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二十五、二十一 [韓国ドラマ]

韓国ドラマ「二十五、二十一」(Twenty Five,Twenty One)を観ました。

Twenty-Five Twenty-One OST Part 1

Twenty-Five Twenty-One OST Part 1

  • 出版社/メーカー: Studio MaumC, Hwa&Dam pictures
  • 発売日: 2022/02/13
  • メディア: MP3 ダウンロード
(DVDはまだ発売されていないためOSTを載せています)

2022年の作品。IMDb評価は9・0。1998年頃のIMF通貨危機の時代を背景に夢を奪われた若者がもがき成長するヒューマン、ラブロマンスドラマ。青春のキラキラがたくさん詰まった爽やかさが残った秀逸なドラマでした。

毎日フェンシングの練習をして少しでも上を目指したいナ・ヒド(キム・テリ)は、憧れのコ・ユリ選手(ボナ)のいる学校に転校になり、毎日フェンシングに明け暮れます。また裕福な家に生まれたのにIMF通貨危機で一家離散となり、まともな職にもつけず新聞配達や本屋でアルバイトに精を出すペク・キジン(ナム・ジュヒョク)。二人が出会い、夢に向かってお互いを励ましあい、徐々に惹かれて恋人同士になりますが、最後はその上を目指すためにすれ違いから別れる選択をします…。ヒドはフェンシング会で世界のトップに、またキジンはテレビ局のニューヨーク勤務後若くしてアンカーマンに抜擢されました…。

主役の二人の関係性がとても素敵でした。どんなことがあろうとも励ましあう間柄。そして初めは友情のような兄妹のような感情だったかもしれませんがそれがいつしか恋愛感情へと移り、恋人同士となり…。でもお互いを励ます間柄は、お互いの夢を追えば追うほどすれ違い、別れへと向かっていきます。高校生の仲良し4人組+ペク・イジンを加えた5人の仲良しグループも楽し気で。またライバル同士となったナ・ヒドとコ・ユリのフェンシングに掛ける青春と友情。コ・ユリとジヌン(チェ・ヒョヌク)のカップル。ここには青春の眩いほどのキラキラが溢れてました。

1994年前後、1998年前後を描いているので、その頃の流行りのものが出てきてノスタルジーも加わります。大きなパソコンにフロッピー、ポケベル、ガラケー、CDプレーヤー、CDラジカセ…。1999年のノストラダムスの大予言や2000年のミレニアムのコンピューターバグ、2001年の9・11など。「応答せよ1994」とも時代が被っていたので「応答せよ~」も思い出しました。

ナム・ジュヒョクくんは作品に恵まれていてとてもラッキーな人だといつも思っています。「スタートアップ」「まぶしくて」「麗」「恋のゴールドメダル」…。ナム・ジュヒョクくんの特別ファンというわけではないのに(失礼)、作品がいいので彼の出てる作品は結構観てきました。そして今回演じたぺク・イジンはその繊細で透明感もある彼しかできない役だと思いました。それくらい彼にぴったりで良かったです。また相手役のキム・テリちゃんは「ミスター・サンシャイン」を観終わったときにこのドラマを観始めたので、「ミスター・サンシャイン」とは全く違うキャラでかなりの衝撃でした。30代なのに元気いっぱいのフェンシングに青春を捧げる高校生役がメチャクチャ嵌っていて。さすが役者さんって感じで脱帽です。

最初はいいドラマであることは間違いないけど、皆が絶賛するほどではないと冷めて観ていました。しかし中盤以降このドラマの雰囲気とか、音楽、映像、編集など、やはりうまいし、泣かせるし(それが全くわざとらしさがない)くすっと笑わせるし、やはりこれは特別なドラマだと思いました。最終回はずっと泣きっぱなし。青春のキラキラがまぶしすぎる。その輝きが尊くて尊くて。あっという間に過ぎ去る青春を若い人はどうぞ大切に使ってください、二度とこんな素敵な時期はないのだから…と思ってしまうドラマでした。naonaoお勧め度★★★★★[王冠]

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2022-04-08 08:59) 

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