかった100万ドルですが、帰りがけに息子は父親に粋なプレゼントを贈ります。それもとっても経済的で合理的な方法で・・・。

映画は白黒の画面にふんわりと仕上げてあり、そこに使われてる音楽もとっても映画によく合っていました。父と息子の双方の思いやりが最後に全面に出てホロッとくるハートフルな映画で素敵な余韻の残る映画でした。「リトルミスサンシャイン」と同じでロードムービーはやはりいいなあと思ったし、2,3年前にアカデミー賞を獲ったフランス映画「アーティスト」を観たときも白黒映画はいいなあと思いましたが、この映画の白黒映画も味があっていいなあと思いました。


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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。


by naonao (2014-02-27 20:05) 

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