ハイバイ、ママ！

韓国ドラマ「ハイバイ、ママ！」(Hi Bye,Mama!)を観ました。

Hi Bye Mama (Original Television Soundtrack)

• 出版社/メーカー: Genie Music Corporation
• 発売日: 2020/04/30
• メディア: MP3 ダウンロード

(既にDVDは売り切れているのでOSTを載せました）

2020年の作品。IMDb評価は8・0。ファンタジーヒューマンドラマ。夫と子供を残して亡くなり5年間成仏せずにこの世を彷徨っていた女性ユリ（キム・テヒ）が、49日間だけ生き返ることを許され5年ぶりに家族の前に姿を現す物語。毎回泣けて泣けて仕方なかったです。いつも目を腫らしながら観てました。

キム・テヒさん、初めて観るのですがとっても美人でカン・ソラさんに似ているなあと思いました。キム・テヒさん演じるユリが天真爛漫で彼女にピッタリでした。また「刑務所のルールブック」でヘロイン中毒者ハニャン役のイ・ギュヒョンさん。このドラマでユリの旦那さん役でした。全く違う演技でしたが、やはりこの俳優さんうまいなあと思いました。ユリの旦那さんの同僚で友人役にオ・ウィシクさん。「女神降臨」同様ちょっとコミカルでした。それと、「気象庁の人々：社内恋愛は予測不能⁈」を同時進行で観ていたので、巫女役のユン・サボンさん、ユリの母役キム・ミギョンさんが「気象庁の人々～」と「ハイバイ、ママ！」の両方に出ていて、特にユン・サボンさんが全く違う役だったので初めは気づきませんでした。

観始めたときに何度も同じシーンが出てきてくどいかなあと思ったこともありましたが、観続けるうちにそう思わなくなり、毎回毎回泣いていました。主人公ユリが亡くなったことでたくさんの人が苦しんだ様子や、彼女が5年ぶりに現れることで混乱する周りの人たちを丁寧に描いていました。時に主人公ユリがわが子をこの手に抱くこともできずに亡くなったことに涙し、また外部の連絡を一切受け付けないと自分で決めてVIP患者を手術し、その最中に自分の妻が事故で運ばれ妻を救うことができなかった罪悪感からそれ以降手術を手にできなくなってしまった医師であるユリの夫ガンファに涙しました。また自分の娘ユリが亡くなったあと、早くそれを忘れ娘婿のガンファに幸せになってほしいとの願いから目に入れても痛くないほど可愛い孫にも会うことを止めていたユリの両親、娘亡き後それでもまた一目会いたいと毎日寺に祈願しにやって来る母親、ユリ亡き後も誕生日を忘れずに毎年祝っていた友人、そしてそれをすべて5年の間ずっと寄り添い観続けてきたユリにも、泣けて泣けて仕方なかったです。亡くなった人がこの世にたくさん未練があるとこうしてこの世から離れられず（ユリの場合は産んだ子供の成長を見守りたかった）、この世で自分の大切な人が悲しんでいるとユリが寄り添って肩を抱くように、亡くなった人たちも大切な誰かの肩を抱いているのかなあと思え余計に泣けました。

ユリが亡くなってから夫ガンファは再婚しているので、再婚相手のミンジョンへの遠慮からユリもガンファもお互いが辛くて泣けるときでも肩を抱くこともできずにいるのにも涙しました。49日の約束の時間を過ごし、その後またあの世へと旅立たなければならない時間が迫っているユリにもまた泣け、一緒にユリと生きられるとぬか喜びした夫ガンファがまたユリが亡くならねばならないと悟った時の落胆した様子にも泣け、とにかく泣ける場所があちこち散りばめられていてこれほど泣けた韓ドラはないなあと思いました。いろんな人の思いがそれぞれにあり、その思いに本当に泣けました。泣きたい人にはお勧めです。naonaoお勧め度★★★★★

コメント 1

>nice！をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2022-03-27 12:35)