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空中ブランコ [観劇・踊り・イベント・ライブ]

「空中ブランコ」を池袋の東京芸術劇場で観てきました。

出演は、宮迫博之、佐藤江梨子、坂元健児、高橋由美子、吉田メタル(劇団☆新感線)、酒井敏也、酒井敏也・・・。直木賞受賞作品が原作です。最初から最後まで良かった。楽しめました。ちょっといかれた医者を演じた宮迫博之が結構おもしろくていい味出してました。またハデハデな看護婦役を演じた佐藤江梨子は格好良かった。さばさばしてて本質を突いたセリフも決まってました。酒井敏也はいつもテレビで見せる気の弱い感じとは全く違ってしっかりした団長を演じてました。尾藤イサオは渋かった。掃除をする長年サーカス団を支えてきたおじさんの役でしたが、達観した感じでよかったです。高橋由美子はてきぱきした感じで不倫の女性を演じ、喜怒哀楽をうまく表現してました。出演者のそれぞれの個性にあった配役になっていたので、その点でも成功してました。

ストーリーはサーカス団の花形、空中ブランコ乗りが落ちてばかりいて、ついには心配から不眠症にかかり医者に行くことになり、見てもらった医者のサーカス好きから医者が看護婦と一緒にサーカス団に頻繁に出入りするようになり、サーカス団の抱える病がどんどん浮き彫りにされるというものです。

サーカスなので華やか。でもブランコ乗りの苦悩、新人の苦悩、双子の苦悩、団長の苦悩、長年サーカス団を見続けてきた年配者の苦悩、不倫をしてる女性団員の苦悩などが、次々と、いろんな人の苦悩が出てきてサーカス団はバラバラ。でも乗り込んできたトンチンカンな子供じみた医者と妙に悟りきった看護婦がなんとなくうまくまとめてしまうという不思議な物語でした。

肩の力を抜いて観られる笑える劇で、私的には好きな劇でした。やはり劇を観るのはいいものです。また行きたいです。

ロビーにはたくさんの花、花、花。リリーフランキーや小堺一機、出川哲郎、森光子などから出演者に花が贈られていて、劇場内いっぱいに花の香りが漂ってました。

空中ブランコ (文春文庫 お 38-2)

空中ブランコ (文春文庫 お 38-2)

  • 作者: 奥田 英朗
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/01/10
  • メディア: 文庫


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コメント 5

Betty

あら^^演劇観賞とは素敵ですね♪
この作品は小説で読んだのですが内容は、かなりアレンジされているようですね☆
それにしてもインパクトのある「伊良部一郎」を舞台で見るのは楽しそうです!!最近の芸人さんは器用な人が多いですね。
舞台で主役が張れるのは凄いです~!!
by Betty (2008-04-23 22:44) 

Mimosa

スキン、変わりましたね~。エレガントな感じがします…☆
空中ブランコ、話も面白そうだし、配役もよさげで、それぞれに合ってそうですね・・・!
宮迫が医者役なんて、ミスマッチな感じがするけど、それがまた面白いのでしょうね~。

by Mimosa (2008-04-25 01:10) 

たいちさん

映画と違って、生で観る舞台は、いいですね。私はしばらく舞台を観ていません。ポスターの写真が笑えますね。
by たいちさん (2008-04-25 16:45) 

naonao

>Bettyさん、ありがとうございます。
この作品、小説からテレビドラマ化もされ今回は劇にもなったようです。良い作品はこうしていろんな形で見ることができますね。

>Mimosaさん、いつもありがとうございます。
かなりいかれた医者なので合ってるのでしょうね。いかれ具合が良かったです!

>たいちさん、いつもありがとうございます。
生で観るのは本当に最高ですね。たまにこうして観られるのは幸せなことです。

>ねこプリンさん、toshiさん、WIZARDさん、miffyさん、toraneko-toraさん、nomameさん、nice!ありがとうございます。
by naonao (2008-04-29 12:14) 

naonao

>りゅうさん、いつもnice!ありがとうございます。
by naonao (2008-05-05 11:52) 

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