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ダウントン・アビー [イギリスドラマ]

イギリスドラマ「ダウントン・アビー」(Downton Abbey)を観ました。

ダウントン・アビー コンプリート・ブルーレイBOX [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • 発売日: 2019/12/04
  • メディア: Blu-ray

2010年から2015年の作品。シーズン1~6。IMDb評価は8.7。イギリスのヨークシャーにある邸宅ダウントン・アビーに住む貴族とその使用人を描くドラマ。時代は1912年から1925年まで。この時代の貴族の生活や様々に交錯する人間関係が面白かったです。たくさんの賞を受賞してるだけあって見応えありました。

シーズン1~3が特に面白かったです。シーズン1ではたくさんの登場人物が出てきて目が回りそうでしたが貴族の生活とはこういうものなのだと知ることができ、シーズン2では戦争のすさまじさを描き、シーズン3では戦後のたくさんのおめでたいことがあり、それ以降も人々の喜び事悲しみ事が続き、禍福は糾える縄の如しの言葉がぴったりのドラマだと思いました。

タイタニック号の沈没によってグランサム伯爵家の長女メアリー(ミシェル・ドッカリー)の婚約者でいとこが亡くなり、莫大な遺産が中流階級のマシュー(ダン・スティーヴンス)のものとなる。原嗣相続制にあっては女性は遺産相続できない。全ての遺産相続は男性に限るためダウントン・アビーに住むグランサム伯爵家には男の子の子供がいなかったため男性のいとこが遺産相続の対象だったが彼がタイタニックで亡くなってしまったため、遠縁のマシューへ相続が行くことに。メアリーはマシューと結婚すれば遺産も伯爵の爵位も保持できるが、そうでない場合原嗣相続制を解除しメアリーには遺産のみ、マシューには爵位のみが渡ることになる。結局二転三転してメアリーとマシューは結婚することになるが、メアリーが出産したその日にマシューが交通事故で亡くなるという悲劇が起こる。マシューはそれまで戦争に行き一時は下半身不随となって歩けなくなっていて、当時別の令嬢と婚約していたが彼女がスペイン風邪で命を落とし、彼女の遺産がまたもマシューに転がり込む。当時グランサム伯爵が株で大金を失くしてしまいダウントン・アビーを維持することが難しい局面にあったがこのマシューに入ったお金で何とかダウントン・アビーも維持することができた…。

とにかく結構な波乱万丈的なストーリー展開。メアリーが恋仲になったトルコ人とベッドを共にしたらいきなりメアリーのベッドの上で亡くなりそれを侍女のアンナや母親たちと彼の部屋に運ぶというのも凄かったし、ベイツと元妻の離婚成立ができないまま元妻が亡くなり殺人容疑がベイツに掛かり、ベイツは刑務所送りとなり証拠を集めるためにアンナが活躍し無事ベイツが無実だと証明できると今度は、メアリーにちょっかいを出してきたギリンガム卿の執事だか下僕がベイツの妻アンナをレイプし、その後その下僕が亡くなってまたもやベイツやアンナに容疑がかかるという展開。このベイツ夫妻は警察絡みで真相が暴かれるまで気が抜けなかった。三女のシビル(ジェシカ・ローズ・ブラウン・フィンドレイ)は運転手のトムと駆け落ち状態でアイルランドへ行き、アイルランドから追われるように逃げてきてそして身重のシビルは子供を出産して亡くなってしまう。彼女は侍女グエンの秘書になる夢を応援し、戦時中は看護師として活躍していた。また次女のイーディス(ローラ・カーマイケル)は出版社を持つマイクと恋仲になるもマイクがドイツで行方不明となる。しかし彼女のお腹には彼の子供を宿していて一時中絶するか悩み叔母や祖母に相談して隠れてスイスで出産。村人夫婦に養子として育ててもらうも我慢しきれず自分がその子をまた表向きは養子としてダウントン・アビーに連れてくる。その後付き合い始めたバーティーが人が亡くなったためにいきなり侯爵となり、その隠し子を彼に告げるか告げないか、そして彼の母親に告げるか告げないかで悩み最後はすべて告白してめでたくバーティーとイーディスは結ばれる。長女メアリーは恋多き女性で、マシューの前にもカーライルという新聞関連の大物と結婚予定だったか破断。マシューと幸せな結婚もつかの間マシューの死によってその後はギリンガムに求婚されるも断り、その後もよりを戻しホテルで密会し彼と寝てまたも結婚を断わって彼を怒らせる。そしてそれをネタにゆすって来る女が現れる。その後カーレースが好きなヘンリーとくっついたり離れたりして最終的には彼と再婚するハッピーエンド。

メアリーたちの父ロバートも侍女とちょっと恋仲になりそうになったり、母コーラも美術関連の男性から言い寄られて夫ロバートが激怒したり、祖母とマシューの母の関係性や、トーマスとオブライエン、トーマスとバクスター、バクスターとモールズリー、カーソンとヒューズ、ヒューズとエセル、デイジーとパットモア、トーマス、ウィリアム、アルフレッド、アンディ…と様々な人間模様が絡んでそこがまた見どころだった。

コーラ役のエリザベス・マクガヴァーン、コーラの母役のシャーリー・マックレーン、ローズ役のリリー・ジェームズ、ネリー・メルバ役でニュージーランドのソプラノ歌手のキリ・テ・カナワが出ていたのが嬉しかった。

電気が通り、電話が取り付けられ、ラジオやトースター、ヘアドライヤー、通信販売での洋服など当時出てきた目新しいものも登場。タイタニック号の沈没、第一次世界大戦、アイルランド独立運動などもこのドラマに出てきた。まさにイギリスらしい格調あるドラマでした。映画もあるみたいなので観てみたいです。naonaoお勧め度★★★★★[王冠]

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2023-09-23 08:03) 

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