メキシコのチチェン・イツァー遺跡 [旅の思い出・中南米編]
メキシコの遺跡第3弾はチチェン・イツァー遺跡。メキシコのユカタン半島にある、メリダからバスで2時間ほどの場所にあるマヤ最大級の遺跡です。
マヤ古典期(6世紀)に属する旧チチェン・イツァーとトルティカ文化と融合したマヤ後古典期(10世紀以降)に属する新チチェン・イツァーのエリアがあり、カスティージョ、ジャガーの神殿、球戯場、ツォンパントリ、戦士の神殿、カラコル(天文台)、尼僧院、教会、高僧の墳墓、セノテ(聖なる泉)などがあります。
こちらは↓カスティージョ(スペイン語で城の意味)。マヤの暦を表しているピラミッドです。四方の階段が91段あり(91×4=364)、これに頂上の1段を加えて365日を表してます。また別名をククルカンのピラミッドといい、ククル=羽毛のある、カン=蛇で、ククルカン(羽毛のある蛇)は西方からユカタンにやってきたもので後に神ケツァルコアトルと呼ばれました。春分、秋分の夕方になると年二回、北側にあるククルカンの頭が階段の一番下にあるのですが、光の加減で階段部分がククルカンの胴体になってギザギザに見え、まるでククルカンが舞い降りたような「ククルカンの降臨」が見れます。毎年この日は観光客で大賑わいのようです。
これが↓ククルカン=ケツァルコアトル。
↓別のククルカン=ケツァルコアトルの石柱。
こちらは↓ツォンパントリと言われる球戯場の隣りにある生贄のスカル(頭骸骨)をさらす場所。球戯場ではサッカーのような球技が真剣勝負で行われて、勝ったチームのキャプテンが生贄になりました。でも当時、生贄となることはすごく名誉なことでした。
こんなに↓シャレコウベだらけのレリーフ。
戦士の神殿↓。柱がたくさんあって、千本柱の神殿とも呼ばれてます。この柱の上には木や葉で屋根があったとか。
これは↓有名なチャックモール。戦士の神殿にあります。お腹の平らな部分に生贄の心臓を捧げていました。人間を犠牲にする=人身御供の思想はトルティカから持ち込まれました。
左↓はカラコル(天文台)と右↓は尼僧院。
教会↓の建物。中央には雨の神、チャク。
今回この記事チチェン・イツァーをアップするに当たり、マヤに関する本を物色してみました。何冊か読んだのですが、その中でおもしろかったのが、これ↓。
謎のクリスタル・スカル―地球ガイアから宇宙へ 魂を共振させる
- 作者: クリス モートン, セリ・ルイーズ トマス
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 1998/11
- メディア: 単行本
クリスタルでできたスカル(頭蓋骨)が世界に13個あり、それが歌ったり、しゃべったりするという伝説がアメリカ先住民にあるらしく、そのうちのいくつかのクリスタルスカルがマヤ遺跡から発見されています。今は博物館や個人所有などばらばらになっているクリスタルスカルですが、このクリスタルスカルがひとつに集まることで、大きな変化(全人類の大きな変化、知識の大きな変化、光の時代の知識への変化)が容易に進むと言われてます。この本では今こそマヤの時代の思想が必要なとき、と言っています。ちなみにこのクリスタルスカルもオーパーツOPARTS(out of place artififacts) のひとつで、「場違いな人工物」です。マヤ暦の終焉となる2012年12月21日か22日(関連記事はこちら)。一体その日はどうなっているのでしょうか。
私も参加してます。皆さんもどうぞ。こんな素敵なデジカメ使ってみたいなあ。