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タミー・フェイの瞳 [アメリカ映画 賞受賞]

アメリカ映画「タミー・フェイの瞳」(The Eyes of Tammy Faye)を観ました。

タミー・フェイの瞳 (字幕版)

タミー・フェイの瞳 (字幕版)

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2022/02/02
  • メディア: Prime Video

2021年の作品。IMDb評価は6.6。伝道師のジム・ベイカーとその妻タミー・フェイの半生を描く。実話に基づく夫妻の栄光と失墜を描く。アカデミー賞主演女優賞受賞(ジェシカ・チャステイン)、メイクアップ&ヘアスタイリング賞受賞。他、ジェシカ・チャステインが主演女優賞をあちこちで受賞してます。ジェシカ・チャステインの演技が何とも素晴らしい。そして年老いていくその変わりようも凄かったです。

1970年代から80年代にかけてテレビ伝道師としてジム・ベイカー(アンドリュー・ガーフィールド)とその妻タミー・フェイ(ジェシカ・チャステイン)は大成功を収めていた。ジムが言葉を発し、タミーが派手派手なメイクと衣装に身をくるみ歌うことで多額の献金を集めては、次々と新しい施設を建設。遊園地のようなものや職業斡旋場や、食料センターなど次々と。ジムとタミーはお金を湯水のごとく使い、当時の大統領候補レーガンからもサポートしてくれてありがとうとの感謝の手紙も届くようになる。タミーの浮気がバレ、夫婦仲は悪くなっても彼女のテレビでの懺悔がまた話題となり、献金がますます集まる。当時最先端の衛星放送まで始め、50か国以上の国にも彼らの番組が配信。ただタミーはダイエットコークと抗不安薬を手放せなくなり、常用するように。そのうち献金が不正に使われていることや、ジムが同性を誘惑していたなどの疑惑が持ち上がりマスコミが騒ぎ始めたり、ジムに女性関係があり口止め料を女性に払ったことを暴露され、それをまた彼が告白してなどスキャンダルまみれとなり、結局裁判で24件が有罪。財産も没収され二人はテレビから追い出されてしまうのでした…。

ジェシカ・チャステインの演じるタミー・フェイが凄かった。「インターステラー」や「ヘルプ」では何とも思いませんでしたが、「女神の見えざる手」で、この女優さん凄いなあと思ったのですが、この映画はまたそれを上回った演技力で魅了してくれました。年を徐々に取って年齢と共にどんどん派手派手でけばけばしくなるメイクアップの技術も同時に凄かった。彼女の演技力に脱帽の映画でした。アンドリュー・ガーフィールドも良かったけれど、彼女の陰にちょっと隠れてしまった感じです。アメリカでその当時を知る人は余計にこの映画面白く観られただろうなあと思いました。naonaoお勧め度★★★★★


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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2022-11-11 09:35) 

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