偉大な誘惑者

韓国ドラマ「偉大な誘惑者」(Tempted)を観ました。

偉大な誘惑者　DVD-BOX1

• 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
• 発売日: 2019/04/03
• メディア: DVD

偉大な誘惑者　DVD-BOX2

• 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
• 発売日: 2019/05/10
• メディア: DVD

2018年の作品。IMDb評価は7・2。フランスの作家ラクロによる175通の手紙で構成される書簡体小説「危険な関係」を原作にアレンジしたドラマ。ウ・ドファン主演。ストーリー展開が面白く、この原作が何度も映画や劇になっている訳もわかる気がしました。

中学生の時から仲の良いシヒョン（ウ・ドファン）とセジュ（キム・ミンジェ）とスジ（ムン・ガヨン）の三人。シヒョンの父とスジの母が結婚することになり、この結婚を妨害するためにシヒョンとスジの二人が結婚すればいいとシヒョンはスジに持ちかけますが、スジはその前に自分が好きで振った男性ギョンの初恋の女性テヒ（ジョイ Red Velvet)を誘惑し、彼女がその気になったら捨てるというゲームをして欲しいとシヒョンに持ちかけます。そしてシヒョンはジョイに近づき恋のゲームが始まるのです。しかし途中からゲームではなくシヒョンは本気でジョイが好きになり、今までのシヒョン、セジュ、スジの関係がおかしくなり始めます…。

ウ・ドファンくん、「ザ・キング～永遠の君主」「私の国」で見せてくれた演技力で完全に私はノックアウトされました。顔はあまり好みでないのに（失礼）一体何に引き付けられるんだろうと思います。たぶん演技力の他に彼の佇まいと雰囲気が好きなんだと思います。また低音のいい声も。今回彼は御曹司役で、相手役のジョイちゃんとのケミも良くて、二人のシーンのラブラブぶりにかなり胸キュンでした。それぞれの親子関係や人間関係の複雑さも面白かったし、いろんな真実が明らかになるにつれてその関係性が変わっていくのも。シヒョンもセジュも、スジもテヒも、恋のゲームを始めたばかりにそれぞれが大きく傷つき関係性も破たんしてしまい、でも最後にはセジュとスジが、またシヒョンとテヒが再会して終わったのが何ともホッとしました。何年か経ってやっと笑顔で再会できたのはハッピーエンドです。セヒの登場でスジは今までシヒョンに言い寄られてもシヒョンをぞんざいに扱ってきましたが、シヒョンがセヒの方だけを向き始めると嫉妬し怒り始めます。本当はシヒョンを好きだったのだとその時初めてスジは悟ります。またそんなスジをセジュはいつも優しく支えていつ何時でも駆けつけます。シヒョンの母親がセヒを交通事故に遭わせてひき逃げした事実が出てきたり（後にスジの母親がセヒをひき逃げしたことが判明）シヒョンの父の浮気相手がセヒの母親であったりと、その事実を知る度にラブラブなシヒョンとセヒがくっついたり離れたりの繰り返しでした。

3，4年前に玉木宏さん、千葉雄大さん、鈴木京香さん、高橋惠子さんらがBUNKAMURAのシアターコクーンで演じたのもこの「危険な関係」でした。この原作が読みたい。またこの原作を元に描かれた映画もたくさんあるみたいなのでこれを機に探してみたいです。naonaoお勧め度★★★★

コメント 1

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2021-11-16 00:07)