天気が良ければ訪ねて行きます [ソ・ガンジュンSeoKangJoon徐康俊]
韓国ドラマ「天気が良ければ訪ねて行きます」(When the Weather Is Fine)を観ました。
韓国ドラマ【天気が良ければ訪ねて行きます】DVD版 全16話
- 出版社/メーカー: ノーブランド品
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2019年の作品。IMDb評価は8・0。ソ・ガンジュン主演。ヒーリングラブロマンス。原作「天気が良ければ訪ねて行きます」を先に読んでいたので期待して観ました。原作本とはまた違った感じでしたが、ドラマはドラマで良かったです。のどかな田舎を舞台にレトロな書店を中心に、静かで暖かくスローな雰囲気が大好きなドラマでした。美しい音楽と美しい映像も魅力的でした。
へウォン(パク・ミニョン)は冬になるとソウルから村の叔母が経営するゲストハウスに戻ってきます。ゲストハウスと目の鼻の先にある「グッドナイト書店」には同級生だったユンソプ(ソ・ガンジュン)がいて、彼は書店とスケートリンク、読書会を切り盛りしていました…。母がDVの父を殺したために高校生の時にソウルからこの村にやってきて叔母と住むことになったへウォン。そのことで噂になり学校でいじめに遭い自殺未遂までした辛い過去があります。一方ユンソプは両親に捨てられ温かな養父母に育てられていましたが、実の母の幻想を時々見たりしています。ずっとへウォンのことが好きだったウンソプと、この冬戻って彼と頻繁に顔を合わせることで彼の温かさを知ることになったへウォンはユンソプにどんどん惹かれていきます…。
へウォンもユンソプもお互いが暗い過去を背負って生きているけれど、この主役の二人だけでなくへウォンを育ててくれてた叔母さんも実は相当重い十字架を背負っていることが後から判明。結構泣けました。ひどく重く暗いシーンもありますが、外は暗くて寒いのに部屋の中は明るくて暖かくてゆっくりと静かに時が流れる感じのドラマなので、それがとっても心地良かったです。音楽もドラマにマッチしていて素敵でした。
グッドナイト書店のブログが原作本の方がもっと心に染みわたる言葉が綴られていた感じだったけれど、ドラマでは最後にほんの少しという感じで少々物足りなかったです。たぶん本を先に読んでいなければこれはこれとして満足していたと思いますが。頻繁にお茶やコーヒーを入れるくつろいだシーンが出てくるので、このドラマを観てるとコーヒーが必ず飲みたくなりました。5話にソン・イェジンさんが学生服でダンスする映画かドラマのシーンが出てくるのですが、映画「ラブストーリー」なのではないかな?と思い楽しくなりました。公開当時観たことがあり、この映画も好きだったなあと思い出しました。またへウォンが手首にヘナを使って絵を描いていてユンソプにも手首にヘナで絵を描いてあげるのですが、インド旅行中に手のひらにヘナを使って絵を描いてもらったことを思い出しました。インドの女の子たちのおしゃれはもっと込入った複雑なデザインでしたが、韓国にもそれに似たこんなおしゃれがあるんだなあと感心しました。今ちょうど観ているドラマ「偶然見つけたハル」に出演してるイ・ジェウクくんとキム・ヨンデくんも出ていたのも楽しかった。特にイ・ジェウクくんの演じるウンソプの同級生で役所勤めの彼の役は、ウンソプの妹役のキム・ファンヒちゃんと共に結構笑わせてくれる役どころで良かったです。ドラマの中にはたくさんの童話や話で盛りだくさんで、良く知られた「幸せの青い鳥」や「鶴の恩返し」の他、知らない話もたくさん使われていました。それもグッドナイト書店の読書会で発表される話の他にもドラマが進行する中で語られる話もあり、ドラマシーンにも合っていて心にグッときました。
それにしてもパク・ミニョンを見つめるソ・ガンジュンくんの眼差しが温かくて胸キュンでした。美男美女のカップルなのでいい目の保養でもありました。ラブロマンスやラブコメよりヒーリングラブロマンスと言われるこの手のジャンルのもの(この「天気が良ければ会いに行きます」ほか「30だけど17です」「ただ愛する仲」「サイコだけど大丈夫」など)が最も好きなジャンルだと思いました。また原作本を読み返したい気分にもなりました。1つ残念なのは冬の話なので冬に観たほうが尚更良かったかもなあと思ったことです。でも観たいときに観れてそれはそれで幸せなのかも。この癒しのドラマ、お勧めです。naonaoお勧め度★★★★★
>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2021-08-22 00:03)