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トワイライト ささらさや [日本映画 ファンタジー]

ワーナーブラザーズ試写室で「トワイライト ささらさや」を観てきました。

映画公式サイト: http://wwws.warnerbros.co.jp/twilight-sasara/index.html

トワイライト ささらさやのポスター
加納朋子の小説「ささら さや」が原作。落語家の夫ユウタロウ(大泉洋)を亡くしたサヤ(新垣結衣)は乳飲み子の息子を抱えて、ユウタロウの父から逃れるため、ささらという町で暮らすことにする。縁側があり、昭和の匂いのする居心地のいい町で子育てする中、世話好きな近所の人たちがサヤのところにひっきりなしにやってくる。また死んだはずの夫ユウタロウが、サヤを残したことが気がかりで、ユウタロウの姿を見れる人に次々乗り移り、サヤの目の前に現れる。それが時には、落語の師匠(小松政夫)だったり、ボケたふりをしてる旅館の女将(富司純子)だったり、言葉を発することができない5歳児くらいの男の子だったり、サヤに好意を持ってる鉄道員(中村蒼)だったりする・・・・。
大泉洋演じる落語家のベランメー調のノリのいい語り口が結構良かったです。ガッキーの初のお母さん役というのも子供を必死に守ろうとする感じが良く出てました。ちょっとコミカルで泣かせようとする感じがあるのですが、前評判で期待しすぎたためか、まったく泣けず、かえって後半大泉洋が長いセリフを言って大泣きするシーンなどは全く感情移入できず、むしろ間延びした感さえありました。大泣きした人もいるらしい映画ですが、私は大泣きはできませんでした。ただほんわかした感じの映画で、次から次へとユウタロウが乗り移り、特に5歳くらいの男の子に乗り移ったユウタロウの演技が可愛いし可笑しいしすごく大笑いしました。この男の子の演技に拍手です。また個人的には「東京難民」で観た中村蒼くんがこの映画では真逆の役で、すごく明るく弾けてる天然キャラ炸裂の役だったので楽しかったです。
この映画を観たのは、岡田将生くん主演の「想いのこし」を観たすぐ翌日だったのですが、「想いのこし」に出てくる人たちはその映画の中で大泣きすることはなく、むしろ控えめで涙をこらえてる感じがあり、それがむしろ観てる観客側の涙を誘った感じがするのです。しかしこの映画では出てる俳優さんたちが大泣きしてしまっていて、それを観ている観客は置いてけ堀にされた感が否めません。いい作品だと思いますが、たぶん脚本とか、編集とか、撮影の仕方とか、ちょっとしたバランス、さじ加減で、泣ける泣けないがあるのかもなあと思いました。
時々やって失敗してしまうのですが、期待して観に行くのは控えないと、と思いました。何の先入観、期待も持たず、映画を観に行くのが良さそうです。でも大泣きできなくても、昭和の世界みたいな、ちょっとノスタルジックな映像で、乗り移られた俳優さんたちの演技がうまく、笑える点では良かったです。また模型のようなささらの町も可愛らしかったです。

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Tomomi

道産子の大泉洋のファンだし、CMも良かったから私も相当期待してたけど、そうかぁ・・・。テレビでやるまで待とうかな。
さて、来月はいよいよ南インドカレーツアーだね!!
by Tomomi (2014-11-10 21:42) 

naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。

>Tomomiちゃん、コメントありがとうございます。
映画はそれぞれの感性なので、本当は批評は難しいですね。
ただ期待して観ると大抵がっかりすることが多いので、期待は禁物です。
そうか、南インドカレーツアーだね。お誘い、楽しみにしてます!
(嵐のチケットは難しかったよ(・~・;)
by naonao (2014-11-11 22:29) 

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