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タンゴ・ミュージカル「Tanguera(タンゲーラ)」 [観劇・踊り・イベント・ライブ]

今週はもう1本ミュージカルを観ました。Bunkamuraオーチャードホールでやってるタンゴ・ミュージカル「Tanguera(タンゲーラ)」。

公式サイト:http://www.tanguera.jp/

タンゲーラとはタンゴに生きる女、という意味。アルゼンチンで2002年1月に初演され、その後ドイツ、チリ、メキシコ、スペイン、ロシア、中国と公演し、今回日本で初公演。

タンゴ・ミュージカルと言っても、ほとんどがタンゴで、歌の部分は2,3曲を一人の女性歌手が歌い、他の出演者はひたすら踊り、演技してました。だからちょっとミュージカルと言うには抵抗あります。80分の幕間なしの公演でしたが、これ以上長くなるとちょっと飽きるかも・・・と思ったのでちょうど良い長さでした。

ストーリーとしてはヨーロッパから移民としてアルゼンチンにやってきたジゼルという女性が、ガウデンシオという男性のキャバレーに身を落とし踊り子として生活するようになり、その一方彼女が降り立った港で既に一目ぼれしたロレンゾが、この裏社会に入っていって彼女を救い出し愛を獲得する、というものでした。でも全くストーリーをわかってなかったので、女性を巡っての男たちの激しい戦いにしか見えず、あとからストーリーを確認してなるほどね、と思いました。男たちのナイフの決闘などウエストサイドストーリーみたいでした。またタンゴの踊りは足の払いがすごくきれいで、さすがにその踊りの部分では言うことなかったです。照明を落とし、薄暗い中で踊るシーンが多く、舞台全体を赤や、青で照らし、スポットを当て、どの人が主人公なのかをはっきりさせていました。セリフというセリフもなく、歌も移民として港に着いたときに「ここで生きていく」といった力強い歌を歌ったのと、身を落として働かなければならなくなったときに嘆きの歌を歌ったくらいだったので(ほとんど忘れてるスペイン語を、必死に思い出しながら歌詞を頭の中で追いかけてました)、踊りと演技だけで内容を推測するしかなかったです。

この公演はミュージカルと思っていくとちょっとガッカリします。タンゴを観にいくと思っていけば、それなりにちょっとストーリー性があって演技も入って華やかなので、満足するかなあと思いました。ラテン音楽好きの私としては、ずっと公演中ラテン音楽が奏でられていたのでそれだけで満足度は高かったです。

フィナーレとなり、拍手拍手でアンコールとなったときのパフォーマンスはかなりまとまっていて良かった。 大きないつまでも続く拍手で公演は終わりました。

Bunkamura

 

ベスト・オブ・アルゼンチン・タンゴ

ベスト・オブ・アルゼンチン・タンゴ

  • アーティスト: オムニバス, ロベルト・ゴジェネチェ, スシィ・レイバ, アルマンド・ポンティエル楽団, アニバル・トロイロ楽団, アストル・ピアソラ五重奏団, エンリケ・フランチーニ楽団, オルケスタ・ティピカ・ポルテーニャ, バッファ=ベリンジェリ楽団, セステート・タンゴ, ファン・ダリエンソ楽団
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2003/07/23
  • メディア: CD
ラ・クンパルシータ~アルゼンチン・タンゴ・ベスト・セレクション

ラ・クンパルシータ~アルゼンチン・タンゴ・ベスト・セレクション

  • アーティスト: オルケスタ・ファン・ダリエンソ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2002/03/27
  • メディア: CD
ベスト・タンゴ100

ベスト・タンゴ100

  • アーティスト: オムニバス, ホセ・リベルテーラと古典的五重奏団, ノルベルト・ラモス六重奏団, ギターラス・デ・オロ, クアルテート・ポルテーニョ, ドン・パンセラ四重奏団, アリエル・ペデルネーラ五重奏団, フアン・カルロス・カビエージョ四重奏団, キンテート・グローリア, ニコラス・ダレッサンドロ六重奏団, ウーゴ・ディアス
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2006/12/20
  • メディア: CD
〈COLEZO!〉アルゼンチン・タンゴ!

〈COLEZO!〉アルゼンチン・タンゴ!

  • アーティスト: オムニバス, エンリケ・ドゥマス, カリーナ・リベラ, カルロス・ガルバン楽団, セステート・スール, ノルベルト・ラモス・タンゴ楽団, フリアン・プラザ楽団, エル・アランケ, カルロス・ブオノ楽団, オスバルド・レケーナ
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2005/03/24
  • メディア: CD

おまけ:
 
「ノッティングヒルの恋人」がGyaoでやっていたので、観ました。
観た後は、何だかすごく幸せ気分。
この映画見逃していましたが、やっぱりヒュー・グラントはこういう役回りすごく合ってます。ハンサムだし好きだなあ。
2月25日正午までこちらで観られます。
 
ノッティングヒルの恋人

ノッティングヒルの恋人

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • 発売日: 2007/11/28
  • メディア: DVD
 

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コメント 6

miffy

ブエノスアイレスで見たタンゴショーは素晴らしかったです。
タンゴはダンスというよりも男女の情熱をぶつけ合う戦いみたいですよね。
もう一度、素晴らしいタンゴを見てみたいです^^
by miffy (2008-02-09 22:22) 

たいちさん

オーチャードホール、懐かしいですね。東京勤務中に数回行きました。すべてクラシック・コンサートでした。
タンゴ・ミュージカルは見たことがありませんが、タンゴと音楽のコンサートは行った事あります。タンゴの踊りは官能的で好きですね。
by たいちさん (2008-02-09 23:24) 

Mimosa

タンゴは、実際に見たことないので、見てみたいです。
つい先日、Gyaoで、杉本彩さんの「アルゼンチン・タンゴ・ビューティー」を見たところです。すっごく綺麗でセクシーで素敵だったので、タンゴに益々魅かれてきたところでした~☆
大阪公演があれば行ってみたいのですが、公式サイト見たところ、なさそうですね~。残念・・・!
by Mimosa (2008-02-11 01:33) 

こころん

去年、母の社交ダンスサークルの発表会みたいのを見に行ったけど、
70歳代の方々が背筋をシャンとして踊る姿は、感動的なものでした。
でもタンゴはやっぱり若い男女のを見たいかな・・・。^^;
by こころん (2008-02-11 10:20) 

naonao

>miffyさん、いつもありがとうございます。
現地で観られてるなんていいですね。          
このタンゴはすごく流れるような動きがあってきれいでした。

>たいちさん、いつもありがとうございます。
オーチャードホールの席はちょっと狭いので残念ですよね。もっと大きく作って欲しかったなあといつも思います。タンゴが官能的であることはよく言われますが、この公演はあまりそういう感じがなく全体の印象としてはむしろ流れるようでその動きが本当に美しかったです。もちろん男女はかなり接近しますけどね。

>kikuzouさん、ひかるさん、toshiさん、nice!ありがとうございます。

>Mimosaさん、いつもありがとうございます。
杉本彩さん、実際に観たことありますがすごくセクシーですよね。このタンゴの公演にもコメント寄せていました。大阪公演どうなのでしょうね。あったら良かったのに残念ですね。

>こころんさん、いつもありがとうございます。
以前見ましたよ、こころんさんのその記事。すごいですね。70歳代でダンスする人たちって姿勢良くてお若いですね。見習いたい感じです。

>萬中さん、Krauseさん、toraneko-toraさん、COROさん、PRISMさん、nice!ありがとうございます。
by naonao (2008-02-12 23:01) 

naonao

>くろたさん、Zunkoさん、いつもnice!ありがとうございます。
by naonao (2008-02-18 21:21) 

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