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ブラック・スキャンダル [Benedict Cumberbatchカンバー]

イイノホールで「ブラック・スキャンダル」を観てきました。

ポスター画像

映画公式サイト:https://warnerbros.co.jp/c/movies/blackmass/

実話を元に作られた映画。2011年ウサマ・ビン・ラディンに次ぐ最重要指名手配犯で200万ドル(2億4000万円)もの懸賞金が掛けられたジェームズ・バルジャーが逮捕されました。ギャング、FBI、政治家が手を組んだ史上最悪の汚職事件として全米を驚かせた事件の映画化です。

ボストンで幼馴染として育った3人~ギャングのボスになったジェームズ(ジョニー・デップ)、その弟で政治家となったビリー(ベネディクト・カンバーバッチ)、FBI捜査官となったコノリー(ジョエル・エドガートン)は、大人になっても尚、固い友情で結ばれていました。1970年代マフィア一掃に取り組むFBI捜査官のコノリーは、イタリアマフィアの情報を反対側のギャングのボス、ジェームズに提供するように持ち掛けます。そのうちイタリアマフィアのギャングはいなくなるのですが、ジェームズが徐々に大物になりどんな罪を犯してもその証拠がつぶされ、捕まらない状態に。コノリーがその証拠を潰し裏でジェームズを匿っていたことは、人事が変わり上司が変わると分かってしまうのでした…。

冷酷非道なジェームズ・バルジャー。怖かったです。手下がミスを犯し「次回から気をつけます」と言っているのに聞いたふりをして即座に打ち殺したり、手下のガールフレンドが警察で尋問されたときに「重要なことは何も言わなかった」と言ってるのに、ちゃらちゃらして口が軽そうな女と決めつけ、いきなり絞殺してその手下に死体の後始末をさせたり…と目を覆いたいシーンがたくさんで、心臓にとっても悪かったです。

そして貧しい地域に生まれて強い絆で結ばれた友情は決して大人になっても失われることなく、特にFBI捜査官のコノリーは、バルジャーから秘密裏に情報をもらうという名目でバルジャーの悪行に目をつぶります。最初の内はいいのですがだんだん大物ギャングになっていくバルジャーの悪行は目に余りもう守り切れません。最後はバルジャーのみならずコノリー、FBIの他の関わった捜査官まで逮捕され、ビリーも政治家から大学教授に転身していましたがその地位を退きます。70年代から80年代は特にボストン辺りでは一部の警察関係者と犯罪者が区別がつかないありさまだったと言いますが、そう遠くない時代にこんな有様であったのが怖いなあと思いました。

好きなカンバーバッチの演技は抑え気味で良かったし、主役のジョニー・ディップの怖い感じも良かった。そして何よりFBI捜査官コノリーを演じたジョエル・エドガートンの演技が輝いていました。この俳優さんはオーストラリア人でディカプリオの「華麗なるギャッツビー」のブキャナン役で出てたとあり、ああなるほど、と後から確認しました。またFBIの上司にケビン・ベーコンが出ていたのが何とも懐かしい感じでした。


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裏切りのサーカス [Benedict Cumberbatchカンバー]

 明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

年末年始は映画やドラマ鑑賞三昧です。

長く観ないでいた「裏切りのサーカス」をやっと観ました。

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原作は元MI6のイギリス諜報部員のジョン・ル・カレが書いた小説。1980年代冷戦時代に、英国諜報部(サーカス)の中に二重スパイ(モグラ)がいるとのことで、既に引退しているスマイリー(ゲイリー・オールドマン)にお呼びがかかる。ティンカー(鋳掛屋=アレリン=トビー・ジョーンズ)、テイラー(仕立て屋=ヘイドン=コリン・ファース)、ソリジャー(兵隊=ブランド=キーラン・ハインツ)、プアマン(貧乏人=トビー=デヴィッド・デンシック)の中に、二重スパイがいると。スマイリーはさっそくギアム(ベネディクト・カンバーバッチ)に協力をお願いし、調べ始める…。

とっても内容が込み入っていて理解するのに時間がかかったけれど、面白かったです。007のような派手なアクションはないけれど、結構これがリアルなスパイの世界なんだろうなという怖さ、またそれぞれの人生がありそれが垣間見れて。それにそれぞれの役者さんがすごくうまいと思いました。ゲイリー・オールドマンはブラッド・ピットも尊敬する役者さんだそうで、全然知らなかったのですが、今回初めて演技を観てなかなかいいなあと思いました。渋かった!この映画にぴったりでした。そして大体がこの映画を観たのはベネディクト・カンバーバッチ観たさに観てるのですが、彼もまたやっぱり良かったです。彼が情報盗むのに一緒になってハラハラドキドキしました。またリッキー役のトム・ハーディーがとっても恰好良い役でした。彼はトルコに行ってロシア人を亡命させる役目があったのですが計画が中止となり、そのときDVを受けていた女性を好きになってトルコに残ることになります。その女性から二重スパイの情報を得て電報を打つのですが英国諜報部からは大した返答もなく(むしろ自分こそが二重スパイか、ロシアのスパイに寝返ったのかと疑われます)、そのうちロシアに襲われることになります。隠れて住んでいるところにスマイリーがやってくるのですが、リッキーはロシア側に連れ去られたその女性を助けて諜報員を辞めて彼女とともに幸せに暮らしたいと願います。しかしその願いは叶うことはないのです…。

ネタバレすると二重スパイの犯人は、コリン・ファース演じるヘイドンでした。スマイリーが奥さん思いであることを知っていて、二重スパイの捜索の勘を鈍らせたいがために、彼の奥さんと浮気をしたりします。また彼はハンガリーに送り込まれたプリドー(マーク・ストロング)と特別な仲(ゲイの仲!?)で、ブリドーに最後は射殺されてしまいます。ブリドーは、表向きは計画が失敗に終わり死んだことになっていましたが、後から秘密裏に彼の口座にお金が振り込まれ知らない土地で教師をして暮らしていました。最後は涙を一筋流しながら大好きなヘイドンを射殺するのが、とっても心を揺すぶられます。

スパイになれば、廻りまわって自分にも疑いがかかり殺される憂き目にあったりで、怖い世界だといつも思ってしまいます。せいぜいスパイ映画を観て楽しむに限るなあと思います。この映画はすごく難しいといろんな人が言っていて私は理解できないかなあと心配でしたが、意外とわかりました。そして予想以上に良かったです。


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イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 [Benedict Cumberbatchカンバー]

「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」を観ました。

ベネディクト・カンバーバッチ主演映画。アカデミー賞では脚本賞のみ受賞しましたが、作品賞、主演男優賞ほか8部門でノミネートされた映画です。

天才数学者アラン・チューニングが第2次世界大戦でドイツ軍の秘密の暗号エニグマを解読するも、ソ連のスパイ容疑を途中でかけられ、また最後はホモセクシャルであることから2年刑務所送りの代わりにホルモン治療などを行い、最後は自殺をしてしまうという半生を描いています。

評判通りに素晴らしい映画でした。しかし彼の人生そのものは切なくそして最後は泣けました。暗号を読み解くと言うことは大変な功績であるにも関わらず、国家機密として戦後50年もの間秘密とされ、その功績は全く讃えられることもされませんでした。戦争が終わるとすぐその研究書類は自らの手で焼いて灰にされました。また彼はホモセクシャルであったのですが、それは当時犯罪であり、全く理解されない時代でした。彼が今の時代に生まれたならばもう少し幸せだったろうなと、映画を観ていて胸が詰まりました。彼の暗号読解という功績のお蔭で第2次世界大戦は2年も早く終結できたと言われています。また今コンピューターとしてある原型のようなものを作ったのも彼だったようです。

カンバーバッチの演技力が光っていたし、同僚として働き途中アランと結婚しそして離婚してしまったジョアン役のキーラ・ナイトレーの演技も良かったです。キーラ・ナイトレーの映画も結構観てるのですが、こんなに彼女の演技がうまいと思ったことはありませんでした。

この映画はアラン・チューニングという一人の天才数学者の映画ではありますが、戦争の時代を描いていることもあり、戦争のむごさも描かれています。暗号をせっかく解読したのに、その暗号解読のことをすぐにイギリス軍に知らせてしまうと、イギリス軍がすぐさま行動を変更しドイツ軍に暗号を見破られたのではないかと感づかれ暗号を変えられてしまうと考えたことで、一部の上層部のみの秘密とされました。暗号解読でわかった情報では、船が挟み撃ちに遭うことが分かったもののそれをすぐには阻止せず、その船の乗船者たちは見殺しにされたわけです。そしてその船にはアランたちと一緒に暗号解読していた仲間の兄弟が乗っており、彼がどんなに請うても、見て見ぬふりをしなければなりませんでした。今年は戦後70年で戦争映画がたくさん作られましたが、この映画も戦争を考えるときに観て損はない映画だと思います。

またアラン・チューニングという人は、ソ連のスパイ容疑をかけられることで仕事場も自宅も家宅捜索でメチャクチャにされ、結婚して落ち着いた生活が送れると思ったのもつかの間、自分のせいで妻にまでも危害が及ぶと考え、わざと妻に向かって離婚を切り出します。それがとっても切なかった。たぶんソ連のスパイではないけれど、ホモセクシャルだからいつかバレタときにやはり良くないと考えて離婚したのかもしれません。愛する妻のためを思って自分が身を引くその姿にはやはりジーンときます。

映画の中で何度か言われる「変わっている人が不可能だと思われてることを可能にする」とまさしく思ったし、今あるこの自由はたくさんの先人の犠牲に基づいて成り立っているんだなあと改めて考えさせられもしました。


 おまけ:

一か月もブログの更新をせずにお休みしていました。

それはちょっとブログに書いたりしてましたが、原因不明の歯の痛みで、歯医者を転々と変え、そのうち耳が突発的に聞こえなくなり(突発性難聴)耳が治ったら、目の奥や頬、耳まで痛くなり、微熱まで出てきて、そうこうするうち食欲まで落ち、のどがつかえ胸もつかえてみぞおちまで痛くなって、歯医者や耳鼻科だけでなく、内科やら消化器内科にまで転々としていたからです。最終的には歯は大学病院(慶応病院)の口腔歯科で診てもらい、歯の痛みは虫歯治療などしていたため歯のかみ合わせもおかしくなって余計な筋肉がこって、肩こりのようなものが顔の側面に起き、口腔顔面痛(筋筋膜痛)らしいことがわかりました。顔の側面を押していくと、痛いポイントがあり、そこを痛くても押してマッサージするよう(朝起きたときとお風呂に入ったとき、また暇があれば押すよう)に指導されたのです。かみしめの癖もあるらしく、ガムは噛んではいけないと言われました。半信半疑で今はそのマッサージをしています。

微熱(36.9度)が出てたのはどうやらストレスだったよう。36.3度の平熱の私が36.9度というのは結構堪えるものがあるのですが、病院に行っても「それは熱ではありません」と一蹴されてしまい、それでも何の熱か突き止めたくて困ってました。目や頬、耳まで痛くなり熱まで出たのは、歯の菌が回ってそうなったと思っていたので血液検査で白血球やCRP値が正常だったのはとっても安心しましたが、アミラーゼ値がやたら高かったので、次は唾液腺とか耳下腺炎の疑いを持ちました。しかし大学病院ではMRIやCT,レントゲンを見てその可能性を否定し、「熱は何か別のものです」という判断でした。それで今度はアミラーゼ値から膵臓(膵炎)を疑い、エコーまで撮ってもらう騒ぎとなりました。でも結果的には何も異状なし…。

いろいろ自分で調べていたら熱がストレスから来ていることがわかりました。食欲不振やむかつきやみぞおちが痛くなったのもすべて、今ではストレスから来ていたとわかります。すべて異常なし、歯の菌が回っているわけでないこともはっきりし、膵臓も大丈夫とわかったときにはスッーと熱も下がっていきました。

歯の痛みひとつから次々といろんなところに病気が波及する怖さを今回は体験しました。ストレスって本当に怖いと思いました。またそれぞれの場所で一生懸命治療に当たってくれているドクターたちの献身的な姿にも心打たれました。すごく頭が下がり、感謝の気持ちでいっぱいです。そして、普通に仕事をして普通に生活できることの幸せを再確認しました。医者から医者へと行っている間は、好きな映画やドラマも観る心の余裕は全くありません。本だって読めないし新聞だって読めない。テレビをつけていてもいつもうわの空でした。本当にひとつひとつのことに幸せが詰まっていて、それに感謝しないといけないと思いました。

歯の痛みが始まる1か月前くらいに、仕事が立て込み、仕事から要求されることが多すぎて疲れ切っており、ちょっと燃え尽き症候群のような状態になっていました。そこからしばらくして歯の痛みが始まり、歯の痛みの原因がどこに行ってもわからずにズルズル来てそれがストレスの原因になっていました。また毎日読んでる「伊勢ー白山道」さんのブログで、いよいよ富士山爆発やら東京直下型の地震の予言めいたブログ記事を読んでいて、気分がひどく落ち込んでしまったのはとっても影響力が大きかったと思います。毎日読んでいるものは影響力大だし、それをそのままに取りすぎてもいけないなあと反省してます。

病は気からというのは本当だったし、気分一つで病も良くなれば悪くもなる。今回はまたいろいろ感じることがあり、勉強になりました。人は病気したり、不幸なことが降りかからないと、日常のささやかな幸せをも全く感ずることなく、そして感謝することなく生きてしまうので、時には特効薬として人生には必要なんだなあと思います。ちょっと考え方がおかしくなったり、感謝が足りなかったりすれば、神様の一撃が待っていると思いました。でも本当、救われて(歯の原因がわかって)良かったです。

以下、参考になった本↓。私のような症状の人が世の中にはたくさんいることを知りました。ただの歯痛と侮ることなかれ。歯の痛みの原因がただのコリと知るまでに、ほとんどの歯を抜いてしまった人もたくさんいるようです。トリガーポイントがあって、そこが関連して痛みを発しています。マッサージで良くなります。



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アメイジング・グレイス  17アゲイン  噂のモーガン夫妻 ベティ・サイズモア [Benedict Cumberbatchカンバー]

「アメイジング・グレイス」を観ました。2008年イギリス映画で、日本公開は2010年。今ならGyaoで4月21日まで無料で観られます。→http://gyao.yahoo.co.jp/player/00837/v09718/v0969400000000539844/?list_id=1740530

 アメイジング・グレイスの場面カット

18世紀の政治家ウィリアム・ウィルバーフォースの半生を描く伝記映画。彼が奴隷貿易を撤廃する法案可決までを描く。彼とは切っても切れない名曲「アメイジング・グレイス」の秘話も明かされる。この詩は奴隷船の船長であったジョン・ニュートンが作詞したもので、奴隷貿易に関わったことの贖罪の詩であったことが、この映画でわかる。ウィルバーフォースの師にあたるこの作詞家ジョン・ニュートンや当時の首相で友人であったウィリアム・ピット(ベネディクト・カンバーバッチ)、妻バーバラ(ロモーラ・ガライ)、友人たちに支えながらも奴隷貿易撤廃を成し遂げるウィルバーフォース。今はウエストミンスター寺院に当時の首相と共に眠っているとのこと(イギリス国王やニュートン、ダーウィン、リヴィングストーンを始め多くの政治家、詩人なども眠っている)

奴隷貿易で利益を上げていたイギリスが、それを当然と思っていた時代に奴隷たちの人権を訴え奴隷貿易を廃止する。歴史的なその事実を知るだけでこの映画は価値があります。ベネディクト・カンバーバッチが出ていたので観たいなあと思っていた映画でしたが、すっかりこの映画の存在を忘れていました。今観れて良かったです。

セブンティーン・アゲイン 特別版 [DVD]

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「17 アゲイン」はザック・エフロンが主役ですが、ドラマ「フレンズ」に出ていたマシュー・ペリーが出ていたので観たいなあと思っていた映画でしたが、こちらも観たいと思いながらも忘れていた映画でした。
ハイスクールでバスケットボール選手として華々しい活躍をしていた主人公は、彼女が妊娠してそのまま彼女との結婚を選び取りました。37歳になっても尚、その時の人生選択に未練を感じていたら、いきなり体が17歳の時に戻り、ハイスクールに入って人生のやり直しをすることになります。ハイスクールに通うことで自分の子供たちの悩みや本心を知ることになり、物事をいい方向へと導きます。そして最終的に彼がまた選びなおした道は・・・・。
ちょっとコミカルで楽しい映画でした。あの時ああしていたら、こうだったら、といいますが、結局いざ選びなおしても皆同じものを選ぶのかもしれません。またいざ違うものを選んでも今ある姿は同じなのかもしれないなあと思います。映画はそんなことを示唆していました。
ザック・エフロンもマシュー・ペリーもドラッグでリハビリしていたようですが、最近またザック・エフロンは出始め、先日のアカデミー賞でも顔を見せていたので良かったです。(マシューー・ペリーは今はどうなのかな?)若くして大金を手にするとドラッグに走ってつぶれてしまう俳優さんが出てくるので、ザック・エフロンもせっかくある才能をつぶさずどんどん活躍してほしいです。

噂のモーガン夫妻 コレクターズ・エディション [DVD]

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  • 発売日: 2011/10/17
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「噂のモーガン夫妻」はヒュー・グラントとサラ・ジェシカ・パーカーの2人の顔合わせが面白そうと思って観ました。キラキラの都会、セレブの二人が犯人たちの顔を偶然目にして、犯人たちに追われ殺されてしまう危険から遠い田舎でFBIに守られながら生活するというストーリー。離婚の危機にあった彼らはこれを機によりを戻すというハッピーエンドでした。もっとドタバタのラブコメかと思ってましたが、それほどでもなく、普通にまとまってました。最近ヒュー・グラントの活躍は見られず、またサラ・ジェシカ・パーカーが「Sex and the City」の映画の第3弾を作ってもいいとの発言も流れてましたが未だ作られず。ラブコメとかキラキラの世界とかもっと観たいなあと思いました。

ベティ・サイズモア [DVD]

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レネー・ゼルウィガー主演の2000年の映画。彼女はこの映画でゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞。
ウエイトレスをしているベティは浮気をしている旦那が殺される場所に居合わせ、あまりのショックに大好きなテレビドラマの世界で、自分が看護婦として働きドラマの主人公の医者とつきあっているという空想の世界に逃げ込み、ドラマの舞台であるロスに出かけてしまう。顔を見られたと知った犯人2人組はベティの後を追ってくるのだが・・・。コメディタッチで楽しい映画でした。最後はドラマの中でベティが恋していた医者が酷い奴だとわかり振ってしまい、ベティの自立へと向けた新しいスタートへの爽やかな映画になってました。「ブリジット・ジョーンズの日記」や「シカゴ」「ミス・ポッター」など彼女の出た映画は好きで観てましたが、そういえば最近出てないなあと思いました。一体どうしちゃったんだろうな~。

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ヒューゴの不思議な発見・戦火の馬 [Benedict Cumberbatchカンバー]

2本映画を観ました。「ヒューゴの不思議な発見」 と「戦火の馬」です。

「ヒューゴの不思議な発見」

「ヒューゴの不思議な発明」の画像4 

公式映画サイト:http://www.hugo-movie.jp/

マーティン・スコセッシ監督の3D映画です。先ごろ行われたアカデミー賞では最多の5部門受賞(撮影賞、美術賞、視覚効果賞、録音賞、音響効果賞)。原作はブライアン・セルズニックの冒険ファンタジー小説「ユゴーの不思議な発明」。1930年代のパリを舞台に、駅の時計台に住む孤児ヒューゴと、映画を作り今は駅の一角で機械じかけのおもちゃを扱う店を営む老人の物語になっています。映像が美しく、また昔のフィルムもところどころ流れ、初期の特殊映画、SF映画を作ったジョルジュ・メリエスの偉業を讃えた映画になっています。

孤児ヒューゴが警官に追われて孤児院に送り込まれそうになりながらも、父親の形見のような機械じかけの人形の修理をし、その人形を動かすハートの鍵を持つ少女に出会います。その少女のおじいさんはかつて映画作りをしていて、ヒューゴが直していた人形にハートの鍵を入れて動かすと、その人形は絵を描くのでした。その絵はまさしくそのおじいさんが作った映画の有名なワンシーンの絵でした・・・。

孤児のヒューゴが主人公なので、何年か前に観た孤児が主役の映画、「オリバー・ツイスト」(ディケンズ原作)を思い出しました。もちろんイギリスとフランスという違い、時代の違い、色彩の華やかさ、映画のタッチが違いますが、「オリバー・ツイスト」同様、子供が観たらすごくいい映画だなあと思いました。この「ヒューゴの~」の映画にはおもちゃ箱をひっくり返したような華やかさがあり、ファンタジー的な要素がたくさんあってまさに夢のようなステキな映画に仕上がってます。イタリア映画の「ニューシネマパラダイス」のように映画好きな人とってもはずせない映画なのかもしれません。ジョルジュ・メリエスなしには今の特殊効果やSF映画などは考えられないと言われ、その道の人にとってジョルジュ・メリエスは神様のような存在らしいのですが、確かに30年代に既に様々な映画のセットやストーリーなどを自ら考えだし映像に残したメリエスの偉業はこの映画の中からも垣間見れ、思わず今も残っているという彼の映画を観てみたいと思わずにはいられませんでした。

しかしながらスコセッシ監督の別の顔(少年のような一面)を覗いたようで、この監督の映画がますます好きになりました。

「戦火の馬」

「戦火の馬」の画像1 

公式映画サイト:http://disney-studio.jp/movies/warhorse/

スティーブン・スピルバーグ監督映画。 BBCの「Sherlock」で主演のシャーロックを演じたベネディクト・カンバーバッチが出演しているということで観ましたが、カンバーバッチは英国軍の司令官役でちょっとしか出ず残念でしたが、この映画自体が素晴らしかったので大満足でした。

主人公は馬のジョーイ。思わずアメリカのテレビドラマのラブコメ「Friends」のJoeyジョーイを思い出してしまいましたが、そんなお茶らけた話でなく、馬のジョーイを通して描かれた感動作になっていました。イギリスの農家の少年アルバートが育てた馬ジョーイは、戦争が始まると騎兵隊に売られ、イギリス軍からドイツ軍、ドイツ軍の兄弟たちの手からフランスのおじいさんと一緒に住む少女の手へ、そしてまたドイツ軍、イギリス軍・・・と戦火を渡り歩きます。

特に心を動かしたのはドイツ軍とイギリス軍の間で戦っているとき、このジョーイが両者の境界線上の有刺鉄線を体にぐるぐるにからめながら走り回り、しまいには力尽きて倒れこんでしまい、それを見かねたお互いの兵士たちが白旗を掲げながらお互いに歩み寄りこのジョーイのぐるぐる巻きの針金を取り除いてあげ、ちょっとした友情が芽生えるシーンでした。ほかにも兵士になって参戦したアルバートが目に傷を負い、目が見えないのにジョーイがいることを察知し、またジョーイもそれにこたえるようにアルバートの吹く口笛を聞き分け、アルバートの近くに走り寄るその場面は素晴らしかったです。また戦後にジョーイは軍のものとしてセリにかけられアルバートはなけなしの金すべてをもってしてでもセリでジョーイを落とすことができず、結局フランスの少女のおじいさんが孫娘のために競り勝ったのですが、ジョーイとアルバートの間にある絆を見て、そのおじいさんはアルバートにジョーイを譲るシーンもステキでした。

馬好きな人には必見の映画でしょう。戦争映画は苦手な私でしたが、戦争を描きながらも馬の目を中心に描き、主にアルバートとジョーイの絆の物語であるので、その点は戦争映画が苦手な私にはとても良かったです。スピルバーグ監督映画は久々でしたが、この映画も本当に素晴らしかったのでおすすめです。

ヒューゴの不思議な発明 [Blu-ray]

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ヒューゴの不思議な発明 オリジナル・サウンドトラック (Howard Shore / Hugo - original soundtrack) [日本語帯・解説付輸入盤]

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ジョルジュ・メリエスの月世界旅行 他三編/映画創世期短編集 [DVD]

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戦火の馬 オリジナル・サウンドトラック

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2012/02/22
  • メディア: CD


おまけ:

いとこの結婚式に行ってきました。川越の氷川神社での結婚式でした。巫女さんの舞いを奉納してとっても素敵な式でした。また披露宴ではおいしいものがたくさん出ました。鯛、ふかひれ、鮑、伊勢海老、ホタテ、サーロインステーキ・・・。最後は土地柄、狭山茶で締めたのもなかなか良かったです。食事の写真↓だけアップしました。サーロインステーキは食べてしまってあわてて写真を撮りました。その場でコックさんが焼いてくれたのでアツアツでおいしかったです。また随処に桜を使ったもの(スイーツや桜茶、桜のシャンパン、桜の花のいけばな、桜の箸置きなど)の嗜好もステキでした。帰りには桜の花をいただいてきました。

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