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函館珈琲 [日本映画 ドラマ]

汐留FSにて「函館珈琲」を観てきました。 

ポスター画像

映画公式サイト:http://www.hakodatecoffee.com/

舞台挨拶付きの特別試写会でした。プロデューサー、監督、脚本のスタッフの方々や出演者の皆さんが登壇しました。ふつう一般の人の写真撮影はこういった場所では許されないのですが、「どんどん撮ってぜひ拡散してください」というので、私も写真を撮ってきました。

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左から、夏樹陽子さん、中島トニーさん、片岡礼子さん、黄川田将也さん、Azumiさん、あがた森魚さん、西尾孔志監督。

(夏樹陽子さんが細くてきれいでした。私の席の3つ前くらいに座って、その後も映画を観ていかれました) 

映画は函館を舞台に、古くて洒落たアパート翡翠館に集まる若者たちを描きます。翡翠館のオーナーの時子(夏樹陽子)は、「一か月無料でアパートの部屋を貸すけれど、その後ここに住んでいいかどうかは私が決めます」 と新たに翡翠館にやってきた桧山(黄川田将也)に言い放ちます。時子は若い才能を後押しする意向でこの翡翠館を開いていました。桧山は表向きは古本屋を生業とすると言いつつ、本当は一作書いてそのあと書けなくなってしまった小説家でした。

このアパートにはトンボ玉ガラス職人の一子(片岡礼子)やテディベアアーティストの幸太郎(中島トニー)、ピンホールカメラの写真家の佐和(Azumi)が住んでおり、それぞれが何らかの事情を抱えつつ、自分の夢に向かって活動していました。

函館の雰囲気がとっても素敵でした。そして古びたこの翡翠館も。路面電車があり、教会があり、坂道があり、海があり、キラキラ輝く美しい夜景があり、「この街は流れる時間が違う…」とプロデューサーがこの映画を紹介するときに言っていましたが、本当にそんな感じのちょっと緩やかな映画で、レトロ感も満載でした。

行き詰った主人公の桧山は、最終的には函館珈琲というカフェをこの場で開き、その一方で小説を書き始めていました。時間が止まったままの時がまた動き始めたのです。素敵な映画でした。

この映画は函館イルミナシオン映画祭オープニング上映の映画だとのことで、函館でも映画祭があるのだなあと初めて知りました。函館はツアーでしか行ったことがないので、今度はゆっくり個人で行きたいなあと思います。


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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。


by naonao (2016-09-25 22:53) 

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