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ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です [韓国ドラマ]

韓国ドラマ「ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です」(Move To Heaven)を観ました。

「ムーブ・トゥ・ヘブン : 私は遺品整理士です」 無削除シナリオ集

「ムーブ・トゥ・ヘブン : 私は遺品整理士です」 無削除シナリオ集

  • 作者: ユン・ジリョン
  • 出版社/メーカー: The Book Company
  • 発売日: 2022/03/16
  • メディア: ペーパーバック
(DVDが出ていないのでシナリオを貼り付けました)

2021年の作品。IMDb評価は8・6。ヒューマンドラマ。アスペルガー症候群でサヴァンナ症候群の甥と、長く疎遠であった叔父が同居を始め、一緒に遺品整理士の仕事を通じて家族になっていく物語。亡くなった人たちのエピソードに泣け、甥と叔父のやり取りに笑え、甥の発する言葉にハッとする秀逸なドラマでした。主役のタン・ジュンサンくんの演技素晴らしかったです。10話と短くて見やすく、泣きに泣きました。

大好きだった父(チ・ジニ)が突然亡くなり、20歳でサヴァンナ症候群であるグル(タン・ジュンサン)は今まで疎遠であった叔父サング(イ・ジェフン)を保護者として迎え、一緒に住みながら「ムーブ・トゥ・ヘブン」~遺品整理をする会社を一緒にやっていくことにします。近くに住む友達ナム(ホン・スンヒ)が何かとグルに気遣ってグルの家に様子を見にやってきます。叔父のサングは闇の世界で賭け格闘技に参加し、後輩ボクサー(イ・ジェウク)と戦って彼が意識を取り戻せておらず彼のためにお金も必要です。グルとサングはちぐはぐなやり取りをしながらもいろんな依頼人の仕事を経験して、心を通じ合わせ、約束の3週間後にサングはグルの暫定的な保護者から恒久的で確定した保護者へとなります…。

残された遺品からその人の大切なものを選び、箱に収めてそれを遺族へと渡す。時に残されたものからグルは推理を働かせ、亡くなった人の思いを遺族へ伝え、遺族はその思いを受け取り涙を流すのです。また時に事件解決へとつながることもありました。独居のおばあさんのケース、彼氏がストーカーで彼女が殺されたケース、同性愛者のケース(医師役が「空から降る一億の星」の若手刑事役であったクォン・スヒョンくんでした)、心中した夫婦のケース…。そしてグルは父の部屋を片付けられていませんでしたが、最後に父の部屋を片付けていきます。

グルの出生の秘密(本当は捨てられていたところを亡くなった父が拾い育ててくれていた)も明かされ、またサングが幼い時、兄=グルの父との約束が兄がサンプンデパートの事故に巻き込まれ反故にされたことが後からわかり、幼い時にナイキの靴が欲しいと言っていた自分に毎年ナイキの靴を買っていたのを発見し、自分を見捨てた兄と思っていたのが誤解であったことをサングは知り涙します。サンプンデパートの事故は「ただ愛する仲」でも描かれていました。またサヴァン症候群というとダスティン・ホフマンとトム・クルーズの映画「レインマン」を真っ先に思い出しますが、これからはこのドラマも一緒に思い出すだろうなと思いました。

甥と叔父の二人が心に傷を負いながら出会い、遺品整理士の仕事をすることで少しずつ変わり前進していく様子が素晴らしかったです。時に二人のやり取りがコミカルで笑え、そして真実が明かされ泣かされて。naonaoお勧め度★★★★★[王冠]

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2022-05-02 08:57) 

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