小野寺の弟 小野寺の姉

「小野寺の弟　小野寺の姉」を観ました。

小野寺の弟・小野寺の姉 通常版 [Blu-ray]

• 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
• メディア: Blu-ray

2013年に上演された同名の舞台を2014年に映画化したもの。片桐はいりが姉、向井理が弟を好演してます。早くに両親を亡くして、姉のより子（片桐はいり）と弟の進（向井理）は二人だけで生きてきました。つい最近弟の進が失恋をし、そのことを気にして気を使う姉のより子。そこに誤配された郵便が届き、二人で届けることに…。

姉のより子が、弟の進の回想や日々の言動から弟想いであることがよくわかり、時に胸にグッときます。また二人の仲がいい感じがとっても素敵で、温かい気持ちになる映画です。最後に淡い恋心を抱いていた浅野（及川光博）に失恋するより子が大泣きしているところに、絵本作家の岡野（山本美月）との新しい恋のタイミングが合わなくて恋を逃す弟の進が家に戻ってくるのですが、弟が気遣って「ただいま」と大声で言って家の中に入り直し、誕生日プレゼントとして千円札の束を姉に渡して、姉が「失恋した」と言い、それを聞いてさりげなくかわす弟と姉が最後は二人で笑う場面に自然と涙が出ました。しっかり者の姉とちょっと頼りなげな弟のお互いを思いやる姉弟愛がとても心地いい映画でした。また所々でこれはコメディか!?と思える場面もあり、面白かったです。笑って泣ける映画。心が優しくなれる映画でした。

「間違った優しさは、人を傷つけてしまうこともある」

進が、知り合った絵本作家の岡野にアドバイスしたことが一冊の絵本になって完成したとき、絵本の中にそんな言葉を見つけて、進はドキリとしていました。

仲のいい姉弟っていいなあと思った映画でした。

コメント 1

>nice！をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2015-06-19 21:45)