SSブログ

グアテマラ [旅の思い出・中南米編]

アンティグアは日本の京都のような街。グアテマラシティに次ぐグアテマラでの第二の都市です。日本の富士山のような美しい山もあり、この街は何故かネパールのポカラに似てます。中南米を回っている旅行者の多くはアジア各地も旅行してる人が多いのですが、このアンティグアはネパールのポカラにすごく雰囲気が似てる、と旅行者の間でも人気のスポットでした。スペイン語学学校がたくさんあり、スペイン語を学んでる外国人もたくさんいます。片桐はいりさんの弟さんが現地の女性と結婚し、語学学校兼カフェのようなものを経営していて、日本人のたまり場にもなってました。

地震のためにアンティグアはたくさんのコロニアル時代の建物も崩壊しましたが、それでも残っているものは残っていて、ソカロ(広場)近くはこんな素敵な一角もあります。メキシコのサンクリストバル・デラス・カサスのような石畳や白(や黄色)の壁、それに赤い瓦屋根。これらはスペインからもたらされてスペインにも通じるものがありますが、コロニアルの古い感じがより素敵な街でした。

こちらはグアテマラのチチカステナンゴ。教会前で松の葉を焚き、神に祈りをささげる人たちです。松の葉を焚くのはチベット人と同じで、同じ松の葉の香りを嗅いだためか、チベット世界とシンクロしてしまいました。カソリック教会の中は、机や椅子を取り払い、地面にたくさんのろうそくを並べ、教会の中も松の葉の香を焚くのですが、マリア様があるにも拘らず、思わずチベットの寺を思い出してしまうほど。地面のろうそくの素朴さとチベットのバターランプの感じも似てます。キリスト教と仏教と違うのに。この雰囲気はメキシコのサンクルストバル・デラス・カサスの近郊の小さな村にも共通してました。

グアテマラを回っていて楽しいのは色彩の美しさ。インドや中国の少数民族、メキシコ、ペルーなんかにも共通する極彩色の美しさです。ここの人たちは夢枕獏も言ってますが、特にチベタンにすごく似てます。彼らの教会と寺も似てるなら人も色彩も似てます。チチカステナンゴのほかにもウエウエテナンゴにも市が立ち、インディヘナの人たちの美しい色彩を見られます。大抵教会の周りに市が立つのは中南米共通のことですが。

パナハッチェルの安宿で宿のおばさんが織物を織っていたので、パチリと撮りました。「写真を送ってね」と言われたのですが、日記に住所を書いてもらったのに、その肝心の日記をコロンビアのバス移動中盗まれ、今に至ってこのおばさんにこの写真を送れていません。記憶もあいまいで、グアテマラの旅の記録はメキシコ、ホンジュラスの記録と共に永遠に失われてしまいました。トホホです。

織物のほかにも刺繍も美しかった。私は刺繍入りのテーブルクロスを何点か買い求め部屋にグアテマラのクロスを今も使ってます。織物や刺繍は本当に素敵です。私は布製品が大好きなので、こういう国大好き

同じモンゴロイドの人々がたくさんいて、何故か妙に落ち着き、色彩豊かで、チベタンに似てる世界。グアテマラ万歳です。


nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 1

コメント 1

naonao

DSilberlingさん、nice!ありがとうございます。
by naonao (2006-11-12 21:19) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0