オール・イズ・ロスト~最後の手紙~ [アメリカ映画 賞受賞]
一ツ橋ホールで「オール・イズ・ロスト~最後の手紙~」を観てきました。
映画公式サイト:http://allislost.jp/
ゴールデングローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)ノミネート、作曲賞を受賞。カンヌ国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門の出品に作品。ニューヨーク映画批評家協会賞主演男優賞を受賞。サテライト賞(作品賞、主演男優賞、視覚効果賞、録音&音響効果賞)、ゴッサム賞(男優賞)、インディペンデント・スピリット賞(作品賞、監督賞、主演男優賞、撮影賞)、ワシントンDC映画批評家協会賞(主演男優賞)、デトロイト映画批評家協会賞(主演男優賞)等で数々のノミネート作品。
出演ロバート・レッドフォード。彼一人しか出てこず、ほとんどセリフのない映画でした。スマトラ沖3150㎞で遭難。自分の乗っていたヨットを捨て、救難ボートに移ります。嵐のある日もあれば、燦燦と輝く太陽の日があり、どちらにしても遭難している彼にとっては大変です。生き残るためにサバイバルキットを使い、今現在いる場所を特定しようと器具を使ったり、通りかかった大きな船に自分の存在を知らせようと発煙筒を焚いたりしますが、まったく気づいてもらえません。食料が尽き、水も尽き、体力的にもいっぱいいっぱいの頃、また大型船が通り、最後の賭けにでます。自分の存在を知らせるために海水を蒸発させ飲み水を作っていたポリタンクの中で紙を破って火をつけ、そのままポリタンクもボートも炎上させてしまいます・・・・。
大海原では遭難したとたんに危険がいっぱい。嵐の日々やらサメやら、時には太陽でさえ危険になる。食料も水も無くなり、飢えや乾き、孤独に耐えなければならない。本当に命がけ。ロバート・レッドフォードは76歳とかで前回の映画「逃亡者」では走りのシーンがありあまりにもフラフラした感じだったので老いを感じてしまったけれど、この映画ではむしろそんな老いは全く感じさせないくらい力強かった。すごく自然な動きでやるべきことを粛々とする感じが演技を超えていて素晴らしかったです。いろんな賞を獲ったり、ノミネートされているのがわかる気がする映画でした。
>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2014-03-07 20:39)