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大判三国志⑱山師の表  [本]

「大判三国志⑱山師の表」を読みました。

大判 三国志 18 (希望コミックス)

大判 三国志 18 (希望コミックス)

  • 作者: 横山光輝
  • 出版社/メーカー: 潮出版社
  • 発売日: 2018/06/25
  • メディア: 大型本

横山光輝のマンガ。

諸葛亮は成都から戻ると、五虎将軍の一人の馬超が45歳で亡くなる。魏では曹丕が倒れ司馬懿に子の曹叡を託すと、曹丕は40歳で亡くなってしまう。司馬懿は西涼を守るために赴くが、諸葛亮は馬謖に司馬懿が謀反を起こすために西涼に行ったと噂を流させ、司馬懿は誤解されそのまま故郷へと帰される。諸葛亮は出師の表を書き、魏へ出兵。趙雲がまず韓徳の息子の韓瑛と戦い、その後韓徳と戦い、夏侯淵の息子の夏侯楙(かこうぼう)と戦う。張苞や関興も趙雲に加勢。安定城を守っていた崔涼が夏侯楙の偽の呼び出しで城を離れる間に、諸葛亮は城を焼いてしまう。諸葛亮は崔涼と親しい陽俊を口どかせ南安城にいる夏侯楙を生け捕らせる作戦に出るが、崔涼も陽俊も裏切っていて降伏は嘘であったが、それを諸葛亮は全てお見通しだった。

夏侯楙=夏侯駙馬(かこうふば)が天水城の馬遵に蜀を討ってほしいとの援軍を要請すると、馬遵の部下であった姜維は諸葛亮の策を見破り、姜維は諸葛亮を追い詰め戦に勝つ。姜維に負けた諸葛亮は「離間の計」を使う。諸葛亮は捕まえていた夏侯駙馬に姜維に降伏するよう命令すると、夏侯駙馬が冀城に着く前に姜維が既に降伏しているとのうわさを聞く。実は諸葛亮が姜維そっくりの兵士を使い降伏したように見せていたのだった。本物の姜維は冀城に食糧を奪いに行っている間魏延に城を奪われ、天水城に行けば射やられ、上邽城でも蜀に裏返った裏切り者として扱われていた。諸葛亮が姜維の母を連れてくると、人一倍母思いの姜維は降伏。天水城の尹賞(いんしょう)も梁虔(りょうけん)と内通していると思われ殺されそうになると蜀に下った方が得策と考え、また上邽城の梁虔のところにも兄が説得に行き蜀に下ることを考える。

魏では曹真が祁山に兵を出すが、夜襲を掛ける中同士討ちをしてしまいそこを襲われ負けてしまう。しかしチベット人と蒙古人の混合体に西羌王国の鉄車隊を使い、関興たちも大苦戦。そこで諸葛亮が出ていきそれら鉄車も馬も人も全て落とし穴に落としてしまう作戦に出る。西羌王国の越吉元帥や雅丹丞相を捕まえたあとは、兵も戦車もすべて返してやった。曹真も出てくるが歯が立たず魏側が破れる。魏のブレーンである鍾繇(しょうよう)は司馬懿を戻し地位を戻し出兵をお願いする。司馬懿の子供司馬師、司馬昭も出兵する。

関羽が呉軍に囲まれたときに援軍を出さなかった孟達は魏に下ったが、蜀の勢いを観ると蜀に戻りたくてうずうずしている。それを知った部下の申耽、申儀はこれを謀反と捉え司馬懿に知らせる。司馬懿は申耽に孟達を討たせる。そのことで司馬懿はまたも帝から破格の特権を与えられる。

諸葛亮側は食糧のある街亭が大切だと考え、馬謖と王平に街亭を守らせる。王平に反対されるのも聞かず、馬蹄は細い参道に砦を築かず山の上に砦を築き陣を張った。それを見た司馬懿は水を絶ち火を用い攻めようと策を練り始める。

姜維が蜀に下るいきさつ、西羌王国の鉄車隊などが面白かったです。西羌王国がチベットや蒙古であることも、三国志にも出てくることも興味深かったです。何せチベット大好きなので。いよいよ司馬懿と諸葛孔明の戦いにこれから入っていくクライマックスです。

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2024-02-15 15:39) 

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