銀色夏生の庭ができました

図書館にネットで予約を入れておいた、銀色夏生の「庭ができました」の本が届いたとのメールを受け、図書館に取りに行ってきた。銀色夏生の詩集は特に読まないけれど、「つれづれ日記」のシリーズのファンで彼女の日々の日記をたぶんもう十年以上読んでる。これって出版としての形を取ってるけど、皆がブログで公開してるようなものと似ていて、今思えば、銀色夏生のこのつれづれ日記シリーズはブログの走りみたいなものだなあなんて思った。海外をふらふら旅していた頃、日本に帰国する前寄ったタイのバンコク、カオサンの古本屋に、この銀色夏生のつれづれ日記のシリーズがあり、これを買ってカオサンの安宿で読んだ記憶がある。妙にほんわかして、人生そのそのものを真正面から肯定していて、そのときの自分を全面的に受け入れられた感じがし、そして今まで力んで生きてきた自分に対してもっと力を抜いて生きてもいいんだよ、っていわれる感じのする作品だった。たぶん著者にはそんな意図はこれっぽっちもないかもしれないけど、生活そのものをエンジョイしてる彼女の生き方そのものがとても羨ましく感じられた。今回の「庭ができました」は「家ができました」に続く写真集だけど、できたら今までのつれづれのように文章をもっと書いて、その中にたまに写真があるくらいがよかったなあ、なんて、ファンの一人としては思ってしまうわけです。でも自分のペースを保って次々に夢を叶えてしまう銀色さん、あなたって素敵。

コメント 1

銀色さんいいですよね。題名に惹かれてきてしまいました。笑) 素敵です。
by 殊羽 (2006-02-12 19:09)