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王の顔 [ソ・イングクSeo In Guk徐仁國]

韓国ドラマ「王の顔」(The King's Face)を観ました。

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2014年の作品。IMDb評価は7・4。ソ・イングク主演で15代朝鮮王朝の光海君(クァンヘグン)を描いています。王宮では観相師が力を持っていて、14代の王が王に相応しくない人相であることを引け目に感じ、王に相応しい人相を持つ庶子で後の15代王の光海君にいつもつらく当たり、それでも彼は世子(セジャ)になり王になっていく物語です。人相を読み解くことがとても大切で、映画「観相師」を思い出させました。また15代の光海君と言えば先日観た「華政(ファジョン)」にも15代光海君が出てきてたので、時代が被っていて何となく親しみを持ちました。相変わらずソ・イングクくんの熱演を観て、やっぱり彼は演技うまくていいなと思いました。

14代の王の器の小ささが目立ち、観ていてその言動に結構イライラしました。その反面庶子で人相が王になると言われ、父から嫉妬され疎まれている後の15代王(ソ・イングク)が世子時代から機転が利き、知恵があり、行動力があり、仁徳もあるので庶民からも慕われる、かなりパーフェクトな人物で描かれていたので惚れ惚れしました。また光海君と幼い時から相思相愛であったカヒ(チョ・ユニ)は、亡くなった兄の代わりに男として生き、そして母を亡くして官碑となり、庶民を助ける集団に入りある時は刺客として大活躍し、弓の名手で男勝りで戦も厭わず、その後化粧師となり、王の人相を補い国の発展に寄与する人相だと判断され王の側室のような地位に押しやられます。かなり波乱万丈な人生。彼女の人生は光海君との恋愛を諦め、光海君を世子に、そして立派な王へと導くために選んだ道でもありました。二人が相思相愛であるのに別々の道を選ばざるをえなかった悲恋でもあり、その点が結構悲しかったです。

秀吉の人物像を描いた掛け軸で観相したりする場面もあり、またちょうど時代的に秀吉の朝鮮出兵の時期と重なり、日本軍が朝鮮半島の都市を次々と落としていく様子も描かれ、秀吉の名前だけでなく黒田長政や小西行長の名前まで出てきました。朝鮮側は明の力を借りその後明の駐屯を止め女真と和睦しようとしたりという様子も描かれていました。「心の相が顔の相を変える」という観相学の言葉。心持ちで顔もどんどん変わっていくんだろうなと思いました。観相学にスポットを当てたちょっと毛色の変わった韓国時代劇でした。naonaoお勧め度★★★

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2021-12-15 19:52) 

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