SSブログ

柘榴坂の仇討 [日本映画 時代物]

一ツ橋ホールで「柘榴坂の仇討」を観てきました。

柘榴坂の仇討のポスター
公式映画サイト:http://zakurozaka.com/
浅田次郎原作。井伊直弼(中村吉右衛門)に仕えていた彦根藩士、志村金吾(中井貴一)は桜田門外の変で主君を亡くし、主君を暗殺した18人の刺客の生首を差し出すよう命ぜられます。13年もの月日を費やし、残るは最後の一人佐橋十兵衛(阿部寛)一人となったとき、時代は江戸から明治へと移り、仇討禁止令も出てしまいます。そしてその仇討禁止令発令の日、今は車引きとなり直吉と改名した佐橋と出会うことになります・・・・。
柘榴坂とは現在の品川駅西側に実際に存在する坂らしい。品川まで行く機会があったときにちょっと探して観ようかなと思いました。
クライマックスは雪が降る夜、金吾は佐橋と出会いいざ仇討するものかと思いきや、雪の中の一輪のツバキを見て、仇討を止めてしまいます。13年間の相手の思いを知り、また時代がもうすでに仇討どころではなくなってしまい、また仇討することの意味を問うたとき、お互い生きることを選択するのです。
夫が失業状態であるにもかかわらず健気に13年間も夫を支え続けた妻(広末涼子)の苦労はいかほどかと思うとちょっと泣けてきます。
ちょうどこの映画を観たとき、中井貴一主演のドラマ「風のガーデン」を観てる途中でもあったため、ちょっと変な感じでした。同じ役者さんが違った役をやっているとお互いの作品にかなり影響が出て良くないなと思いました。自分の中でちょっと消化できない感じです。最近ドラマをよく観るようになったので、尺の短い映画より尺の長いドラマのほうが人物なども良く描かれているため、何だか映画よりドラマと思うようになってしまってます。でもストーリーは良かったです。さすが浅田次郎作品です。ただ個人的には中井貴一は「最後から二番目の恋」とか最近観終わった「風のガーデン」とかのほうが、彼の本領発揮と言う感じだと思うし、阿部寛も「テルマエロマエ」のほうが断然合ってるなと思ってしまいましたが・・・。
滋賀へ旅行してまだ一年経っていないので、彦根城にあった井伊直弼の生まれた場所が記憶に新しいです。旅行に行ったときには映画「偉大なるしゅららぼん」のフライヤーがあちこちにありましたが、今はこの映画「柘榴坂の仇討」のフライヤーがあちこちにあるのかもな、と思いました。最近東京スカイツリー近くの浅草通りで、この映画の宣伝カーを観たばかり。また20日から映画公開なのでテレビでも宣伝してるのを観ました。意外に縁がある映画なのかも、と思いました。

柘榴坂の仇討 (中公文庫)

柘榴坂の仇討 (中公文庫)

  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • メディア: Kindle版

五郎治殿御始末 (中公文庫)

五郎治殿御始末 (中公文庫)

  • 作者: 浅田 次郎
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2014/05/23
  • メディア: 文庫
柘榴坂の仇討 オリジナルサウンド・トラック

柘榴坂の仇討 オリジナルサウンド・トラック

  • アーティスト: 久石譲
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2014/09/17
  • メディア: CD


nice!(7)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 7

コメント 1

naonao

>nice!をくださった皆様、ありがとうございました。
by naonao (2014-09-23 17:36) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0