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世界でいちばん幸せな食堂 [フィンランド映画]

フィンランド、中国映画「世界でいちばん幸せな食堂」(Master Cheng/Spice for Life)を観ました。

世界で一番しあわせな食堂 [DVD]

世界で一番しあわせな食堂 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ギャガ
  • 発売日: 2023/01/11
  • メディア: DVD

2019年の作品。IMDb評価は6.8。フィンランドの田舎の食堂を舞台に中国人料理人親子とフィンランド人シルカ、村人交流を描くドラマ。ちょっとゆったりほっこりする感じの映画でした。フィンランドの田舎の風景、湖、森、平野など自然が美しかった。また中国料理はやはり世界に誇れる料理なのだと改めて思いました。

フィンランドの田舎にあるシルカ食堂。地元の女性シルカが経営するこの食堂では毎日同じメニューが並ぶ。マッシュポテト、ソーセージ、サラダ。これがお決まり。それしかない。そこへ上海から来た中国人親子が現れる。恩人である「フォントロン」を探しているという。シルカが空いている部屋を提供する代わりにその中国人チェンが腕前を披露することでお礼返しをし、しばらくそこにいることに。チェンの作る料理は美味しく、毎日メニューも変わり突然の中国人団体客のリクエストに即座に応え、あっという間に食堂は賑わい始める。シルカは「フォントロン」を探す代わりに、チェンに長くいてもらえるように頼む。またチェンの子供ニュニョは覇気がなくいつもゲームに没頭。トナカイを探して森の中に一人で入って常連客に連れてきてもらったり、シルカが少し後押しをして地元の子供たちと自転車に一緒に乗ったりすると彼もまた馴染み始める…。

薬膳料理で施設の人たちの体調や常連客の体調が良くなり、フィンランドの人たちは中国料理に首ったけになる。考えてみれば中国ほど食卓にお皿の数が並ぶ国はないかもしれない。しかも食材の数が多く、それも色とりどり。フィンランドのシルカ食堂の定番メニューそれしかないのに比べ、食材のバラエティさ、色どりの良さ、料理の豊富さに舌を巻く。改めて中国料理って凄いよね、と思いました。チェンが作る料理はどれもこれも美味しそうだった。でもその一方でバッグパッカーで旅行した中国を思い返すと、旅行者同士でいつも言っていた「美味しいけど飽きる」というのも本当のところだったなあと思い出します。でも断然中華の方がフィンランド料理よりも健康に良さそうで長生きしそうですけど。

ニュニョがシルカになついて、チェンのビザが切れるころシルカも同行して中国へ行き、二人は結婚。またフィンランドに戻る予定というのがラストでした。チェンが探してた「ファントロン」は料理を食べに来て助けてくれてた恩人で既に亡くなっていました。フィンランドの田舎と自然をちょっとだけ満喫。サウナも出てきて「かもめ食堂」観た時みたいに、ちょっとだけフィンランドに行きたくなりました。naonaoお勧め度★★★★

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2023-10-26 17:48) 

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