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スウィング・キッズ [韓国映画]

韓国映画「スウィング・キッズ」(Swing Kids)を観ました。

スウィング・キッズ デラックス版 [Blu-ray]

スウィング・キッズ デラックス版 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2020/08/05
  • メディア: Blu-ray

2018年の作品。IMDb評価は7・4。戦時中に、国、人種がまちまちな捕虜が集まってダンスチームを作る話。軽快な音楽に乗ってただ単に好きでタップダンスする彼らが、タップダンスをする反動分子と烙印を押され最後は銃殺されてしまうのが悲しかったです。

1951年の朝鮮戦争時、巨済島の捕虜収容所で、新しく赴任したアメリカ人所長はイメージアップのために捕虜たちとダンスチームを作る計画を立てます。元ブロードウェイダンサーの黒人兵ジャクソン(ジャレット・グライムス)をリーダーに、同じ捕虜たちから英雄視されてるギス(D.O.(EXO))、自分の妻と離れ離れになり北朝鮮から間違って収容所に来てしまったビョンサン(オ・ジョンセ)、4か国語もできる女の子パンネ(パク・へヌ)、中国共産党員の捕虜で太っちょのシャオパン(キム・ミノ)が集まりスウィング・キッズというダンスチームを作ります。イデオロギーも国も人種も超えて、踊りたいという気持ち一つでダンスを披露する彼らですが…。

そこにいる人たちと普通に仲良くやっていきたいと願っていても、仲間たちの集会で上司のような存在から「米兵を殺せ」を言われるとそうせざるを得ないギスですが、殺したくないために殺したように見せかけて米兵を生かしておきます。米軍の所長の小間使いが実は赤の親分で、彼は赤十字主催のクリスマスのイベントでスウィング・キッズのダンスショウが終わった後、所長を殺すようにギスに命令します。しかし、ギスの兄が代わりに所長を撃ち、そして兄は撃ち殺され、そのステージにいたビョンサンもパンネもシャオパンも皆銃殺されてしまいます。ギスもまた両足を銃で撃たれその場にへたり込みました…。最後、ジャクソンだけが生き残り、戦後何十年も経ってから歴史資料館になった元捕虜収容所を訪れ、その時のメンバーを思い浮かべ、踊っていた時のことを回想するのです。

主役は演技力抜群のディオくんでした。彼はD.O.ともド・ギョンスとも表記されるので厄介ですが、「大丈夫だ、愛だ」「君を憶えてる」では主役を食ってしまうくらいの演技力で目立っていて、さすが演技ドルと言われるだけのことはあると思っていました。今回、いくらダンスが得意なEXOのメンバーとはいえ、やはりダンスはとってもうまくて流石と思うしかありませんでした。また期せずしてオ・ジョンセさんが出てたのも良かった。音楽もベニー・グッドマンのSing,Sing,Singやデビッド・ボーイのMordern Love、ビートルズのFree As a Birdが効果的に使われていました。劇中に「イデオロギー糞くらえ!」というセリフが出てきますが、本当にそうだと思いました。じわじわと泣けました。naonaoお勧め度★★★★

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2022-07-17 17:20) 

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