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恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム [インド映画]

インド映画「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」を観ました。

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シャー・ルク・カーンの魅力最大の映画でした。ディーピカー・パードゥコーンという女優さんの出世映画でもあったようです。彼女も素敵でした。映画自体が華やかでキラキラしていて、しかもそこに輪廻転生物語があり、勧善懲悪の世界。「ハッピーエンドじゃないとエンドじゃない」といセリフが何度か出てきて、この映画もハッピーエンドですが、最後はちょっと怖いホラーも加わります。これぞインド映画って感じのすごく楽しい映画でした。

また「心から何かを望めば、世界が後押ししてくれる」というセリフも何度か出てくるのですが、本当にそうだなあと思いました。この言葉自体どこかで聞いたような言葉ですが、忘れていたかもしれません。何だか座右の銘にしたいくらいいい言葉だなあと思いました。

インド映画はせいぜい20本くらい?しか観ていないと思うのですが、そんな私でも映画「クチュクチュホタヘ(何かが起きている)」の音楽は今でも耳にメチャクチャこびりついていて(何故ならインドで2回この映画を観て、カセットテープを買ったからなのですが)この映画音楽がこの「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」の中にも使われていて、思わずニンマリとしてしまいました。そうかと思えばオースターキャストよろしくこの「クチュクチュホタヘ」に出演していたカジョール、ラーニー・ムケルジー、サルマーン・カーンなんかも出て踊っていて、思わずテンション上がりました。カジョールやサルマーン・カーンは他にも代表作がいくらでもあり、ちょっと贔屓にしている俳優さんたちなので余計でしたが、インド映画をもっとたくさん観てる人はもっといろんな仕掛けにテンション上がりまくりでしょう。とにかく色んなスターが踊ってましたから。大御所のアミターブ・バッチャンの顔もチラリと出てました(「スラムドッグミリオネアー」や「華麗なるギャッツビー」にも出演)

顔はサルマーン・カーンのほうが好きですが、映画はシャー・ルク・カーンが出ているもののほうが外れがない感じがします。女優さんではカジョールの顔が大好きで、もっといろいろ出てほしいなあと思います。新人の今回シャー・ルク・カーンの相手役をした女優さんが時々、加藤夏希さんや多岐川裕美さんに見えてしまいました。

実はちょうど三島由紀夫の「命売ります」という本が巷で話題になっているというので、読み終わったばかりなのですが(面白かったのでお勧めです)、三島といえば私にとっては「豊穣の海」の4部作で、読んだ人は知っているでしょうがこれは輪廻転生を扱った作品で、当時個人的にいろいろ経験した自分なりの出来事が重なったため余計に輪廻転生の不思議に想いを馳せたことがあるのですが、折しもまた何故か輪廻転生のことに想いを馳せる感じで、三島のこの作品を思い出してしまいました。輪廻転生ってあるんだろうなあ、と単純に思ってしまいます。インド人は自然と輪廻転生を信じている人たちなので、映画でもよく輪廻転生に関わったことが出てきます。インド映画が好きな要因はこういうところにもあるんだろうなあと自己分析してます。それと何といっても華やかな衣装とセットと踊りと音楽。この映画の美術面は本当にピカイチ。色使いがとっても良かった。サルマーン・カーンとアイシュワリア・ラ―イ主演の「ミモラ~心のままに」と同じくらい好きな映画だなと思いました(テイストは違いますが…)。


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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2015-12-19 00:40) 

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