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梨泰院クラス(イテウォンクラス) [パク・ソジュンPakSeo-jun朴叙俊]

韓国ドラマ「梨泰院クラス(イテウォンクラス)」(Itaewon Class)を観ました。


2020年の作品。IMDb評価は8・2。ヒューマンドラマ。同名の人気ウェブマンガをドラマ化。「愛の不時着」と並んでよく引き合いに出される韓ドラの代表選手の「梨泰院クラス」。やっと観ました。ハンディを負った若者のサクセスストーリーでうまく作られたいいドラマでした。パク・ソジュンくんのいがぐり頭がとっても良く似合っていました。

外食の大手財閥のチャンガの御曹司グンウォンの傍若無人な振る舞いに我慢が出来ず、殴っただけで退学処分になるセロイ(パク・ソジュン)。セロイの父も仕事を辞めさせられ、挙げ句に御曹司グンウォンの車にはねられ父が亡くなって怒って暴力を振るったセロイは刑務所行きとなります。刑務所内で本を読み漁り、財閥チャンガを倒す決心をするセロイ。ソウルの梨泰院で仲間と共に店を開き、店をどんどん大きくしていきます…。

このドラマを観ていてウィストン・チャーチルの言葉Never, never, never give up. の言葉を思い出しました。店を開くまでもセロイは高校退学処分を食らい、父が亡くなり肉親は誰もいなくなり、刑務所行きとなる大変な人生を送ります。そしてお金を貯め店を開いてからも未成年者の飲酒で営業停止に追い込まれ、テレビ出演の機会もつぶされ、店の立ち退きを迫られ、投資会社からの誘いでフランチャイズ化する話も一気にご破算となり…と次から次へとチャンガの嫌がらせも加わっての災難に見舞われます。それでも諦めずにチャンガを倒すことだけを思って走るセロイ。その思い、熱量があるから成功できたのだなあと思いました。諦めないことがとっても大切。そして危機的な状況には必ずといっていいほど必要な人が現れその危機から脱出できます。そのトントン拍子にうまくいくのが実に爽快でした。たくさんのフォロワーを抱えIQが高いイソ(キム・ダミ)のような存在や、よく店に食べに来て従業員のトニーのおばあさんでもあった投資家の存在、チャンガのナンバー2の実力者の存在など、必要な時に必要な人と出会えること。実際にうまく成功した事業はこれが揃って初めて成功するのだろうなあと思いました。

トランスジェンダーでシェフのヒョニが期せずしてカミングアウトしてテレビ番組でシェフとしての腕前を披露して戦わないといけなくなったときに、セロイから励まされまたイソからも励まされるのですが、イソが読んだ「私はダイヤモンド」という詩がとても素敵でした。私は石だから投げられようが何をされようが傷つかない、最後には磨かれダイヤモンドになる…といった様な詩。またセロイが死の淵を彷徨った時に既に亡くなった父に会い、三途の川を前にしたときに、父に今まで辛かっただろうと声を掛けられそのまま三途の川を渡るのかと思われたのですが、ニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」の「ああ、これが’生’だったのか、よしそれならもう一度」とイソが声に出していた言葉を何度も思い出し、父について行かず戻って人生を続ける決心をします。そのシーンが結構泣けて良かったです。

セロイの初恋の相手で長い間恋心を抱いていた相手スア役はクォン・ナラちゃんで、「あやしいパートナー」でも観てました。「あやしいパートナー」でも主役のチ・チャンウクくんの元恋人役だったけど、ここでもパク・ソジュンくんの元恋人役になりました。また店タンバンの従業員で元ヤクザのスングォン役のリュ・ギョンスさん、「都会の男女の恋愛法」で観たばかりでした。最終回にパク・ボゴムくんがカメオ出演したのはちょっとしたお楽しみで良かったです。いつもながらすごく爽やかで。うわさ通りに素敵で結構感動作でした。観れて良かったです。naonaoお勧め度★★★★★

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2021-10-09 14:20) 

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